電動歯ブラシの寿命を紹介｜充電しっぱなしはNG？替えブラシの交換時期も

フィリップスのソニッケアーをはじめ、オムロン・パナソニック・ブラウンなど、さまざまなメーカーから電動歯ブラシが販売されています。しかし、寿命や交換頻度はどれくらいなのか、などよくわからない点もありますよね。電動歯ブラシは電子機器の部分とブラシの部分に分かれているので、判断が難しいアイテムです。

実は、正確な電動歯ブラシの寿命は定かではありません。そのため、今回はあくまでも1つの目安として数値をご紹介します。しかし、せっかく電動歯ブラシを使うなら長持ちさせたいですよね。そこで今回は、長持ちさせるための小さなコツもあわせてご紹介します。

この記事では、電動歯ブラシの寿命・買い替え時期・寿命のサイン・長持ちさせるためのコツについて詳しく解説します。充電しっぱなしはダメなのかも解説するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

電動歯ブラシの寿命の目安は、使用環境やメーカーによって差が出てくるので一概には言えませんが、およそ3〜5年が電動歯ブラシの寿命と言われています。

機械なので故障の原因はさまざまですが、充電池周辺にトラブルが起きた場合は使用年数にかかわらず寿命になる場合があります。たとえば、使用回数は少ないのにフル充電がすぐになくなってしまうなど、充電ができなくなる症状です。

バッテリーの問題であれば充電池を交換するして対応できますが、長く使っていくためにも、説明書通りの丁寧な使い方を心がけていきましょう。

電動歯ブラシはブラシ部分と本体部分に分かれています。ブラシ部分の交換時期については、ブラシの毛先が広がってきた頃を目安にしましょう。毛先が広がると、ブラッシング効果が半減してしまいます。

せっかく電動歯ブラシを使用するなら、そのブラッシング効果を得るため、また衛生面を考えて3ヶ月程度で交換するのが適していると言えます。それぞれのメーカーが替えブラシの寿命目安を提示していますので、参考にしましょう。

電動歯ブラシがそろそろ寿命だとわかるサインは、たとえば使用中にいきなり運転が止まる・使用中に異音がする・充電できないなどの症状が出たときです。異変を感じた時には使用を中止し、説明書通りに対処しましょう。電動歯ブラシの寿命の特徴を下記にまとめるので、ぜひ参考にしてください。

• フル充電しても使用時間が極端に短い
• 電源を入れると焦げ臭いにおいがする
• 電源コードの接触が悪くなる

まずは、強い衝撃を与えないようにしましょう。電動歯ブラシは多くの場合、充電スタンドに置いた状態で保管されます。細長く、軽量なため、不安定な場所に立てていると手が当たって倒れてしまう場合もありますよね。そうならないように、落下しずらい安定した場所に保管するのをおすすめします。

また、気になる歯や歯茎をよく磨こうとして強く押しつけすぎないようにしましょう。汚れを取るのを目的にブラシではなくプラスチック部分を押し付ける方もいますが、そのような使い方はNGです。

歯や歯茎を傷つけるだけでなく、長時間同じ場所を磨くと電動歯ブラシの故障原因になる場合もあります。

お風呂に入る際に歯を磨く習慣がある方は、浴室に歯ブラシがあると便利に感じますよね。最近は水洗いできる電動歯ブラシが販売されていますが、防水機能がない商品もあります。

防水機能がない電動歯ブラシ本体と充電器は水によって簡単に故障するので、浴室などの水気があるところには保管しないようにしましょう。また、使用中に水がかかると感電リスクにもなり危険です。保管や使用する場所を考えて、水による故障から電動歯ブラシを守りましょう。

「電池の不具合なのか、最近なかなか充電ができない…。」こんな時、充電池を自分で交換してみようと分解する方もいるかもしれません。しかし、分解したものの元に戻せなければ修理に出すか、買い替えになってしまいます。

電動歯ブラシは小さな電気機器ですが、素人が分解修理するのは感電リスクにもなるのでやめましょう。分解が必要になる場合は、修理に出すか新調するのをおすすめします。

電動歯ブラシをフル充電するために要する時間は、約12〜24時間と他の電化製品よりも長めです。電動歯ブラシの充電電流は小さく、充電池に負担が少ない作りとなっています。充電スタンドでの保管が、過剰な充電にはならないと多くのメーカーが述べている通りです。

しかし、充電池を長持ちさせるため半年に一度「充電池の活性化」ができます。活性化の方法は、一度フル充電にし、その充電が切れるまで充電せずに使い切るだけです。通常は充電スタンドでの保管に大きな問題はありませんが、時々充電しっぱなしを休ませると電池が長持ちします。

※活性化できるのはリチウム電池使用の歯ブラシのみです。充電池活性化についての情報はブラウン公式Q&Aに記載されています。

電動歯ブラシの電池が切れたとき、なるべく安く済ますために修理に出さず自分で電池交換しようとする方もいらっしゃいますよね。プラスドライバーとマイナスドライバーがあれば大抵の電動歯ブラシは分解できるので、電池交換できないわけではありません。

ただし、商品によっては非常に複雑な設計になっており、分解しづらいものもあります。電池交換したあとに復元する難しさもあるので、少しでも不安を感じる方は、修理に出したり買い替えたりするのも検討しましょう。

電動歯ブラシの保証期間は約1〜2年ほどです。人気のパナソニック・フィリップス・ブラウンの保証期間を下記にまとめるので、気になる方は下記の表を参考にしてください。

ここからは、電動歯ブラシは電気代がどれくらいかかるのかご紹介します。電気料金単価が30.57円/kWh、電動歯ブラシの消費電力を7Wと仮定した場合の金額を解説しますので、1つの目安としてください。

まず、10分使用した場合の電気代は0.04円、1時間使うと0.21円ほどかかります。年間の電気代は5円ほど※です。電気代は安いですが少しでも省エネをしたい方は、使用後はすぐに歯ブラシの電源を切る・使用しないときはコンセントを抜くようにしてください。

※1日に2回使用し、それぞれ2分間で計算した場合

ここまで電動歯ブラシの寿命について解説してきましたが、購入する場合は選び方も大切です。自分に合う電動歯ブラシを選ぶには「音波・超音波式」などの駆動方式や、電源方式などチェックが必要なポイントがあります。

以下の記事で、電動歯ブラシの選び方やおすすめ商品について詳しく解説しています。ぜひこちらの記事もあわせてチェックしてください。

電動歯ブラシは、歯の健康を守るために活躍する便利なアイテムです。長持ちさせるためのポイントを試して大切に使いましょう。どんなに丁寧に使ってもいつかは寿命がきます。適切なタイミングで電動歯ブラシを交換してオーラルケアに役立てましょう。