タンク式食洗機おすすめ8選｜後悔やデメリットはある？【めんどくさいって本当？】

お皿洗いを面倒に感じた経験はありませんか？食洗機を買ってしまえばそんな悩みも解決されますが、値段が高い場合も多くなかなか手を出しづらいですし、設置場所も悩みます。食洗機は水道から給水ホースが届く場所にしか設置できないため、導入に踏み切れない方も多いですよね。

ですが、実はタンク式食洗機なら置き場所を選ばす工事不要で、今までの悩みを解決できます。とはいえ、1人暮らし用から4人家族用などサイズも豊富で、パナソニックなどの有名ブランド以外からもさまざまなモデルが販売されています。下から給水タイプやスリムタイプなど種類も豊富で選ぶのも大変です。

そこでこの記事では、タンク式食洗機のメリット・デメリットや後悔しないかなど、実際に使った人の口コミ・おすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。

食洗機は、大きく分けて「ビルトイン型」と「据え置き・卓上型」の2タイプですが、さらに、「据え置き・卓上型」は「分岐水栓式」と「タンク式」の2タイプあります。分岐水栓式は取付工事が必要ですが、タンク式であれば取付工事不要なので気軽に導入できるのがメリットです。

タンク式食洗機とは、本体についているタンクにためた水を使用して食器を洗う食洗機です。タンクに水を注入する作業のみ手動で、食器洗い・排水・乾燥は自動で行われます。サイズはコンパクト・スリムなものが多く、一人暮らしにも最適です。

分岐水栓式食洗機は、既存の水道に分岐水栓を取り付けて直接給水する方式の食洗器です。自動給水のため毎回水を汲み入れる必要はありませんが、分岐水栓の取り付け工事や手間がかかるデメリットもあります。

タンク式の中には分岐水栓式にも対応したモデルも。分岐水栓式は自宅の水道に合った分岐水栓を購入する必要があるため、導入の際は必ず確認しましょう。

タンク式食洗機の一番のメリットは、設置場所の自由度が高い点です。電源があるところであればどこでも使えますし、他にも以下の点が挙げられます。

• 取り付け工事、蛇口の分岐工事が不要
• 初期費用が安い
• コンパクトなので、使わない時は片付けておける
• 少ない水できれいに洗える
• 熱湯を使える

タンク式食洗機は1～3人分の食器に対応する商品がほとんどなので、一人暮らしや少人数家族にぴったりです。工事不要なので賃貸住宅にも設置できます。タイマーなどの便利な機能を搭載している商品もあり、選択肢が多いのも特徴です。

タンク式食洗機にもデメリットがあります。そもそも食器の収納容量が少ないので、大人数には向きません。他にも以下の点が挙げられます。

• 形状が立方体に近いので、意外と奥行きがある
• タンクに水を入れる手間がかかかる
• 排水場所を確保しなければならない（バケツを用意するなど）
• 排水ホースをしっかり固定できず、排水中に暴れる場合がある

「排水」の問題があるため、設置場所が自由と言いながらもシンクの横など、水回りへの設置が必要になります。

タンク式食洗機は1～3人用が一般的ですが、2021年に発売されたパナソニックの「NP-TSP1」なら4人家族に対応しています。また、スリムな形状のため奥行きが狭い場所にも設置可能です。

分岐水栓式として使える点もポイント。パナソニック独自の洗浄力と、キッチンに馴染みやすいシンプルなデザインも口コミで好評です。

タンク式食洗機のメリット・デメリットをご紹介しましたが、実際に使った人の口コミも気になるところですよね。ここでは、人気の4商品の口コミをご紹介します。

タンク式食洗機はコンパクトで省スペースで設置できるのが魅力ですが、流しに直接排水する場合は排水ホースをシンクに固定しなければなりません。そのため、本体はシンクの近くに置く必要があります。

シンクに設置できるスペースがない場合は、ラックやキッチンワゴンに置き使うときだけシンクまで移動するか、バケツに排水するといいです。タンク式食洗機は、使用時に水場の近くに置く必要がある点に留意しましょう。

タンク式食洗機は自分が必要とする収納容量を備えているかのチェックも大切です。一人暮らしでも自炊をするとなると、食器だけでなく調理器具も洗わなければなりません。

基本的にタンク式食洗機は少容量です。食器だけでも1～3人分までしか対応できません。よってフライパンなど大きい調理器具を入れるのは相当に無理があります。大きい調理器具は手洗いし、タンク式食洗機で洗うのは小さい調理器具やお皿だけ、と用途を分けるのがおすすめです。

食洗機の容量は、最低でも家族3人以内で食器20点前後、4～5人で40点前後収納できる容量を目安に探しましょう。容量の大きなものを選べば、鍋・フライパンといった調理器具などの大きなものも洗えるので、置き場所と予算が許すのなら家族の人数を問わず大きなものを選ぶのがおすすめです。

タンク式食洗機を購入する前に、設置場所を決めておくと安心です。設置の際は左右後方に0.5cm以上空間を空ける必要があるので、その分を忘れず加味してサイズを確認しましょう。

もう1つチェックするべきポイントは、食洗機のドアの開き方です。タンク式食洗機のドアは前開き・前開き式上下2枚・上開き式の3タイプがあります。

前開き・前開き式上下2枚タイプはドアを十分に開けられるだけの余裕が必要です。そのため、本体設置場所面積は本体の大きさよりも広く見積もらなければなりません。一方、上開き式は省スペースで済むので、設置場所を広く取れない場合におすすめです。

食洗器は、庫内に温水を噴射して洗う方式がほとんどすべての食洗器で共通しています。機種によって多少の違いはあるものの、どれもほぼ同じ程度の洗浄力を持っています。

選ぶ際は乾燥能力に注目しましょう。送風のみのものと、ヒーターと送風をあわせて乾燥させるものがあり、後者の方式の方が比較的乾燥能力が高い傾向にあります。ただ、卓上型にはそれほどパワーがないので、劇的な効果は求めないようにしましょう。

タンク式食洗機も、定期的にお手入れが必要です。食品のカスが残ったまま使い続けると、雑菌やカビが繁殖します。庫内洗浄・除菌機能付きの商品もありますが、ご自身の手で丁寧なお手入れもするのも重要です。

お手入れの頻度は、食品のカスが付着しやすいフィルター・メッシュカバーは毎回、ノズルは月に1回が目安です。それぞれのパーツが外れる商品であれば、パーツの隅々までお手入れできます。

本体のお手入れは、月に1回が目安。パッキン部・ドアのヒンジ部・ヒーターカバー部の汚れは庫内洗浄機能では取れませんので、重点的に手洗いを行いましょう。

食洗機は、運転音が静かな商品がおすすめです。特に集合住宅や住宅密集地で使う場合は、近所迷惑になりかねません。

音の大きさは「dB（デシベル）」で表され、この数値が大きいほど音は大きい、といった意味です。住宅街の騒音の環境基準は昼間が55dB、夜間が45dBです。よって40dB以下の食洗機であれば、それほど気になる音にはなりません。

しかし、音の感じ方には個人差があります。また夜間は音が響きやすく、遠くまで伝わるものです。静音性に優れた商品でも就寝時の使用は避けましょう。

タンク式食洗機は上から給水するものが多く、シンクの上に設置すると背の低い人や女性にとっては一苦労です。腕が疲れるだけでなく、食洗機を使うの自体が億劫になってしまいます。

そこでおすすめなのが下から給水できるタイプ。給水口が下についているものであればシンクから近い位置で汲み入れられるため、給水に関わるストレスを解決できます。

タンク式食洗機は一人暮らしや少人数世帯向けのためコンパクトです。他のタイプと比較しても安価で、価格は2万円台から揃っています。シンプルに洗うだけでいい方は、乾燥機能なしモデルであればさらに低価格で電気代も節約できます。ただし乾燥機能がないと、消費電力は抑えられるものの自然乾燥になる点に留意しましょう。

タンク式食洗機を選ぶ際のポイントは、ライフスタイルによっても変わります。タイマー機能があれば、留守にしている間でも食洗機が洗ってくれるので便利ですし、電気代が安い夜に洗うのも可能です。

時短モードがある食洗機は、お皿1枚から使えます。さらに所要時間も20～30分なので、ちょっとした洗い物をするのにぴったりです。

さらに節水モードがあると、手洗いよりも使う水の量が少なく済むので節水にも繋がります。一人暮らしで光熱費を節約したい方にもおすすめの機能です。

アイリスオーヤマの食洗機はなんと言ってもコスパ抜群！洗浄力も十分で除菌や乾燥、予約機能などいろいろな機能がついてもお財布に優しい価格設定となっています。KISHT-5000やISHT-5000、PZSH-5Tなどの約3万円で買える高機能なモデルがたくさんあっておすすめです。

サンコーのラクアは価格が安い上に洗浄力が抜群！高温のお湯を上下から噴射して洗浄するため、きれいに洗浄できます。価格が安いと洗浄力に不安がみられるものが多いですが、ラクアは高価格帯の食洗機に引けを取りません。

また、すっきりとしたデザインも好評。シックなブラックカラーも人気です。

シロカの食洗機は価格に応じてさまざまなモデルを選べます。安価でシンプルなSS-M151やオートオープン機能が付いて自然乾燥できるSS-MA251、UV除菌機能が付いて食器以外にも使用できるSS-MU251などがあります。自分の好みに合ったものを選びましょう。

置き場所に困らないスリムな食洗機が欲しいならパナソニックがおすすめです。コンパクトなものからファミリー向けの大きめのものまで幅広く揃っています。中には奥行き約34cmのスリムなタンク式食洗機も発売されました。

タンク式食洗機は、現代の住宅事情にも適した手軽で便利な食洗機です。多機能な商品も多く、想像以上に食器をきれいに洗ってくれます。お皿洗いは時間がかかる上に、手荒れや水の冷たさも気になるものです。ぜひとも手に入れて日々のお皿洗いを楽なものにしましょう。