一人暮らし向け生ゴミ処理機おすすめ13選｜処理方法も紹介【パナソニックも】

生ごみは、自炊をしているとどうしても出てくるものです。特に、気温の高い夏場は、イヤな臭いにも悩まされますよね。生ごみの腐敗臭は消臭剤を使ってもなかなか解消できないものです。そこでおすすめしたいのが生ごみ処理機です。

生ごみ処理機は、捨て方・保管に困る生ごみのイヤな臭いを抑えたり、生ごみの量を減らせる優秀なアイテムです。しかし、この記事を読んでいる方の中には「一人暮らしでも生ごみ処理は必要なの？」と疑問に思う方もいますよね。

そこで本記事では、一人暮らしの方の生ごみ処理機の必要性やコンポストなどの処理方法、気になる電気代や助成金制度について詳しく解説します。一人暮らしで自炊をよくする方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。

一人暮らしで狭い部屋にお住まいの場合、キッチンからの生ゴミの臭いが寝室まで来てしまう場合があります。また、生ゴミをためておくと臭いや湿気により、ゴキブリが出やすくなるものです。

特に、夏場や忙しくてごみ収集日を逃してしまった日があっても、生ゴミ処理機があれば部屋に嫌な臭いが充満せず、清潔に快適に過ごせます。置き場所に困ってしまう方もいますが、最近ではコンパクトなモデルも多いため場所を取らない商品も選べます。

生ごみ処理機の電気代は約500円～多くて1,000円だといわれています。商品によっては消費電力が少なく電気代を抑えられる商品もあります。また、電気を使わず生ゴミ処理をする、電気代が発生しないタイプもあるためいろいろな商品を確認してみましょう。

家庭用ゴミ処理機を家の中に設置するのであれば、臭いに敏感な方は妥協せずに選びましょう。室内に設置するとなるとモデルによっては臭いが漏れたり、乾燥式の生ゴミ処理機は焦げたような臭いがする場合があります。また、バイオ式は微生物を使用するため発酵臭が出ます。

最も臭いが出ないのはハイブリッド式の生ゴミ処理機です。ただ、サイズが大きく価格も高い傾向があるデメリットがあります。屋外に設置できる機種もありますが、その場合は臭いや、稼働音なども配慮したうえで設置しましょう。家の中に設置する方は、高い脱臭力を備えたモデルを選んでください。

バイオ式はコンポストとも呼ばれ、バイオチップなどの材料と生ゴミを混ぜてバクテリアの働きで生ゴミを処理します。多くのバイオ式の生ゴミ処理機は屋外設置用ですので、その点をデメリットと感じる方もいます。また、生ゴミ処理に時間がかかるのも1つのデメリットです。

しかし、バイオ式生ごみ処理機は、生ゴミを堆肥化してくれるため、肥料を家庭菜園などに使えるメリットがあります。静音性が高い、電気代がかからないといったメリットの他にも、比較的安い値段で購入できる嬉しいメリットもあります。

生ゴミを温風などで加熱して乾燥させて処理するのが乾燥式です。電気代が1ヶ月に500円～1,000円くらいかかってしまい、商品によっては気になる方もいるほどやや運転音が大きい点がデメリットです。

しかし、処理がスピーディーで生ゴミが捨てやすく、コンパクトサイズの商品の多いのが大きなメリットです。量販店で売られている多くが乾燥式で、おしゃれな商品も多く比較的安価で購入できます。

ハイブリッド式の生ゴミ処理機は、温風などでゴミを乾燥させてからバクテリアを使い生ゴミを分解して処理します。処理に時間がかかり、サイズが大きい点がデメリットに挙げられます。価格が高い点も購入のネックになるものです。

しかし、他の方式と比べて圧倒的に臭いを抑えてくれ、堆肥化してくれるため家庭菜園をしている方は肥料として再利用できる点がメリットといえます。

粉砕式の生ゴミ処理機は、台所のシンクの下に直接取り付けて使用します。シンクの排水溝と繋がっているため、投入するだけでゴミの処理ができる点がメリットです。また、投入したゴミはスイッチを押すだけで粉砕から乾燥まで行えるため、臭いを防ぎゴミの量も減らせます。

しかし、シンク下に設置するためコンパクトで容量が少なく、価格が高い点がデメリットにあげられます。また、設置には取り付け工事が必要なため、賃貸物件に住んでいる方は許可が必要です。一度設置すると大変便利ですが、設置するまで手間がかかる点もデメリットといえます。

1日に出る生ごみの量は、1人当たり平均で300～400gといわれています。生ゴミ処理機の処理容量は商品によってさまざまですが、一人暮らしの方は1回の処理量が700～1kgほどの商品であれば不便を感じずに使用できます。

また、一人暮らしの方向けのコンパクトなゴミ処理機は、乾燥式が主流です。どうしても他の処理方式の商品がほしい方は、ある程度サイズが大きくなる点は考慮してください。

生ゴミ処理機は、屋外・屋内のどちらに設置するかで選ぶ商品が異なります。一人暮らしの方は乾燥式が主流のコンパクトタイプを選ぶ方が多くいますが、乾燥式タイプが設置できるのは屋内のみの場合がほとんどです。しかし、スペースが限られているキッチンでも場所をあまりとらずに設置できます。

ベランダなどの屋外に置きたい方は、屋内・屋外設置の両方に対応したものが多く販売されているバイオ式の商品がおすすめです。しかし、バイオ式は容量が10～30Lの商品が主流で、その分サイズが大きくなり価格も高くなります。また、屋外に置きたい方は、ポリエチレン・ポリプロピレン製の商品が雨・劣化に強いためおすすめです。

生ゴミ処理機は商品によっては、電気代が月に1,000円近くなってしまう場合もあります。そのため、消費電力が低い商品や電気代がかからない商品がおすすめです。

ここからは、生ゴミ処理機のおすすめメーカーを2社を紹介します。各社それぞれ人気を集める特徴がありますので、ぜひ商品選びの参考にしてください。

島産業は環境事業に特化した企業で、日本のリサイクル施設・粗大ごみ処理施設の設計・施工などを行っています。さらに、環境事業で培った技術を生かした家庭用ゴミ処理機「パリパリキュー」も販売しています。コンパクトサイズで使いやすく人気を集め、テレビで紹介された商品です。

処理方式は乾燥式で、処理容量は700・1,000gの2種類から選べます。また、乾燥しやすいもの・乾燥しにくいものに合わせたモード設定が可能で、省エネもできます。運転音が約36dBと小さく、臭いを99％以上カットする脱臭フィルターもついているため、賃貸でも問題なく使用できる点も魅力的な特徴です。

さまざまな魅力的な電化製品で不動の人気を誇るパナソニックでも、生ゴミ処理機を販売しています。パナソニックの生ゴミ処理機は、最大処理容量が約2kgと容量は大きめですが、すっきりコンパクト設計で一人暮らしの方でも使用可能です。

処理方式は乾燥式で、約130℃の温風で乾燥除菌するため、効率的にゴミの軽量化が行え臭いも抑制します。また、速効性のある有機質肥料が作れる「ソフト乾燥モード」運転も魅力的な特徴です。一人暮らしでも自炊の頻度が高く生ゴミの量が多い方におすすめします。

自治体が生ゴミ処理機に助成金制度を設けている場合があります。自治体は、ゴミの減量や資源化の推進を目的にこのような制度を設けています。助成金を申請すると、生ゴミ処理機の購入したあと価格の一部が戻ってきます。

自治体の助成金制度を使うと、生ゴミ処理機がお得に手に入ります。そのため、生ゴミ処理機を購入するときは、まずお住まいの自治体に助成金制度があるか調べてみてください。

生ゴミ処理機は値段が高いのが難点と感じる方もいますよね。そのため、自分で生ゴミ処理機を作る方もいます。その場合、米糠・腐葉土・炭・段ボールなどが必要になります。

しかし、自作の生ゴミ処理機は虫が沸く可能性も高く、臭いも漏れる場合が多いです。また、近隣の迷惑になる事態も考えられますので、できれば生ごみ処理機を購入するのをおすすめします。

一人暮らしでも、生ゴミ処理機があれば生ゴミのイヤな臭いやコバエの心配がなくなります。特に、夏場は臭い対策だけでなくゴキブリ対策にも持っていたいアイテムです。コンパクトでおしゃれな製品もありますので、生ごみ処理機で常に快適で清潔なキッチンを保ちましょう。