霧ヶ峰エアコン「ムーブアイ」を徹底解説｜iマークの意味・位置・設定方法は？

ムーブアイとは、三菱のエアコン「霧ヶ峰」に搭載されている遠赤外線の温度感知センサーのことです。部屋の暖かい空気は放っておくと上にたまり、冷たい空気は床付近にたまります。ムーブアイは、天井・壁・床の温度を見るだけではなく、人の動きや人の位置も察知する働きがあります。

ムーブアイで検知することで、冬は冷えているところを温めたり、夏は冷やしすぎないようにしたりと気流を制御できます。快適な温度や体感で過ごせるようにエアコンが自動で働く優れものです。

このムーブアイは年々進化しており、2018年には未来温度を予測できるAIが搭載され、2019年には空気の流れも検知できるようになりました。この記事では、ムーブアイが搭載されたエアコンについて詳しく解説します。また、ムーブアイ搭載エアコン12選やiマークの意味、設定方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

冷たい空気は床付近に、温かい空気は天井付近の上の方にたまる性質を持っています。そのため、室内の温度は上と下でムラができてしまいます。寒い季節は暖房運転時に足元が冷えてしまう場合もありますよね。

床温度を検知できるムーブアイなら床や壁の温度から体感温度を測り、空気の性質による室内の温度差を解消します。さらに、上下の温度ムラを検知する自動的にサーキュレーターモードとなり、天井にたまりがちな温かい空気を循環させます。

ムーブアイは赤外線センサーが天井・床・壁などの温度に加えて、人間の手先・足先などの温度から体感温度を測定します。さらに、室内の温度ムラをなくし、部屋のどこにいても快適な環境を作れます。

 
センサーが人の位置を察知し、左右フラップを別々に動かして、2か所同時に気流を吹き付ける機能のほか、体感温度を検知して冷房・送風の自動切換えができる「ハイブリット運転機能」により、無駄のない省エネ運転も可能です。

三菱エアコンに搭載されているムーブアイは、3つの種類があります。上位機種には「ムーブアイ極（きわみ）」またはAI搭載の「ムーブアイ mirA.I.+（ミライプラス）」というランクアップした機能を搭載しており、より細かな温度計測・分析と運転制御でより快適な運転を行うのが特徴です。ムーブアイの種類については、以下で詳しく解説します。

ムーブアイは遠赤外線の検知センサーですが、2009年に発表された「ムーブアイ」にはお部屋の空気の温度だけではなく、床や壁などの温度から体感温度を測って、人の位置も計測する機能があります。部屋の中での検知エリアは752エリアです。「ムーブアイ」は、現行モデルではXシリーズ・Rシリーズ・Sシリーズに搭載されています。

2014年に発表された「ムーブアイ極」は「ムーブアイ」よりさらに進化したタイプです。名刺サイズほどの大きさで部屋全体を4152エリアに分割した場合、2009年登場のムーブアイの探知エリアが752に対して、ムーブアイ極は3008となりました。

人の位置や床・天井・壁などの温度を探知するだけではなく、人の頭や手足などのパーツを細かく見極めて、0.1°C単位で人の手先・足先の体温を検知する機能があります。FLシリーズ・Xシリーズに搭載されています。

2018年に発表されたムーブアイmirA.I.（ムーブアイミライ）は、360度センサー搭載で、設置している壁側の日射熱も判別ができます。住んでいる住宅の断熱性や気密性など、住宅性能を学習する機能を持ち、部屋ごとに外気温や日差しの影響を予測し、暖房・冷房の強さを調整する機能が搭載されました。

さらに2019年に登場したムーブアイmirA.I.+（ムーブアイミライプラス）では、窓などから熱が流出する割合も判別するほか、温風・冷風など風の流れを判別できるようになりました。この機能が搭載されていることにより、ソファーなどの障害物があっても自動で風を調節し人のいる場所へ届けます。検知エリアは61800でFZシリーズ・Zシリーズに搭載されています。

現行の三菱エアコンに搭載されているムーブアイの種類は、シリーズごとに以下のように違いがあります。

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ここではムーブアイを搭載した機種の購入者の口コミを紹介します。ぜひ購入する際の参考にしてください。

三菱ルームエアコン霧ヶ峰FZシリーズは、「ムーブアイmirA.I.」の技術が認められ、2018年に省エネ大賞を受賞しました。三菱電機のエアコンは、モーター・熱交換器・ファンなどのハードの性能は業界水準の中でもトップクラスの性能を誇っていました。

実は、1℃温度を上げるだけで、10％省エネ性が悪化するといわれています。そのため、実際に省エネにつなげるためには使い方を効率的にする必要があります。ムーブアイmirA.I.の先読み機能は、熱い・寒いといいった不快感を感じないように先読みしていく快適性を追求した技術です。

三菱ルームエアコン霧ヶ峰は、ムーブアイを動作させて部屋の床や壁などの温度、体感温度、人の動く状態などを判断して運転をします。ムーブアイの動作を止めると、室温のみで運転が可能です。

ムーブアイの止め方は、エアコンの機種ごとに異なりますが2通りあります。設定から体感（ムーブアイ）を押して「入」「切」を選んで操作するか、リモコンにある体感ボタンを押して「入」「切」を操作できます。

ナビランプ（iマーク）は、エアコンからナビ通知があるときに点灯します。iマークは、Zシリーズでは葉っぱのようなマークです。みまもりランプは、運転停止中で「カビガード」「高温・低温みまもり」が「入」のとき、「霧ヶ峰REMOTE」で「熱画像」が有効のときに点灯します。

クリーンランプは内部クリーン運転中に点灯し、フィルターお掃除メカ運転中の意味です。また、運転ランプは運転中白に点灯し、運転モードや動作によって色が変わります。

今回は、菱エアコンに搭載されているムーブアイ機能のメリットや特徴、おすすめの商品を紹介しました。ムーブアイ搭載エアコンは室内にいる1人ひとりの体感温度を見極めて、設定を切り替える必要なくお部屋全体を快適な温度に設定してくれます。ぜひムーブアイを活用して、快適な時間を過ごしましょう。