電気ポットの捨て方・処分方法を徹底解説【分別は何ゴミ？粗大ゴミ？】

電気ポットや保温ポットは便利アイテムなだけあり、多くの家庭で利用されています。簡単にお湯を沸かせるため、朝の忙しい時間でも簡単に利用できます。しかし、長期間使っていると寿命が来てしまうために処分しなくてはいけません。

電気ポットを処分したいと考える方は多いですが、何ゴミとしてゴミの分別をしたらいいのかご存知ですか？また、自治体のルールに従った正しい捨て方も把握しておくのが大事です。初めて捨てる方は粗大ゴミでいいのかなど迷ってしまいますよね。

そこで今回は、電気ポットの捨て方・回収してもらう際の注意点などを徹底解説します。その他にも、買い替えの際のおすすめ電気ポットなども紹介するので必見です。本記事を読んで、電気ポットの正しい捨て方について知ってもらえたら嬉しいです。

電気ポットを処分したくても何のゴミに分類されるのか分からない方は多いです。いざ捨てたいとなった時のために、分別のほうも把握しておきましょう。

自治体によって違いはあるものの、基本的には電気ポットは燃えないゴミ（不燃ゴミ）になります。不燃ゴミに当てはまる場合は、不燃ゴミの日に出すだけで大丈夫です。ただし、東京都練馬区・板橋区・世田谷区などのほとんどの地域では1辺が30cmを超えると粗大ゴミとして扱われるので注意しましょう。

電気ポットを不燃ゴミとして捨てるときは、大きさを測って不燃ゴミか粗大ゴミかをチェックしてくださいね。

基本的に電気ポットは不燃ゴミになりますが、違う分類になるケースもあります。サイズによって粗大ゴミになったり、お住まいの地域によって小型家電リサイクル法が適用されたりすることがあります。

粗大ゴミ・小型家電リサイクル法が適用される場合のどちらでも、自治体によって捨て方が変わります。不燃ゴミだと思って捨ててしまうと回収されなかったり、罰金になったりする恐れがあるので、必ずお住まいの地域・自治体のルールをチェックしましょう。

小型家電リサイクル法は、主に家電や電化製品に含まれる貴重な金属などの資源をリサイクルするために平成25年から施行されている法律です。多くの小型家電が対象で、電気ポットも小型家電リサイクル法の対象ですが、適用されるとどうなるのでしょうか。

ここでは、小型家電リサイクル法と、この法律にあてはまる場合の処分方法を詳しくご説明します。

小型家電リサイクル法は、使用済みの小型家電のリサイクル・適切な処理のために平成25年から施行されている法律です。家電の中には、金・銀・銅などのリサイクルできる希少な金属のほか、環境・人体に有害な物質も含まれるので、回収して正しく処理する必要があります。

400以上の小型家電が対象で、電気ポットもこれに当てはまります。もし違反すると30万円以下の罰金になりますので、知らずに違反してしまうことがないようにしっかり確認しましょう。

回収方法は自治体によって異なりますが、不燃ゴミのように普通のゴミとして出すことはできません。普通のゴミの日とは回収場所や日時が変わったり、回収場所を何ヵ所か設けたりしている自治体が多くみられます。

中にはゴミ収集センターへの持ち込みが可能だったり、市役所などに回収ボックスを設置している場合もあります。ただし、回収してくれる時間帯が決められていたり、事前に連絡が必要なケースもあります。

まずはお住まいの地域の公式ホームページなどでルールを調べて、わからないときは市役所に問い合わせて確認しましょう。

自治体のルールで小型家電リサイクル法が適用されず、電気ポットが不燃ゴミに当てはまる場合は、不燃ゴミの日に捨てましょう。

不燃ゴミの回収はそれぞれの地域で違いますが、不燃ゴミ用の指定ゴミ袋を購入・使用して捨てることが多いようです。この場合、指定ゴミ袋以外のゴミ袋を使用したり、そのままゴミに出したりすると回収されないことがあるので注意が必要です。

多くの自治体では一辺が30cmを超えると粗大ゴミの扱いになるので、大きさを測るのも忘れないようにしましょう。

小型家電リサイクル法が適用されず、電気ポットが粗大ゴミに分類される場合は粗大ゴミとして捨てましょう。不燃ゴミか粗大ゴミかの違いは、多くの場合1辺が30cmを超えるか、重さが5kg以上あるかどうかで決まります。

粗大ゴミの捨て方は自治体によって差があるものの、コンビニなどで粗大ゴミ用のシールを購入し、指定の日時に出すと回収してくれる場合が多いですよ。

捨てる前に事前の連絡が必要な場合があるため、自治体のルールに沿ってゴミ出しをしてください。マンションにお住まいの方は、管理会社に問い合わせてみましょう。

小型家電リサイクル法が適用され、不燃ゴミ・粗大ゴミとして出せない場合は、自治体の回収ボックスに電気ポットを捨てましょう。回収ボックスの利用は一部有料ですが、ボックスの口に入るサイズの家電は無料で利用できるところが多いです。

多くの場合、回収ボックスは市役所に設置しており、自治体に数ヶ所設けてあることがほとんどです。毎日回収している自治体でも、回収時間には制限を設けているケースが多くを占めるので、事前に確認してください。

自分で粗大ゴミセンターに持ち込むのも、電気ポットを捨てる方法の1つです。粗大ゴミセンターへの持ち込みは、自治体や品目によって無料・有料かが分かれます。しかし、ほとんどの場合で1点につき数百円以内で収まることが多く、業者に依頼するよりはコストを抑えられます。

粗大ゴミは複数まとめて出すと費用が安くなり、手間も抑えられます。粗大ゴミセンターを利用するなら、電気ポットだけでなく不要な粗大ゴミも一緒に出してしまいましょう。持ち込みには事前の連絡が必要なことが多いので、地域の粗大ゴミセンターに確認してくださいね。

回収業者に依頼するのも、電気ポットの処分方法の1つです。ゴミに出す・持ち込みするなどの方法は自分でゴミを持っていく労力がかかるので、忙しい方や手間をかけたくない方にはあまり向いていません。

処分する費用がかかりますが、回収業者は家まで引き取りにくるので労力はかけずにすむ方法です。業者に依頼をする場合は必ず見積もりを取りましょう。また、他の処分品もまとめて出した方がお得なのでおすすめです。

大手の家電量販店などでは、使わなくなった家電を下取りし、新しい家電をお得に買い換えるサービスを提供しています。もし要らない電気ポットの処分後、新しく買い換えを考えているなら下取りに出すのもおすすめです。

もちろんすべての家電が対象というわけではありません。対象品目に当てはまるもので、製造年が比較的新しいもののみ下取りするケースがほとんどです。

また比較的新しい対象品目であっても、破損や故障、傷や劣化が目立つ場合は下取りをしてもらえないことがあります。もし状態が悪い場合はほかの方法も考えておきましょう。

電気ポットの処分方法として、リサイクルショップに出すのもおすすめです。人気の製品で新品同様であれば、高く買い取ってもらえる傾向にあります。

リサイクルショップを利用するメリットは、要らなくなった電気ポットを現金化できることです。また、当日の持ち込みができるのも、すぐに処分したい方にとっては嬉しいポイントです。

ただし、古くて状態が悪かったり、人気の製品でなかったりするとあまり高く売れない場合が多いです。少しでも高く売りたい場合は、値段交渉をしたり、複数のリサイクルショップに足を運んだりしましょう。

電気ポットの捨て方は自治体によって変わるため自治体のルールを遵守しましょう。市役所の公式ホームページで調べるか自治体に問い合わせをして確認してください。買い替えるなら、下取りや買取りに有利な人気製品を選ぶのもおすすめですよ。