食洗機台おすすめ14選｜置き場ない場合の置き方は？【アイデア・自作も】

食洗機は時短できるメリットがある一方で、どうしてもかさばりがちですよね。スペースがない・どこに置くか決められないといった悩みにより、購入を断念する方も少なくありません。

そこでおすすめしたいのが食洗機台です。これがあれば食洗機置き場の細かい調節ができたり、シンク周り以外の他の場所に食洗機を置いたりできるようになります。また食洗機台は自作や代用も簡単にできるため、1台持っていて損はありません。

本記事では、食洗機台の選び方・おすすめ商品を紹介します。工夫やアイデアを凝らした自作方法・代用法についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

食洗機台を置く場所として一般的なのが、調理台の上です。調理台の上なら給水や排水を邪魔しませんし、位置的にも食器を入れやすいといったメリットがあります。ただし、食洗機台を置く分のスペースが塞がれるので、料理や下ごしらえの際に狭いと感じるのは否めません。

調理スペースが多少狭くなっても許容範囲であれば、使い勝手のいい点でおすすめの場所です。調理台の上は候補に入れておきましょう。

調理台が狭いと食洗機を諦めてしまいがちですが、食洗機台をシンクの上に渡して空間を有効活用する方法があります。シンクの上に渡す方法は、給水や排水を妨げないので使いやすいですが、シンクにはみ出すので水に濡れる可能性があります。なので、サビに強いステンレス製がおすすめです。

また、シンクのスペースが狭くなるので台所用洗剤を置く場所がなくなったり、予洗いやシンクでの作業がやりにくくなったりする場合があります。シンクでの作業にどれだけ影響するかの見極めが必要です。

キッチンの窓が飛び出した作りになっているなら、飛び出た部分を利用して食洗機台を設置する選択肢があります。この場合、窓の飛び出した部分とカウンターの段差があると設置できません。段差がある場合は、段差に対応した食洗機台を選ぶと解決します。

ただし食洗機を設置すると、窓を塞ぎ手元が暗くなる可能性があるので、設置前に何か他のものを置き、窓を塞ぐとどのくらい暗くなるのかを確認しておきましょう。

シンク周りに食洗機台を置く場所がない場合は、脇にシンクの高さや食洗機台を乗せるカウンターの高さに合う、ワゴンやラックを使う方法があります。この場合、キッチンスペースの確認とワゴンやラックをシンクの高さに合わせる必要があります。

狭いキッチンにワゴンやラックを置くと動線を妨げる可能性があり、シンクの高さに合っていないと食器を入れにくいと感じる場合があるからです。ある程度のスペースがあり、シンクの高さに合うものが見つかれば、シンク周りにスペースがなくても食洗機台を設置できます。

一人暮らしの方であれば、冷蔵庫の上に設置する方法もあります。ファミリー用の大型冷蔵庫は背が高く設置しても届きませんが、一人暮らし用の冷蔵庫であればデッドスペースになっています。直接食洗機を置く場合は、耐熱性を確かめて食洗機がのせられる耐荷重かどうかチェックしてください。

ただメーカーが推奨する設置場所でありませんので十分な確認が必要です。また直置きが気になる方は、冷蔵庫上用の棚や置台を設置するのがおすすめです。商品によっては、冷蔵庫上のデッドスペースを有効利用できるものがたくさんあり、食洗機以外のものも乗せられます。

食洗機を設置する際は本体サイズだけでなく、周囲のスペースと使用時を想定して食洗機の扉の開閉がスムーズに行えるかどうかを確認しましょう。食洗機台を使用する場合は、食洗機と台を合わせた高さで設置できるかどうかがポイントです。

段差があると水平に置けないので、水平に置ける十分なスペースがあるかどうかも確認してください。食洗機の扉を開ける際、蛇口や周囲のものにぶつからないかどうかも要チェックです。3つのポイントをすべてクリアできるよう、設置スペースと本体サイズを確認して決めてください。

調理台の上に設置する場合はワークスペースを確保できても、火の近くには置けませんのでコンロから遠ざけるようにしましょう。シンクの高さと食洗機台の高さが合っていないと、使いにくくなってしまいます。そのため、まずはシンクの高さを測り同じ高さに設置できるかどうかを確認してください。

高さ調節ができる食洗機台は食洗機の下のスペースを有効活用できますし、掃除がしやすいといったメリットがあります。

調理台の上に調味料や調理用品を置いている場合は、食洗機を設置するとさらにワークスペースが狭くなってしまいます。食洗機以外のものも置いておきたいなら、幅を調節できる食洗機台を選びましょう。

幅を調節すれば、食洗機台の横に調味料ラックや調理用品を置いておけます。食洗機で家事が楽になっても、ワークスペースが狭くなりキッチンが使いにくくなるのは本末転倒です。ワークスペースの確保も考え、設置場所を決めてください。

耐荷重は重要ポイントのひとつです。どんなに多機能でおしゃれな食洗機台でも、食洗機本体を支えられないようだと価値が下がってしまいます。食洗機台の耐荷重を確認する際には、乗せる食洗機の重量を考慮に入れたうえでアプローチしましょう。

食洗機台の多くは既製品であり、個々のキッチン事情を想定した寸法・デザインではありません。設置場所によってはガタつきが生じたり、不安定だったりする場合もあります。しかしアジャスターがあれば脚の高さを微調整できるほか、滑り止めが付いていれば揺れ・振動などを抑えられる可能性が高いです。

ニトリやパナソニックなどの、人気のブランドやメーカーから選ぶのもおすすめです。ニトリには安価で購入できるラックの種類が豊富にあり、食洗機台としても活用できます。パナソニックの食洗機を使用している方は、パナソニックのものを使いましょう。サイズが合わないなどのトラブルもありません。

また、IKEAの「脚付きフレームステンレススチーム」は、食洗機専用の台ではありませんが、上に天板を置けば食洗機台として活用できると人気を集めています。他にも、山崎実業など人気のブランドやメーカーがあるので、ぜひチェックしてください。

市販の食洗機台ではスペースや高さが合わないなら、自作する方法があります。まずは幅・高さ・奥行きをしっかりと採寸しておきましょう。材料は好みやキッチンの雰囲気に合わせて決められますが、DIYで人気のホワイトウッドが使いやすくておすすめです。

木材は購入時に、ホームセンターでカットしてもらえます。コーナーを補強するクランプや、ビスを合わせて購入してもさほど費用はかかりません。コストを抑えたいのであれば、100均でも道具を揃えられます。天板には、耐荷重のあるメタルラックもおすすめです。

キッチンに段差や出窓がある方は、TAKAYAMAが販売している「どこでも食洗機台シンク2」がおすすめです。どこでも食洗機台シンク2は、スリムで頑丈なスペース脚を採用している食洗機台です。邪魔な補強棒がないのでキッチンが広々使えて掃除もしやすく、脚も天板もステンレスでサビにくくお手入れも簡単にできます。

使い方は、キッチンのカウンターや段差、出窓に固定し、2本の脚で支えるように設置します。そのうち1本はシンクの中に入れますが、シンクが右側または左側の場合でも、脚は外側・内側と付け替えができます。

また、食洗機やキッチンに合わせてサイズをオーダーメイドできるのも魅力的です。食洗機台を置きたいけど、キッチンにゆとりを持って広々使いたい方におすすめします。

下にビルトインタイプの食洗機をシンク下に設置する場合は、シンク下にある扉を開けて奥行のサイズを測定します。なぜなら、シンクの下には給排水用の配管があるため奥行きのサイズが短い場合があり、設置できないケースがあるからです。シンク下に食洗機を設置する場合、以下の条件であるかどうか確認してください。

• シンクキャビネットの扉幅が45cm以上ある
• 扉奥が41.5cm以上ある
• 扉内の奥行が60cm以上ある
• キッチン底からシンク下までの高さが47cm以上ある

国内のメーカーのビルトインタイプの食洗機の多くは幅が45cmですが、中には60cmのものもあります。奥行きが65cm以上あれば、ほとんどの機種に対応可能です。

キッチンが狭く置き場所がなくても、食洗機台を使えば食洗機を導入できます。シンク周りに食洗機台を置くスペースがない場合は、ワゴンやラックでも代用可能です。作業の邪魔にならないように設置すると、家事効率がアップするのは間違いないです。ぜひ検討してください。