アイスコーヒーも作れるコーヒーメーカーおすすめ16選｜ホット・アイス兼用

自宅でも本格的な美味しいアイスコーヒーが飲めたら嬉しいですよね。一般的なコーヒーメーカーはホットコーヒーしか作れませんが、アイスコーヒーも作れるコーヒーメーカーを選べば、ホット・アイス兼用で楽しめますお店のようなコーヒーが手軽に楽しめます。

アイスコーヒーメーカーは、抽出方法（ドリップ式・水出し式）や手動・全自動など、商品によって使い勝手が異なります。せっかく購入しても使ったのは最初だけ、とならないよう無理なく使えるものを選びましょう。

今回は、アイスコーヒー対応のおすすめコーヒーメーカーや、選び方のポイントを紹介します。美味しいアイスコーヒーを入れるコツ・作り置きしたいときのポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

抽出方式は大きく分けて「ドリップ式」と「水出し式」の2つです。淹れ方や味が違うので特徴をご説明します。好みが分かれる部分でもあるので、しっかりチェックしてください。

ドリップ式は挽いたコーヒー豆を熱湯で抽出し、ホット・アイス兼用の場合は、ホットコーヒーを氷で冷やしてアイスコーヒーを作ります。ドリップ式は「全自動」「手動」「ミル付き」「ミルなし」に分かれます。さっぱりとした味と短時間で淹れられる点が特徴です。

デメリットは時間の経過で酸味が出てしまう点と、氷で冷やすので分量を間違えると味が薄くなってしまう点。保存がきかないので保存をせずに淹れたてを飲むのがおすすめです。薄くならないように、濃いめにホットコーヒーを淹れるのがポイントです。

水出し式は、ボトルにセットしたコーヒー粉を水で抽出してアイスコーヒーを作る方式です。ドリップ式とは異なり氷不要で、味わい深いコーヒーができあがります。

デメリットとしては商品にもよりますが、約6～8時間ほどの抽出時間がかかります。時間はかかるものの、深みのある美味しいコーヒーが楽しめるため、より味にこだわりたい方におすすめです。

淹れ方は大きく分けて2つ、「手動」か「自動」です。手動はミル引き、抽出などをすべて自分で行います。メリットは豆の量やお湯の量などで味の調節が自在にできるところ、デメリットは分量の調節を人間が行うので、味が安定しないところです。

自動はミル引き、抽出などをボタン1つですべて行います。自動なので味が安定する点がメリット。味の微調整ができないところがデメリットです。こだわりを持つ人は手動、手軽で味に安定感を持ちたい人は自動を選んでください。

1度にできるサイズは決まっています。1人で使うか、家族や友人と使うかによって容量・サイズを決めましょう。1人分は180ml、たくさん飲みたい人は250mlくらいを目安にしてください。1Lの容器なら5杯分、つまり5人分です。

また、抽出したアイスコーヒーをそのまま冷蔵庫で保存できるタイプもあります。作り置きも可能なので、保存ができるタイプであれば1人で大容量サイズでも問題はありません。10人以上の場合は、複数個の購入をおすすめします。

ボトル型やコーヒーマシンなど、さまざまな形状があります。ボトル型であれば、大きさは水入れ容器と変わりません。アイスコーヒーの保存も兼ねて、冷蔵庫にそのまま入れられるサイズです。使わない時は棚にも収納できます。

マシンは商品にもよりますが、小型なら縦・横・高さが30cm以上あれば設置・収納可能です。購入前に設置場所と収納場所の3辺が30cm以上あるか確認してください。

毎日使うのであればお手入れのしやすさも確認しましょう。パーツを分解できるもの・パーツが少ないもの・サーバーの口が大きいものなら洗いやすく、いつでも清潔さを保てます。食洗器が使えるコーヒーメーカーもあるので探してみてください。

ハリオは東京にある耐熱ガラスのメーカーです。「ガラス（玻璃）の王」がメーカー名の由来で、さまざまなキッチンウェアを出しています。コーヒー関連でもサーバー・フィルターなどをそろえていて、V60ドリッパーが人気です。

アイスコーヒーメーカーは独自のV型円すい形のドリッパーの下に長いアイスストレーナーがある構造で、できたてのコーヒーを急冷しておいしさを保ちます。他に水出しコーヒーポットもあり、いずれも食洗器対応です。

サーモスはステンレス魔法瓶で有名なメーカーです。断熱技術を得意としており、真空保温調理器具なども出しています。コーヒーメーカーにもその技術が活かされ、真空断熱構造で保温にも保冷にも優れているのが特徴です。

コーヒーメーカーは電動式がメインで、ポットが広口なので氷を入れてドリップすればアイスコーヒーが作れます。また、サーバーに氷を入れてセットするだけで簡単に作れる、アイスコーヒー専用メーカーも人気です。

イタリアの家電ブランドであるデロンギはコーヒーメーカーの代表格とも呼ばれています。ドリップコーヒーメーカー・全自動マシン・エスプレッソマシンなどラインナップが豊富なところと、おしゃれなデザインが人気です。

デロンギには「アイスコーヒーモード」が搭載されたモデルがあります。アイスコーヒーに適した抽出温度や時間を完璧にコントロールし、香り高いアイスコーヒーを楽しめるのが魅力です。砂時計のようなフォルムも際立っています。

カリタは神奈川県にあるコーヒー機器総合メーカーです。コーヒーミル・ドリッパー・ドリップポットなどコーヒーに必要なものなら何でもそろいます。カリタのアイスコーヒーメーカーは手動式で、独自のサイフォンパルプ付き冷却器が特徴です。

抽出されたコーヒーがサイフォンパルプにたまるため、すぐに流れ出ずしっかり氷に触れて急冷されます。これによりコーヒーの香りやコクが逃げません。冷却器を外せばホットコーヒーも作れます。

シロカは2000年に設立された日本のメーカーです。コマーシャルなどの広告をあまりしていないのに、口コミで評判となり人気になりました。

そんなシロカのコーヒーメーカーはデザインがスタイリッシュなのが魅力です。また操作方法が簡単なので、初めてコーヒーメーカーを購入する方にもおすすめです。

アイスコーヒーの豆には深煎りで苦みとコクが強め、酸味の少ないコーヒー豆の方が合います。氷を入れて飲む場合が多いので、薄まってもしっかりとコクを感じやすいように深煎りを選ぶのがおすすめです。

豆のタイプは中～細挽きを選びましょう。製品によって細挽き不可の場合もあるので、取扱い説明書で確認をしてください。

ここでは、ドリップ式の基本的な手順をご紹介します。詳しくは取扱説明書にてご確認ください。

1. コーヒーメーカーにペーパーフィルターを装着
2. 挽いて粉になったコーヒー豆を、フィルターに適量入れる
3. コーヒーメーカーに記載のある水分量を目安に水をいれる
4. すべての工程のあと、コーヒーメーカーの抽出ボタンを押す

フィルターは抽出中に破けないよう厚めのタイプを選びましょう。また、水分量は、水を少なめに入れると濃くなり、多めに入れると薄く仕上がります。

ここではコーヒーの「水出し式」の作り方をご紹介します。水出し専用ポットを使いますが、フィルターを使うタイプと、ストレーナに直接入れるタイプがあります。どちらも、コーヒーの粉を入れたあとに「水」を注ぎます。

水出しコーヒーの場合、抽出するまでにかかる時間は8時間ほど。寝る前に用意して冷蔵庫に入れておけば、翌朝には美味しいアイスコーヒーが出来上がっています。アイスコーヒーを作る時のポイントは水です。「水出し」の場合は軟水を使用しましょう。

使う水は軟水のミネラルウォーターや浄水器の水をおすすめします。水出しは時間はかかりますが、ゆっくり抽出するのでまろやかな味わいが特徴です。

コーヒーを冷蔵庫に入れる時は必ず密閉してください。空気に触れると酸化して味が劣化します。コーヒーを淹れてそのまま冷蔵庫に入れるタイプのコーヒーメーカーなら密閉ボトルの可能性がありますが、専用のボトルへの移し替えをおすすめします。

移し替えるタイミングはコーヒーができ上がった後です。抽出後の冷やしている時はコーヒーの味にかかわるので、移し替えないでください。美味しいコーヒーを飲むために、冷やし終わった後に移し替えるようにしましょう。

アイスコーヒーメーカーで作ったコーヒーを美味しく飲めるのは2～3日までです。保存期間については1週間ほどと言われていますが、できるだけ早めに飲みきりましょう。コーヒーは時間が経つにつれて、風味が損なわれてしまいます。

また、アイスコーヒーは必ず冷蔵庫で保存してください。常温で保存すると数時間で風味や味が損なわれるだけでなく、夏場はコーヒーがダメになってしまいます。

アイスコーヒーメーカーを使えば、美味しいアイスコーヒーが自宅でも簡単に作れます。全自動のアイスコーヒーメーカーは価格が高いものもありますが、水出しのコーヒーメーカーなら安価で気軽に購入可能です。アイスコーヒーが好きなら1度お試しください。自宅で毎日美味しいアイスコーヒーが飲めますよ。