ホットカーペットの収納方法・しまい方｜ニトリ・ダイソーなどの収納袋も

11月〜4月あたりの寒い時期に暖房やストーブと並び活躍するホットカーペットは、使わない時期の正しい片付け方があるのをご存じですか？カーペットやラグは、お手入れ・収納方法を間違えてしまうとダニやカビが繁殖してしまったり、シワができてしまったりします。

しかし、ホットカーペットのお手入れや収納方法はそんなに難しくありません。正しいお手入れ方法や収納方法を知っておけば快適にホットカーペットが使えます。また、収納袋や収納ケースを使うときれいに収納できて便利です。

この記事ではホットカーペットをしまう時期・方法・収納方法・たたみ方や収納に便利なおすすめ収納袋をご紹介します。ニトリや100均の電気カーペット収納袋についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

電気カーペットをしまう時期も迷いますよね。単純に考えて、しまう時期は「電気カーペットが不要になる時」です。ホットカーペットは電源をOFFにすれば普通のカーペットのように使えるので、足下がやや冷える4月頃までは敷いておけます。

そして5月頃の暖かくなってきた時期にしまうのがおすすめです。ホットカーペットは11月から敷き始める場合が多いので、11月～5月までのおよそ半年程度使います。そのため収納期間も同じく半年ほどになります。

まずは収納前にダニを駆除しておきましょう。収納している間のダニの繁殖を減らせるからです。

ホットカーペットに「ダニ退治」のモードがあれば活用します。なければ高温で1時間温めると駆除完了です。商品によってはカーペットをぐるぐる巻きにしてからダニ退治を行うものもあります。説明書を読んで行いましょう。

床に敷いて使われるホットカーペットは、表面に食べ物のカスやゴミが付着しやすいです。また、裏面にも床の汚れが付きます。そのため、ホットカーペットの両面を掃除機で掃除しましょう。

次に掃除機で取り切れなかった表面の汚れ・菌をきれいに落とします。雑巾に中性洗剤や水に溶かした重曹を染みこませ、ホットカーペットの表面を丁寧に拭きましょう。

最後にホットカーペットの湿気を取り除きます。ホットカーペットを通電させ、完全に乾燥させましょう。この時、一番暖かい温度に設定すると素早く乾燥させられます。

また、自然乾燥する手段もあります。機種によって天日干しや陰干しができるかどうかが異なるため、取扱説明書や洗濯絵表示で確認しましょう。

収納前にホットカーペットを掃除する際には、中性洗剤や水に溶かした重曹を雑巾に染みこませて拭く必要があります。拭いた後のホットカーペットは水気を含んでおり、そのままたたんで収納してしまうと水分を餌にカビが繁殖しやすくなるので注意です。

拭いた後はホットカーペットの電源を入れ、必ず表面の湿気を逃がすようにしましょう。ホットカーペットに触り、完全に乾いているのを確認したら収納してOKです。

圧縮袋とは、袋に入れたものを圧縮してコンパクトにする商品です。使うときは袋にアイテムを入れて空気を抜く手順で行います。ホットカーペットにもこの圧縮袋は使用可能で、厚いホットカーペットを見違えるほど薄く収納でき便利です。

しかし、空気を抜いて無理矢理圧縮する圧縮袋の特性上、ホットカーペットに使用するとシワや傷が発生する原因になります。そのため、大切にホットカーペットを保管したい場合は、圧縮袋の使用はNGです。

ホットカーペットに虫がつかないよう防虫剤と一緒に保管したいところですが、実は、防虫剤の使用は基本的にNGです。ナフタリンなどの防虫剤はコントロール部分を傷める可能性があるため、使用しないようメーカー公式サイトや取扱説明書に記載されています。

防虫剤を使わないで虫を寄せつけないようにするには、先ほどご紹介したお手入れ方法の実践が大切です。

掃除の段階で完全に乾燥させたとしても、ホットカーペットを何年もの間収納して放置するのはよくありません。一般的に「湿気がない場所」とされている所でも、ごくわずかな湿気を含んでいるからです。

同じ収納場所に何年も放置すると、ホットカーペットにもカビが生えるなどの湿気の影響が生じてしまいます。これを防ぐためには、定期的にホットカーペットを広げる作業が必要です。1年に1回は広げましょう。

ホットカーペットをたたむ前に、コンセントとプラグを接続して電源を入れましょう。その後運転させ、完全に乾くのを待つのが重要です。

続いてホットカーペットを折りたたむのですが、適当に折りたたむと無造作にシワができるので注意しましょう。折りたたみ方は「じゅうたんタイプ」と「フローリングタイプ」で異なります。以下は、メジャーなじゅうたんタイプの折りたたみ方法です。

1. 横から見て「M字型」になるように表面を外にして折る
2. コントローラーが上かつ裏向きになるようにホットカーペットを裏返す
3. ホットカーペットを下から真ん中に向かって折る
4. 上から真ん中に向かって折る

上記の通りに進めると、ホットカーペットをきれいかつコンパクトにたためます。ちなみにホットカーペットのサイズと折りたたみ回数についてですが、2畳～3畳の場合は12折りになる場合がほとんどです。ただ1畳以上2畳以下の場合は、8折りになります。

フローリングタイプについては折りたたまずに丸めてください。いずれにしても、折りたたむ前に取扱説明書に目を通しておくと安心です。

ホットカーペットをたたんだら、クローゼットなどの湿気の少ない場所に保管します。このとき跡がつく可能性があるので、ホットカーペットの上に重い物を置かないようにしましょう。湿気が心配な方は、収納場所に乾燥剤を入れるのもおすすめです。

ホットカーペットの購入時に、収納袋や収納ケースが付いてくる場合があります。そちらを使えばホットカーペットを収納しやすい上、保管もしやすいので便利です。布団袋を収納袋として使用するのもおすすめです。

100円ショップに比べると値段は高いですが、丈夫で品質のいい収納袋が販売されているのが特徴です。また収納袋の種類も多いので、自分好みのデザインのものを選びやすくなっています。

特にニトリの布団収納バッグはサイズ展開が豊富です。購入する際は、折りたたんだ状態のホットカーペットのサイズを測り、余裕を持って収納できるサイズを選びましょう。

ダイソーやニトリなどの100均でもホットカーペットを収納できる収納袋を販売しています。100円ショップで販売されている収納袋は安いのが特徴ですが、ホームセンターに比べて種類が少なく品質は劣ります。そのため、とりあえず収納袋が欲しい方におすすめです。

「ホットカーベットを折りたたんで使用してもいいか？」という疑問を持つ人は多いです。しかし、折りたたんだまま使用することは絶対にNGです。そのように使用したことにより、ヒーター線が重なり合って過熱状態となり、ショートして発火した事故事例もあります。

また、ホットカーペットはできるだけシワのない状態で使用し、上に重いものを乗せたり、電源コードを折り曲げたり、ねじったりしないように十分気をつけましょう。温まりにくかったり、焦げ臭かったりしたらすぐに使用を止め、メーカーや販売店に相談してください。

ホットカーペットを清潔に使う上で、適切な掃除や収納はとても重要です。特に掃除の際は、収納する前にホットカーペットを完全に乾燥させましょう。きれいに収納したい方は、収納袋も試してみてください。