アイロンに霧吹きは必要？｜おすすめリネンウォーター紹介【代用品・ファブリーズは？】

カッターシャツやハンカチのドライアイロンがけをしても、シワがなかなか伸びてくれない時がありませんか？シワが伸びないと「方法が間違っているのかな？」と不安になってしまいますが、実は簡単にカッターシャツやハンカチのシワを伸ばせるアイテムがあります。

アイロンがけをしているときに霧吹きを使うと、スチームアイロンのように簡単にシワ伸ばしを助けてくれます。使い方は、霧吹きに水を入れてアイロン掛けをする前に衣類にシュッシュとかけて湿らせるだけです。

今回は霧吹きの基本やスチームとの違い・おすすめリネンウォーター紹介を紹介します。また、100均で買えるスプレーボトル・プロ愛用の霧吹きも紹介するので必見です。本記事を読んで、霧吹き購入時の参考にしてください。

霧吹きはアイロン掛けをする前の衣類を湿らせるために使います。霧吹きの容器に水を入れて、衣類のシワ部分を湿らせてアイロン掛けをすると、簡単にシワを伸ばせます。霧吹きの中身は薬液を使った方がいいのでは、と思われる人も多いものですが、霧吹きの中に入れる水は水道水で問題ありません。

また綿や麻の頑固なシワを伸ばすときは、ドライアイロン&霧吹きの組み合わせがおすすめです。ドライアイロンでアイロン掛けをするとしなやかでハリのある仕上がりになるので、カッターシャツやハンカチのアイロン掛けにぴったりです。

ただし、スチームアイロンをドライアイロン＆霧吹きで代用するのはおすすめできません。その理由は、後ほど解説します。

スチームアイロンでアイロン掛けをする時も霧吹きは必要です。なぜならスチームアイロンから出るのは水蒸気、霧吹きの水蒸気は単なる水分です。スチームアイロンから出る水蒸気と霧吹きの水は異なります。

スチームアイロンでスチームをかけるときは主にニットやセーターをふんわり仕上げたい時に使用しますが、霧吹きはシワ部分を湿らせて衣類のシワを伸ばしやすくするために使用します。スチームアイロンとスチームでは、水滴の大きさが違うため、しっかり考慮しておきましょう。

スチームアイロンの水蒸気は小さいので綿や麻素材をすり抜けてしまい、これらの素材のシワを伸ばすのは困難です。このような場合は、霧吹きであらかじめ衣類のシワ部分を湿らせてからスチームアイロンでアイロン掛けをする必要があります。

いつもは水道水の霧吹きの中身をリネンウォーターに変えると、衣類や周りの空間がいい香りに包まれますし、アイロン掛けが楽しくなります。リネンウォーターは天然由来のものが多く、精製水や精油を使用して作っているので人体に悪影響はありません。

柔軟剤や香水に比べて香りがきつくなく、アイロン掛けの他にもカーテンやクッションにも使用できます。ほのかに香るので嫌みの全くない香りが特徴的です。また、リネンウォーターは簡単に手作りできるのでオリジナルのリネンウォーターを作れます。

【リネンウォーターの作り方】

【用意するもの】

• お気に入りの精油　50滴（好みにより調整）
• 無水エタノール　　50ml
• 精製水                 200ml
• 混ぜる用の容器・混ぜる用の棒（混ぜられればOK）
• 出来上がりを入れる容器

【作り方】

• 容器に精油・無水エタノールを入れてよく混ぜます。
• 精油と無水エタノールがよく混ざったら、精製水を入れてよく混ぜたら出来上がりです。

【注意点】

• 精油とエタノールは発火性があるため、火の近くで使用しないでください。
• 精油に色がついていると、衣類に精油の色がついてしまうので無色の精油を選んでください。
• 妊娠中や小さいお子さんがいる家庭は使ってはいけない精油があるため注意しましょう。
• 精油が直接肌に触れてしまうと肌荒れの原因になるので注意しましょう。

リネンウォーターを使用するときは、スチームアイロンの給水口にリネンウォーターを入れないようにしましょう。給水口にリネンウォーターを入れると、給水口の内部を劣化させてしまうおそれがあるからです。

またアイロン自体が水以外をスチームの給水口に入れるのは禁止している機種が多いので、持っているアイロンの説明書をしっかり読みましょう。

空のボトルにお金をけたくない方には、ダイソー・セリアなどの100均で売っているシンプルなスプレーボトルがおすすめです。柄物は少なく、シンプルであるからこそ長く使えると評判です。

中には傾けて使える霧吹きや、細かいミスとを放射するスプレーも取り扱っています。特に小型のミストスプレーは持ち歩きに便利なのが、使い方で一番便利だとおすすめされています。

すぐに霧吹きを用意できないときは、ほかの方法でアイロン掛けを行いましょう。衣類のシワを伸ばしたいときは、以下の方法もあります。どれも手軽に試せる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

• 湿らしたあて布を使う
• 生乾きの衣類にアイロン掛けする
• スチームアイロンを掛ける

これらの3点が霧吹きを使わない代用方法です。あて布を使う際は色移りを防ぐために、白や淡い色の布を選びましょう。また、乾ききっていない衣類にアイロンを掛けたり、スチームアイロンを活用したりする方法も効果的です。

霧吹きはファブリーズと少し用途が違います。霧吹きは衣類のシワを湿らせてアイロン掛けをするとシワを伸ばしやすくできますが、ファブリーズはアイロン掛けの前に衣類についたニオイを消す消臭効果があります。

また、ファブリーズはアイロン用仕上げ剤の代わりにはなりません。ファブリーズを使用した時にアイロン用仕上げ剤と併用をしてしまうと、布地の上で混ざってしまうおそれがあるので同時に使用するのは避けましょう。

アイロン掛けをするときに霧吹きは必須アイテムです。綿や麻のシワを伸ばすためには、霧吹きでしっかり衣類を湿らしましょう。また霧吹きにリネンウォーターを入れてアイロン掛けをすると、いい香りに包まれるので憂鬱なアイロン掛けが楽しくなりそうですね。