電気シェーバー（電動髭剃り）の寿命を解説｜ラムダッシュなどのおすすめシェーバーも

充電してもすぐに電池切れになったり、剃り味がイマイチだったり、使用期間が長い電気シェーバー（電動髭剃り）の不調で買い替えを考えている方も多いですよね。冷蔵庫や掃除機と同じように、電気シェーバーにも寿命があります。

使用頻度・パーツにもよりますが、バッテリーの寿命は大体3〜4年といわれています。替え刃の寿命はさらに短く約1〜2年です。女性用のものでも1年〜5年程度になります。毎日使うとパーツの寿命はさらに短くなり、メーカーによっても寿命が異なります。

この記事では電気シェーバーの寿命の目安について詳しく解説します。さらにラムダッシュ・ブラウンなどメーカーごとの特徴・できるだけ長持ちする使い方・おすすめの電気シェーバーも紹介しますので、ぜひチェックしてください。

寿命と交換の頻度が高い電気シェーバーの替え刃は、メーカーごとに交換の目安が異なります。メーカーごとの交換時期の目安・替え刃を長持ちさせるコツを紹介しますので、参考にしてください。

電気シェーバーの中で最も寿命が短いのが替え刃です。硬い毛を剃り続けるので刃が摩耗し、剃り味が落ちていきます。パナソニックが、製品を購入して1年以上たった方に対して行った調査によると、シェーバーの刃を交換したことがない人の割合は全体の57％にものぼります。「最近剃り味が落ちた」と悩む前に、適切な時期の交換を心がけましょう。以下で、メーカーごとの替え刃の交換時期を紹介します。

ブラウン・フィリップスは内刃と外刃がセットで販売されているので、交換時期が管理しやすい点が魅力です。パナソニック・日立は内刃と外刃が別売なので、交換時期を管理する必要があります。日立の内刃・外刃一体型電気シェーバーも、ブラウン・フィリップス同様にセットで販売されています。

なお、替え刃の交換時期はあくまで目安です。剃りにくくなったと感じたら、交換時期を待たずに交換しましょう。

せっかく電気シェーバーを買っても、長く使えなければもったいないですよね。長く使うためには、替え刃を長持ちさせることが重要です。ここでは、替え刃を長持ちさせるコツを紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

シェーバーオイルの使用は、替え刃を長持ちさせるコツです。基本的に、シェーバーには小さなオイルのボトルが付属しています。使い方は簡単で、電気シェーバーをきれいに掃除した後にオイルを垂らすだけです。

シェーバーオイルはハンドクリームなどに使われる肌に配慮した成分でできているので、オイルが付いた刃でも問題なく使用できます。付属のオイルは別売でも販売しているため、常に用意しておきましょう。

フィリップスの回転式電気シェーバーはオイルさしが不要なので、剃り味が悪くなってきたら刃の替え時です。

メーカーが指定してる方法で掃除をすることもとても大切です。刃のお手入れをきちんとしていなければ、肌への摩擦も多くなり、その分モーターへの負担も多くなります。購入した際に付随している説明書をきちんと読んで、適切な方法でメンテナンスを行いましょう。

定期的な掃除がめんどうな方は、全自動洗浄充電器が付属しているものを購入するのもおすすめですよ。

電動シェーバーのバッテリーの多くは、iPhoneなどのスマホと同様にリチウムバッテリーです。リチウムバッテリーを採用した電動シェーバーの寿命を回数に換算すると、バッテリーをすべて消費して充電するサイクルをおよそ500回繰り返します。

年数に換算すると約2〜4年、使い方によっては10年持つ場合もありますが、使えば使うほどバッテリーの寿命は短くなるので、使用頻度に大きく左右されます。

電動シェーバーが作動しているときのサインによって、バッテリーの寿命が判断できます。では、どのようなサインがあるのか見ていきましょう。

バッテリーが寿命を迎えると、フル充電をしてもすぐに切れてしまいます。充電交流式の場合は電気シェーバーに直接コードを繋いでいれば問題ありませんが、使い勝手が悪くなってしまいます。

電気シェーバーの連続使用時間はメーカーやモデルごとに違うため、取扱説明書に記載されている時間よりも短い時間しか使用できない場合はバッテリーの寿命を疑ってください。充電の頻度が高くなった時は、買い替え時期のひとつの目安です。

電気シェーバーからいつもと違った作動音がするのも、寿命のサインの1つです。バッテリーが寿命を迎えると、正常に動かすパワーがなくなり異音がする場合もあります。

また、バッテリーではなくモーターが故障している可能性もあります。モーターが故障した場合は修理、あるいは買い替えをしなくてはいけません。修理に出すのは手間や費用がかかるので、剃り味や肌への負担が少ない新モデルへの買い替えをおすすめします。

バッテリーを長持ちさせて、できるだけ電気シェーバーを長く使うためにはいくつかのコツがあります。以下では、その2つのコツについて解説します。

電気シェーバーのバッテリーやモーターは湿気に弱く、洗面所で保管すると寿命を縮めてしまいます。洗面所で電気シェーバーを使う方が多いですが、防水性能を持たない電気シェーバーは故障の原因になる可能性があります。

洗面所で電気シェーバーを使用した後は、高温多湿の場所を避けて保管してください。

電源コードを差しっぱなしにすると過充電になり、バッテリーが満タンの状態で電流を送るのも同じく過充電になり、バッテリーに負担がかかります。

場合によってはバッテリーが高温になり、破裂や発火を起こす場合もあります。充電ができたら、電源コードを抜いて保管しましょう。

バッテリーの交換・基盤の故障など、内部の修理はメーカーに依頼するのがおすすめです。自己修理も可能ではありますが自分で電池交換や分解して修理すると、メーカー保証の対象外となってしまいます。自己修理は、自己責任で行いましょう。

パナソニックの電気シェーバー「ラムダッシュ」は、剃り心地のいいカミソリとして人気を集めています。

ラムダッシュの替え刃は、外刃が1年・内刃が2年が交換時期の目安とされています。使用しているうちに切れ味は少しずつ悪くなっていくので定期的に交換しましょう。またラムダッシュはたくさんのシリーズの製品が発売されています。刃の型番を確認してから替え刃を購入しましょう。

パナソニックのシェーバーは、スピーディーに深剃りできる「ラムダッシュ」シリーズがよく知られています。ハイパワーのモーターや肌への刺激を抑えられる「30°鋭角ナノエッジ内刃」などを搭載しており、どんなタイプのヒゲでもしっかりと剃れるのが特長です。

フィリップスの電気シェーバーの大きな特長は、「回転式」にこだわっている点です。高速回転する3つの円盤型のヘッドが肌に密着します。また、自動研磨機能を搭載しているので、使うほどに刃の切れ味がアップします。

ドイツ生まれのメーカー「ブラウン」は、往復式の電気シェーバーを販売しています。360度密着システムや3連密着ブレードなどの技術により肌にしっかりと密着し、剃り残しの少なさを実現しています。また、100％の防水性能も謳っており、お風呂や洗面所でも問題なく使用可能です。

日立の電気シェーバーは、独自開発の「ロータリー式」を採用しています。一見往復式に見えますが、回転する円筒状の内刃でヒゲを巻き込んで深剃りできるので、シャープでパワフルな剃り心地です。T字カミソリのような感覚で剃れるので、深剃りしたい人におすすめのメーカーです。

人気メーカーのブラウンでは、期間限定でブラウンシェーバーの買い替えキャンペーンが行われています。現在使っているシェーバーを下取りに出し、対象商品を購入するとキャッシュバックされる、というものです。下取り予定のシェーバーを撮影し、お店に設置されている回収ボックスに入れると応募できますので、買い替えを検討されている方はチェックしてみてください。

電気シェーバーは、小型家電リサイクル法の対象品目であるため、リサイクルゴミとして処分しなければなりません。自治体によって電気シェーバーの処分方法は変わってくるので、住んでいる地域の自治体の処分方法をきちんと確認しましょう。小売店によっては回収ボックスを設置している店もあるので、参考にしてくださいね。

電動シェーバーは、使い続けていれば必ず寿命がきます。できるだけ長く使うには、寿命が長くなるよう意識しながら大切に使う必要があります。替え刃の交換も忘れずに行い、常に最高の剃り心地の電気シェーバーを使いましょう。