家庭用と何が違う？業務用シュレッダーおすすめ10選【大容量で業務効率化！】

個人情報や、見られたくない情報を安全に処理してくれるシュレッダー。家庭でももちろんですが、特にオフィスではマストアイテムになっていますよね。そこでおすすめしたいのが業務用シュレッダーです。

業務用シュレッダーは家庭用と比べて容量や性能面が大幅に向上しており強力なため優れものです。しかし、業務用シュレッダーを家庭用と同じ感覚で選んでしまうと、使い勝手が悪かったりすぐに故障したりしてしまいます。

そこで、この記事では、業務用シュレッダーのメリット、選び方からおすすめ商品まで詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

シュレッダーには家庭用と仕事場で使う業務用の2つの種類があります。業務用のシュレッダーは膨大な資料や秘密情報をより確実に速く処理する機能が搭載されています。

一方の家庭用のシュレッダーは、業務用と比較するとコンパクトサイズかつ軽量で、安全に処理するための機能が搭載されたモデルが多くなっています。

もし、これから新しくシュレッダーを購入するのであれば、仕事用として大量の印刷物や情報を細断処理したいのか、少量の紙類を手軽に細断したいのかによって適切な製品を選ぶことが必要です。

ここでは、業務用シュレッダーを購入するときの選び方について見てきます。大きく分けると搭載されているシュレッダーの性能を重視して選ぶ方法と、メディア類に対応しているかどうかを判断材料にする方法があります。

まずは用途や設置場所を考慮して、本体サイズを確認しましょう。小型のシュレッダーは少人数で使うのに適しており、裁断時の音も小さめです。小さめのオフィスにはダストボックスが20L～30L中型のシュレッダーがおすすめ。大型のシュレッダーは利用人数が多いオフィスや、大量の紙を処理する必要がある場合に向いています。

会社などで使う業務用のシュレッダーは大量の書類をシュレッダーすることから、「ごみ箱の容量」「細断枚数」「細断速度」「連続可能時間」「対応する用紙サイズ」などの性能面をじっくり検討して選ぶ方法もあります。

業務用の書類をシュレッダーすると、すぐにゴミ箱が紙くずで満杯になってしまいます。その都度ゴミ箱を空にして新しいビニール袋をセットするなどの作業が必要です。そこでシュレッダー選びで重視したいのがごみ箱の容量です。

細断サイズにもよりますが、業務用であれば50L程度のゴミ箱を搭載したシュレッダーがおすすめ。また、シュレッダーで細断するのは書類や紙類だけではありません。

仕事で不要になったCDやDVD類もシュレッダーにかけるケースもあるでしょう。そういった際には、CDやDVDに対応したセパレートタイプのゴミ箱が搭載されたモデルがおすすめです。

大量の書類をシュレッダーにかけるとき、より効率的に処理ができると仕事の効率化にもつながります。そこでシュレッダー選びで重視したいことの1つが、一度に処理できる細断枚数と細断速度です。

一度に処理する枚数が多く処理速度が速いと、その分速くシュレッダー処理にかける時間が少なくなり、重要書類を忘れずに素早くシュレッダーにかけることができます。

業務用シュレッダーの中には、手差しが不要で紙を上に置いておくだけで用紙を自動給紙し細断する「オートフィード」機能を搭載したものもあります。

業務用のシュレッダー選びで忘れてはいけない項目の1つが、シュレッダーの連続運転時間です。連続使用時間はメーカーや機種によって違いがあり15分～1時間程度です。シュレッダーの連続運転時間が短いと、その都度待ち時間が発生し作業の効率が落ちてしまいます。

一度に大量の書類をシュレッダーにかけることも多いビジネスの現場で使うシュレッダーは、連続して使用を続けると一定の機械を冷やす時間が必要です。モーターが消耗することを防ぐためにも、長時間連続使用をすると一定時間使用ができなくなるタイプもあります。

意外と見落としがちなポイントの1つが、シュレッダーが対応している用紙サイズの確認です。業務用のシュレッダーの多くは、A4用紙・A3用紙のどちらの大きさにも対応していますが、中にはA4までの大きさにしか対応していないものも。

とくに小型サイズのシュレッダーの場合、吸い込み口が小さくA3用紙が入らないものもありますので、紙を自分で小さくカットする手間を省くためにもA3用紙に対応している機種を選ぶことをおすすめします。

ビジネスで使用する書類には、複数枚数の書類をホチキスで留めたものも多くあります。これらの書類をシュレッダーにかけるときに、従来の業務用シュレッダーでは全部手で一度ホチキスを外す必要があり手間がかかりました。

しかし、近年販売されている機種の中には、ホチキスをつけたままでもシュレッダーができるタイプもあります。シュレッダー作業にかける時間を短縮するためにも、ホチキス対応の機種を選ぶといいでしょう。

シュレッダーのカット方式をは、書類を細かく裁断するときのカット方法のことです。ここで紹介するカット方式は「クロスカット」「マイクロカット」「スパイラルカット」の3種類です。

最もスタンダードなカット方式はクロスカットです。どのタイプのシュレッダーが普段使いやすいかをチェックしてみましょう。

シュレッダーのクロスカット方式とは、縦方向だけでなく一定間隔で横方向もカットする細断方式です。縦方向にだけカットする方法のストレートカット方式と比較すると、縦横の両方にカットしていくクロスカットは、より細かく細断することができます。

また、よりクロスカットはストレートカットよりも復元されにくい方式です。セキュリティ性が高いシュレッダーを選ぶときには、クロスカット方式も効果的と言えるでしょう。

マイクロカット方式とは、上記のクロスカット方式よりもさらに細かく紙をカットするという特徴があります。マイクロという名の通り細断サイズが2mm×10mmで全方式の中で最も細かく細断する方式です。

セキュリティを重視する人や、重要な書類を処分することが多いという人はこのマイクロカット方式がおすすめです。また、マイクロカット方式はシュレッダーくずの容量が少ないという特徴もありますので、ゴミの量も少なく環境面も考慮した細断方式です。

スパイラルカット方式は、縦に切る刃と横切りの刃を上下別々に備えて紙を細断する仕組みです。最初に上に配置された刃で縦切りをし、その後下に配置されたスパイラルカッターで横に切っていきます。

この方式のシュレッダーは厳密性やセキュリティ性が最も高く、細断処理する枚数が多い業務に主に使われます。明光商会製のシュレッダーの多くはこの方式を採用しています。

近年は仕事上でDVDやCDなどのメディアに重要な情報を保存したり、提出物を記録することが多くなっています。古くなったこれらのメディア類を廃棄するときには、手で1つ1つ切り刻むと労力を要し時間もかかります。

しかし、メディア類に対応したシュレッダーを選ぶと、簡単にメディアを処分することが可能です。また、メディア対応のシュレッダーの多くはクレジットカードなどのカード類を処分する際にも役立ちます。

さらに、シュレッダーのゴミ箱がセパレートタイプだと後の処理も楽になります。

シュレッダーの古い機種の中には作動音がとても大きいタイプもあります。オフィス内にシュレッダーを設置する場合は、静音性タイプや静音モードがあるものを選びたいものです。

シュレッダー音が大きいと、かかってきた電話の相手の声が聞こえにくかったり、こちら側の声も相手に聞こえにくく騒音として聞こえることも。

また、来客対応中にシュレッダー音が聞こえて打合せの邪魔になるケースもありますので、オフィス用のシュレッダーは静音性を重視して選ぶことをおすすめします。

メーカーによってもシュレッダーの機能は違います。明光商会（MEIKO）は60年の歴史がある老舗メーカーで国内NO.1のシェアを誇り、高い品質が魅力です。アメリカメーカーのFellowes（フェローズ）は比較的安価で性能も良好。紙を自動で送り込む独自機構により、紙詰まりが起きにくいのも嬉しい点です。価格重視ならIRIS OHYAMA（アイリスオーヤマ）がおすすめですが、他社と比べると性能は少々劣ります。

業務用シュレッダーは中古やレンタル製品も多いので、最新機能にこだわりがなく、費用を抑えたい人は検討しましょう。中古シュレッダーは安く購入できますが、購入後に不具合が見つかったり、経年劣化による故障のリスクがあります。中古で購入する際は、サポートが手厚い・信頼性の高い業者を利用するのがおすすめです。

大型の業務用シュレッダーは粗大ごみとして処分できません。売却または不用品回収業者に回収してもらうのが主な処分方法になります。ただし、リサイクルショップなどに持ち込んで売却するには、重さもあるので持ち運びが大変です。費用がかかるデメリットはありますが、出張買取サービスをおこなっている買取業者に依頼するのがおすすめです。

不用品回収業者も同じく費用がかかるというデメリットがありますが、日にちを指定できる場合が多く、手間をかけずに処分できます。

オフィスに高機能のシュレッダーがあると、作業が効率的になり時間短縮にもなります。1日でシュレッダーに要する時間は短いかもしれませんが、速く処理できると年間で大幅に雑務処理時間を短縮することができます。ぜひ機能豊富なシュレッダーを選んでみましょう。