ホームベーカリーにイースト自動投入は必要か？安い商品も！レコルト・シロカにある？

ホームベーカリーを使用しても、毎回同じようにふっくらとしたおいしいパンに焼き上がるとは限りません。パン作りに慣れている方でも、日によってふくらみ方が異なることはよくあります。パン生地のふくらみを左右するのは、パン作りに欠かせないドライイーストです。

ホームベーカリーにドライイースト自動機能が必要か悩んでいる方もいます。しかしイーストの自動投入機能付きのホームベーカリーならふくらみ方が安定し、おいしいパンが焼けます。

本記事ではイーストの自動投入機能のメリット・人気のシロカやレコルトにはイースト自動投入機能が付いているのかお答えします。また象印・パナソニックなどの人気メーカーの紹介やイースト自動投入機能を搭載しているホームベーカリーのおすすめ商品も紹介していますのでぜひ参考にしてください。

イースト自動投入では、こねの段階の丁度いいタイミングでイーストを投入し混ぜ合わせます。直接塩や水分に触れないため発酵が成功しやすく、ふくらみのいいきめ細かい生地に仕上がるのがメリットです。

また、時間をおいて作る予約タイマー機能を使用しても失敗しにくいのがメリットです。イーストは湿気に弱いため、長時間他の材料と一緒にしておくと活性が弱まる場合があります。イーストを自動投入の専用ケースに入れておくことで、こね始めるまでイーストを湿気から守れます。

デメリットは、イースト自動投入のタイプは価格が高いことです。ホームベーカリーは機能がシンプルな機種だと、6千円～7千円で購入できます。一方、イースト自動投入機能がついていると、低価格の機種でも1万7千円ほどなので、1万円以上差がつくことも。

イースト自動投入があれば失敗しにくいメリットは大きいですが、ホームベーカリーの使用頻度が低いとコスパが悪く感じることになりかねません。値段と使用頻度を確認しながら検討していきましょう。

パナソニックのホームベーカリーは、安い機種から高級機種まですべてにイースト自動投入機能を搭載しています。また、室内・庫内それぞれの温度センサーがこまめに温度をチェックし、最適な工程で作るためパンのふくらみ方が安定しています。

初心者でも簡単にパン屋さんのような本格食パンが作れることから、ホームベーカリーの人気ランキングでも常に上位を独占しています。

側面や底面のIHで焼くタイガーのホームベーカリー。発酵が終わるとIHが最高温度まで一気に立ち上がり、高火力で生地を焼き上げます。そのため外はカリッと、中はふっくらとした食感を楽しめるのが特徴です。

タイガーの現行商品は2種類です。どちらの機種も、パン生地冷却ファンと3つのセンサーにより、生地の温度を管理して過発酵を防ぎ、季節問わず、いつでもふっくらとしたパンが焼き上がります。

象印のホームベーカリーは現行商品で2機種ありますが、イーストを自動投入できるのは1機種です。イーストや具材を入れる容器は丸洗いできるので、お手入れが簡単で衛生的。また、コース番号がふたに表記されているので取扱説明書を見なくても操作できるのがポイントです。

家にある薄力粉で手軽にパンが作れる「薄力粉コース」や、食パン専門店「地蔵家」が監修した「プレミアムリッチコース」など、象印独自のコースを楽しめます。

ホームベーカリーのメーカーではシロカも人気があります。ただし、現時点ではシロカのホームベーカリーにはイースト自動投入機能を搭載したモデルはありません。

しかし、基本機能は充実していますし、シンプル構造はお手入れがしやすく故障しにくいメリットも。イースト自動投入機能にこだわらないのであれば、シロカのホームベーカリーもおすすめです。

シロカと同様にレコルトの製品にもイースト自動投入機能はありません。しかしコンパクトでおしゃれなデザインが人気です。また「厚窯パンケース」が採用されており、熱が一気に伝わり外がかりっと中はもちっとした食感に仕上がります。

アイリスオーヤマのホームベーカリーは、シンプルな操作方法で初心者でも迷わずに使えるのが特徴です。ただし、イーストやドライフルーツの自動投入機能はないため、手動で投入する必要があります。

しかし、その分操作がシンプルであり、リーズナブルな価格で初心者にも手が出しやすいのがポイントです。

ホームベーカリーは機種によって容量が異なります。主流な容量は1斤のタイプ。4人くらいで一度に焼きたてを味わうのに調度いい量です。イースト自動投入機能がついているモデルは、この1斤タイプが多いです。

一度にできるだけ量を作りたい方には1.5～2斤タイプのホームベーカリーもありますが、その分本体も大きくなるので置き場所を確保しましょう。

ホームベーカリーで作れるのはパンだけではありません。機種ごとにメニューは異なりますが、うどん・パスタ・ピザ生地・お餅・ケーキなど、豊富なメニューを搭載している機種が多くあります。

ホームベーカリーを使って、料理やパン作りの幅を広げたい方は、メニュー数が多い機種を選ぶといいです。もしパン作りに一時的に飽きてしまっても、他の料理を作れるとホームベーカリーを活用する機会が増え、おうち時間が充実します。

ホームベーカリーでの焼き上がり時間は通常3～4時間です。そのため、夜にセットして朝にできたてを味わえる予約タイマーがついているものがおすすめです。

早く作りたい方には1～2時間で焼き上げられる早焼きコースを搭載している機種がおすすめ。早焼きコースでは発酵時間が短いため、通常よりイーストの分量が多く他の材料の配合も変わります。とはいえ、早焼きでも意外とおいしく焼けるとの声が多いです。

ホームベーカリーは生地をこねている段階で稼働音が発生します。音が気になる方は、静音性のある機種を選びましょう。たとえば、パナソニックの機種では1ｍほど離れたところで45～50db（デシベル）程度で、それほど気になりません。

マンションやアパートで下の階への稼働音を抑えるには、テーブルに防振マットを敷いてからホームベーカリーを乗せるのが有効です。実際に使ってみて音が気になる場合には、防振マットで対策しましょう。

イーストの自動投入機能とは別に、レーズン・ナッツなどの具材を自動投入できる機種もあります。具材を自動投入できると焼き上がりまで放置できるため、予約タイマーをセットして作るときにおすすめです。具材の自動投入機能がない機種では、パンの発酵が終わって焼き上げに入る前に具材を投入します。ブザーでタイミングを教えてくれるタイプがほとんどです。

外側がパリパリで中がふんわりもっちり、耳も中身も柔らかくふわふわのソフトパンなど、食感や焼き加減の好みは人それぞれです。家族で好みが違ったり、いつも同じでは飽きるので時々焼き加減を変えたいときは焼き加減を調節できる機能があるものがおすすめです。

ホームベーカリーでは焼けない種類のパンが食べたいときは、こね・発酵モードを使って生地を完成させれば、後は形成してオーブンで焼くだけなので面倒な手間を省けます。焼きモードが独立している機種は、ホームベーカリーで焼き芋を作れ、こねモードを活用すれば、うどんやピザ生地も作れます。

イーストは27℃～36℃の温度帯で活動が活発になり、パン生地にふくらみを出します。また、水に触れると発酵が進み、塩に触れると発酵の力が弱くなります。他の材料と一緒に投入するときは、強力粉を入れたあと中央にくぼみを作りその中にイーストを入れてください。

ドライイーストの自動投入機能がない場合は、予約時にドライイーストを入れてそのまま待機することになります。ドライイーストを入れておくと、発酵しすぎてしまい、ドライイースト特有のニオイや酸味が出てしまうこともあります。ドライイーストを使うなら予約なしで作るか、イースト自動投入機能ありの機種を使ってみてください。

できるだけ安いホームベーカリーが欲しいと考える方もたくさんいます。ここでは安さの理由とおすすめメーカーを紹介します。詳しく知りたい方は、下のリンク先の記事もチェックしてください。

• 安い理由：機能が少ない・マイナーなメーカー
• おすすめメーカー：ツインバード・MK

ホームベーカリーを購入したいけど、使い続けられるかどうかわからないので躊躇してしまう方もいます。そんな方には、レンタルがおすすめです。ホームベーカリーをレンタルするメリットを見ていきます。

• 焼きたてのパンがリーズナブルに作れる
• 人気のある商品が試せるため欲しい商品を見つけられる

レンタル業者によって違いはありますが、1日から1ヶ月程レンタル日数が選べます。長くレンタルすれば、自分で購入しなくてもホームベーカリーのある暮らしが実体験できます。新しい機種を試してもいいですし、欲しい機能がついたものからチョイスするのもおすすめです。

パン作りを成功させるためには、イースト自動投入のホームベーカリーがおすすめです。本体の価格は高めですが、イーストの位置やタイミングを考える必要がないので、初心者でも簡単においしいパンが作れます。ぜひパン作りにチャレンジしてくださいね！