【2024年最新】電子書籍リーダーおすすめ10選｜漫画に適したモデルも紹介

「電子書籍リーダー」と言われても購入するか悩んでいる方は多いですよね。スマートフォンやタブレットでも電子書籍は読めるので、わざわざリーダーを購入する必要性を感じないのはもっとも。しかし、それでも電子書籍リーダーが欲しい人は、「目の疲れ」や「容量」の問題で悩んでいるのでは？

電子書籍リーダーは電子書籍を読むために作られているので、スマホやタブレットよりも快適に読書できます。さらに、電子書籍には目に負担をかけない機能が搭載されたモデルもあり、長時間読書したい方には特におすすめです。

本記事では電子書籍リーダーの特徴やタブレットとの違い・選ぶポイントを解説します。おすすめの電子書籍リーダー10選も紹介するので、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

電子書籍を読むのに、タブレットではなく専用リーダーを選ぶ人の中には、価格が理由の人も多いです。電子書籍リーダーの大手はKindleと楽天koboの2社ですが、どちらもエントリーモデルで約1万円から扱われています。

タブレットの場合、Androidタブレットが中国メーカーのもので3万円程度、iPadの場合は一番安い無印でも4万円弱するため、価格での優位性は非常に高いです。

電子書籍リーダーは見た目は薄いタブレットのようにも見えますよね。同じように使えるのでは？と思ってしまいそうですが、タブレットと同じようには使用できません。もちろん、機種にもよりますが、Kindleや楽天koboといった専用リーダーは以下のような特徴があります。

• ブラウジング不可
• Googleプレイ使用不可
• (アプリが取得できない)

要するに、タブレットで想定するようなアプリ・ゲーム・動画といった使い方が難しく、機能として併用はできません。あくまで電子書籍専用の製品となります。

電子書籍は端末に合わせた電子書籍ストアが決まっています。例えば、電子書籍の有名どころといえばKindle。電子書籍を購入・DLするには、AmazonのKindleストアを使用します。そこまではいいのですが、ふと疑問を感じるのはGoogleプレイストアなどの漫画アプリですよね。

実はKindleはプレイストアの無料アプリには非対応です。昨今では「コミックシーモア」「LINE漫画」など無料の漫画アプリが増えており、プラットフォームも幅広いですよね。これらを使用するには、Googleプレイストア対応の端末である必要があります。

《電子書籍リーダーの対応》

また、Yahooの電子書籍サービスである「ebookjapan」は専用の電子書籍リーダーがありません。このようなサービスの場合は、kobo & Kindleでは閲覧出来ないため、それ以外のGoogle対応端末でアプリを落とす・ブラウザで読むといった対応が必要です。

電子書籍リーダーは端末内にDL済みの書籍を開くため通信料はかかりません。しかし、DLするときは別。基本的にはWi-Fiが必要で、一部端末は4Gのキャリア回線にも対応しています。(キャリア回線を使用するにはSIMカードの挿入が必要)

ちなみに、Kindleや楽天koboは、あらかじめ端末をストアアプリ側に登録しておくことで、自動的に端末にDLされます。実際に購入してDL、そして閲覧までのハードルは低いです。それ以外のGoogleプレイストアに対応した端末の場合は、アプリを開く時に通信が必要になります。

電子書籍で一時期流行った「自炊」。手持ちの漫画を裁断し、スキャナーで全ページを電子書籍リーダーに取り込んで表示する方法です。本を裁断する善し悪しは別として、この自炊には「スキャナ」とスキャナを接続する「PC」が必要になります。

スキャンした書籍をPDFや画像データとしてパソコンに取り込み、それをさらに電子書籍リーダーに移す方法が一般的。ちなみに、最近ではSDカード非対応の電子書籍リーダーも増えているため、データの移行にもやや知識を要する場合があります。

電子書籍リーダーが気になる方の中には「スマホでも電子書籍が読めるのに、わざわざ買う必要があるかな？」と悩んでいる方もいると思います。電子書籍リーダーを使うメリットは以下の通りです。

• 電子ペーパーを採用しているので、目に負担がかかりにくい
• 単純に画面がスマホより大きいので見やすい・疲れにくい
• フロントライトなので目を直接照射しない
• スマホのような通知がない&バッテリーの持ちがいい
• 数百冊の小説や漫画を持ち歩ける
• タブレットより本体価格が安い

電子書籍リーダーは長時間画面を見続けることを前提に設計されている分、スマホやタブレットと比べて目の負担を抑えられるのが最大の魅力。しかも通知がないのでより集中できます。

実は電子書籍リーダーにはデメリットもあります。

• カラー非対応
• 端末によってアプリ非対応の場合あり
• ページめくりで残像が出る場合あり
  (最近はだいぶ軽減されています)
• 最新のタブレットよりもレスポンスが悪い

このように、まずカラー雑誌を見たい場合は白黒の電子書籍リーダーではなく、通常のタブレットが選択肢に。ちなみに、カラー対応の電子書籍リーダーは海外製が一部ありますが、無印のiPadが購入できる価格のためおすすめしません。また基本的に最新のタブレットのような素早いレスポンスは期待できません。

また、端末によっては選んだ時点で、電子書籍を購入するストアも自動で決定されます。(KindleはKindleストアのみなど)さまざまな漫画アプリを試したいなら、Android系の電子書籍リーダーがおすすめです

ここまで説明した通り、電子書籍リーダーを購入する時点で、対応する電子書籍ストアが自動的に決定されます。そのため、今後膨大となりえるデータを預けるプラットフォームをこの時点で決めなければなりません。

数年、数十年に渡って付き合っていくデータとなるため、Amazonや楽天を選ぶのか、あるいはGoogleアプリに対応する端末にするのかなど、よくご検討ください。

電子書籍リーダーを選ぶときは必ず容量を確認しましょう。電子書籍の中でも、漫画は必要となる容量が大きくなります。小説をメインで読む場合は問題ありませんが、漫画をメインで読む方は容量には32GB以上がおすすめです。

また、クラウドに保存して必要な時に読み込むタイプはそこまで容量を気にする必要はありません。ただし、あらかじめ読み込む手間はかかります。

電子書籍リーダーの画面サイズは、読みやすさと持ち運びやすさの両方を兼ね備えている7〜8インチのモデルがおすすめ。重すぎず外出時でもサッと持ち出せるサイズです。また選択肢が多いのも魅力。

漫画や雑誌をメインで読む場合は、さらに大きい10インチの電子書籍リーダーも選択肢に。ただし、12インチ以上では重さが気になるため、大きくても10インチを目安とするのをおすすめします。

電子書籍リーダーにおける解像度とは、ディスプレイを構成する粒子の細かさのこと。「ppi」単位で表され、画面サイズが大きくなればなるほど、粒子が粗く少ないと画も粗く見えてしまいます。

しかし、7〜8インチで小説やエッセイ本などの文字中心の書籍の場合、解像度はそれほど考慮しなくても大丈夫。画面の荒さが気になるのはコミックの場合で、300ppi程度あれば綺麗に見えます。

もっとも、ブラウザやGoogleプレイアプリを使用する場合、サービス側の解像度設定の影響も大きいです。特にYahooの「ebookjapan」はデータ量は大きいものの、とても綺麗に見えると評判です。

電子書籍リーダーはただ本が読めるだけではありません。便利機能が搭載されたモデルも多数登場しています。ここでは便利機能について紹介するので、購入時の参考にしてください。

電子書籍リーダーの中には、防水機能が搭載されたモデルもあります。防水機能が搭載されていれば、キッチンでレシピを確認したり半身浴をしながら読書したりできます。防水性能の高さはスペックに記載されているIPXの数値を確認してください。IPXの数値が大きいほど、防水性が高いことを表します。

電子書籍リーダーの中には、辞書機能が搭載されたモデルもあります。電子書籍を読んでいて意味を分からない単語が出てきても、すぐに意味を調べられるので便利です。スマホでわざわざ検索する手間もかかりません。

翻訳機能も搭載していれば、海外の書籍も翻訳しながら読めます。辞書で言葉の意味を調べることが多い方に特におすすめの機能です。

自炊(紙の本をPDFにした電子書籍リーダーで読めるように電子化すること)をしたい方は、PDFを閲覧できるモデルを選びましょう。また、PDFにも対応している電子書籍リーダーであれば本だけでなく、仕事の書類も確認できます。PDFの閲覧機能があると、さまざまな使い方ができるので便利です。

電子書籍リーダーの中には、あらかじめ専用スタイラスペンが付属しており、手書きメモに対応している商品もあります。電子書籍リーダーとして以外に、電子メモ・電子ペーパーとしても利用できるため、大学やビジネスでも活躍します。

電子書籍のストアアプリ自体は、マイページにて購入した書籍の保存先を「SDカード」に設定できる場合が多いです。ただし、電子書籍リーダー本体がSDカードに非対応のものが多く、SDカードを活用して容量を増やすような使い方をしたいなら、端末自体しっかりした選定が必要です。

電子書籍リーダーを購入するときにストアの対応が重要な話はしてきましたが、どこのストアがいいのか迷いますよね。購入したデータは永久的に自分のものですが、端末の会社を変えると互換性がなくなり閲覧できなくなるため、最初の選択が重要です。

そのストア選びに関してまず第一に考慮したい点は、日常的に使用しているサービスを利用している会社かどうか。要するに、

• Amazonプライム会員の人

→Kindle(Kindleストア)がおすすめ

• 楽天ポイントを貯めている人(楽天経済圏)

→楽天kobo(楽天ブックス)がおすすめ

• どちらにも属さず、その他の電子書籍アプリを中心にしたい人

→Kindleとkobo以外の端末を選ぶ

このように選ぶのがおすすめです。ちなみに、Kindleと楽天はどちらもアプリとしての性能に大きな違いはありません。ただしストアとしては、楽天の方がセールやキャンペーンが多いです。

ここまで電子書籍におすすめの電子書籍リーダーについてご紹介してきました。しかし、最安でも1万円〜3万円程度かかる、またストアが限定されるなど拡張性が乏しい、そしてタブレットよりも動作が遅い理由で「ではタブレットではどうか？」と思う人もいますよね。

実は使い方によってはタブレットの方がいい場合も多く、理由は以下の通りです。

• iPad mini6(2021年発売 8.3インチ)が59800円で購入可能
• レスポンスが早い
• Kindleやkoboをはじめ電子書籍アプリの対応が広い
• 電子書籍リーダーとして以外の使い道が幅広い

この通り、実はコスパがいいのが何よりの理由です。今なら最新のiPad mini6がコミック中心の電子書籍用としてはマストの声も多いです。

電子書籍リーダーがあれば、移動中に本を読んだり、半身浴をしながら漫画を読んだりできます。さらに、スマホやタブレットより快適に読書を楽しめるのが特徴です。ぜひ本記事を参考に、自分に合った電子書籍リーダーを見つけてください。