乾燥式の生ごみ処理機おすすめ8選【バイオ式との違いも解説】

気温の高くなる夏場。キッチンに置かれたゴミ箱から漂う臭いやどこからともなく発生する羽虫が気になったことはありませか？忙しい朝や疲れた夜。頻繁にゴミ捨てを行うのは、なかなかに困難なものですよね。そこでおすすめしたいのが乾燥式生ごみ処理機の導入です。

乾燥式生ごみ処理機…？聞き慣れない言葉だな。そう思った人もいるのではないでしょうか？簡単に言えば、生ごみの水分を飛ばす機械です。生ごみの水分を飛ばすことで、臭いの発生を防ぎ、ごみの量を減らしてくれます。

と、ここまでメリットばかり挙げてきましたがもちろんデメリットもあります。この記事では、乾燥式生ごみ処理機のメリット・デメリットや実際に購入した人の声、乾燥式生ごみ処理機を選ぶ際の注意点やおすすめの商品などを紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

生ごみ処理機は、乾燥式とバイオ式で処理の方法が異なります。こちらでは、それぞれの特色をご紹介していきます。

乾燥式は、生ごみに含まれる水分を電気を使い、温風加熱をする処理方法となります。より短時間で、生ごみの水分を蒸発させやすいのが特徴的です。また、微生物の活動を減らし嫌な臭いも抑えるため、家庭でも快適に過ごすことができます。

また水分を減らす分、生ごみの重量や体積を減らすことができます。さらに、生ごみを入れた後は、スイッチを押せば稼動が始まるため簡単に生ゴミの処理ができます。

バイオ式は電気を使わずバクテリアを活用する処理方法であり、生ごみを分解し肥料に変えられるのが特徴です。処理には時間がかかりますが、最終的に肥料として使うことも可能なため、家庭菜園などに役立つでしょう。

ですが、毎日生ごみ処理機の内部を攪拌させる手間がかかります。電気代のかからないエコな生ごみ処理機を、活用したい場合におすすめです。以下の記事も、ぜひ参考にしてください。

コンパクトな種類が多いため、屋内に設置する場合も省スペースになり便利でしょう。使用までの準備はかなり手軽で、コンセントに挿すだけですぐに使うことができます。高さや、直径が30cm以下のサイズの生ごみ処理機などもあり、キッチンなどに置いても邪魔になりにくいです。

おしゃれなデザインの製品もあり、通常のごみ箱の横にも違和感なく置けるため、統一感のあるインテリアにしたい場合にも便利でしょう。

生ごみを処理するまでにかかる時間がかなり短いため、より手早く生ごみを減らせます。また、生ごみ独特の臭いも水分を飛ばせば解消しやすいので、臭いで集まってくるコバエ対策にも役立つでしょう。

バイオ式は生ごみが肥料になるまで1ヶ月ほどかかり、対して乾燥式は数時間で処理が完了するため、生ごみを処理するうえで時間の効率がいいのが魅力です。

水分を蒸発させる処理方法なので、ごみの量を減らしやすく袋に入れやすくなるのが魅力です。また、生ごみの状態と比べるとパリパリとした薄い形になりかなり体積が減るため、ごみ袋に詰めて捨てる頻度も減らせるでしょう。

普段生ごみが多く出る場合、乾燥式の生ごみ処理機を取り入れればゴミ捨ての手間がかなり減ります。

乾燥式の生ごみ処理機は、2つのデメリットに注意が必要です。こちらでは2つの注意点についてご説明していきます。

バイオ式は電気代が発生しないため、比較すると乾燥式の方が電気代がかかってしまうのが特徴的です。電気を活用して温風を発生させ乾燥させる処理をひと月行うと、1000円ほどの電気代が発生するでしょう。1年間で比較すると10000円以上の差が発生するので、より節約したい場合デメリットになりやすいです。

処理中は音が発生するため、注意が必要です。しかし、温風が吹くことで起こる音なので、実際には空気清浄機のような音となっています。やや稼働音は発生するため、少しでも静かな環境にしたい場合はネックとなるでしょう。口コミなどを確認して、どのくらいの音がするのかチェックすることが重要です。

口コミを確認すれば、実際の使い心地を調べられるでしょう。こちらでは、6つの口コミについてご紹介していきます。

生ごみの処理にかかる時間が表記されていればチェックするようにしましょう。処理時間が長いと、その分電気代がかさみやすいため注意が必要です。また、稼働する際のモードが複数ある場合、それぞれの処理時間の違いも知っておくと、購入後のイメージがわきやすくなります。

たとえば、パナソニックの生ごみ処理機の標準モードでは、400gの生ごみを1時間30分ほどで処理ができます。また、ソフト乾燥モードだと2時間10分とより長時間の稼働になります。静音性を高めるために温風の量が減る分、処理に必要な時間も増えます。

稼働音の静かさを優先したい場合も、どのくらいの時間で処理できるかチェックしておくことで、より使いやすい生ごみ処理機を取り入れられます。

一度の稼働でどのくらいの生ごみの量を処理できるかチェックするのも重要です。小さい製品であれば、設置場所に困りにくい利点がありますが処理能力が控えめになります。小さな生ごみ処理機は700gほどの生ごみの処理に適しているため、人数の少ない家族での利用に向いているでしょう。

また、処理できる量が2～3kgであれば、大家族でも不便なく生ごみの処理が行いやすいです。二世帯住宅などでの利用に向いています。

製品の蓋の密閉度をチェックすれば、臭いの発生のしやすさを事前に把握できます。処理中の臭いは排気口から出てくるため、完全に密閉させることはできません。しかし、蓋がしっかりとケースに密着して閉まる構造であれば、生ごみを入れた際の臭いが外に出ていきづらいでしょう。

また、排気口からの臭いは、もともと臭いが強いねぎ類・魚類などを処理した際に強くなる傾向があり、使用時には注意が必要です。

機種によって使用方法が異なるため、処理後の生ごみはすぐ取り出す必要があるか・お手入れ方法は簡単かどうかチェックすることも重要です。乾燥式の場合お手入れ方法は容器を取り出してから洗浄するやり方が多いため、容器の取り出しやすさもチェックしましょう。

また、交換の必要があるパーツが使われているかどうかも調べておくとランニングコストをイメージしやすいです。どのくらいの頻度で交換するのかチェックしましょう。

製品を購入する際に利用できる助成金は、自治体によって変化することにも着目しておくといいでしょう。乾燥式の場合、バイオ式と比べて価格帯が高めなので、助成金を利用することでより金銭的な負担を減らせます。

自治体によって、

• 助成金が出るかどうか
• 助成金の金額が製品の価格の何割なのか
• 限度額がいくらか

が変わるため、合わせてチェックすることが重要です。自治体のホームページから確認をしてみましょう。

一般的な乾燥式生ごみ処理機の稼動に伴う電気代は、1ヶ月あたりおおよそ1000円程度です。ヒーターを利用する温風乾燥式の場合、電気代はいっそうかさみます。ちなみにバイオ式は生ごみとバクテリアの入った土を混ぜて分解するシンプルな原理であり、電気代の心配は不要です。

扱いやすい乾燥式の生ごみ処理機を取り入れてみましょう。自身に適した乾燥式の製品を活用すれば、生ごみの量を減らしやすくなり便利です。処理にかかる時間・処理できる量・臭いへの対策があるかをチェックして、乾燥式の生ごみ処理機を便利に活用してみましょう。