プリンターが壊れたら修理？買い替え？｜自分で直す方法も！格安業者はある？

プリンターは、最近では仕事・学校・ご自宅などで欠かせないアイテムの1つです。性能がどんどん進化し使いやすくなっていますが、どうしても故障のリスクはあります。しかし、プリンターが壊れた場合、修理をするか買い換えるか、どちらがいいか悩みますよね。

まず大きく分けて、修理の方法は「自分で行う」「業者に依頼する」の2つです。業者に依頼するのが確実な方法ですが、修理料金とあわせて検討する必要があり、場合によっては買い替えの方が得策です。

今回はプリンターの修理の対応について解説します。自分で修理を行う方法や、キヤノンやエプソンなどメーカーの修理サービスについて紹介します。業者への依頼を考えている方は、一般的な修理料金も紹介するのであわせて検討しましょう。さらに、買い替えにおすすめのプリンターも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

プリンターが故障したかどうかを見極めるポイントとして、印刷がしづらくなる点が挙げられます。プリンターは印刷が目的の機械のため、印刷がしづらいと感じてしまったら故障している可能性があります。

購入して保証期間がすぎてから突然印刷がしづらくなった場合は、プリンターの寿命による故障と考えてください。ただ、インクがしっかりセットされていなかったり、印刷用紙がしっかりセットされていなくて印刷できない場合もあるので、故障と判断する前にケアレスミスをしていないかチェックしましょう。

プリンターには寿命があると紹介しましたが、電源が付かなくなる点も見極めるうえで大きなポイントです。プリンターの寿命がくると電源が付かなくなる現象はよくあり、その場合は寿命で付かないため修理よりも買い替えを検討してください。

価格が高く耐久力が保証されているプリンターは、基本的に長期間利用できますが寿命には逆らえません。電源が付かないのは故障以外考えられないので、大きな判断基準になります。

現在発売されている多くのプリンターは、パソコンと有線または無線を接続して利用する製品がほとんどです。スキャナーとして利用する場合はそこまで重要ではありませんが、パソコンから接続している方は確認しておきましょう。

パソコンと連動させる際に接続が不安定になってしまったり、エラーが発生してしまったりする場合は故障の可能性があります。まずは、ケーブルがしっかり接続されているか、無線でしっかり接続されているかを確認してください。それでも接続が不安定の場合は故障の可能性が高いです。

プリンターのタイプによっては元々音が大きいものもありますが、購入初期は異音はしません。しかし、長く使っていると正常な音に混じって、用紙が絡まったような音がする、通常よりも音が大きいなどの場合は「異音」となります。

異音がする場合は、用紙がしっかりセットされているかなど基本的な点を確認したうえで判断するようにしましょう。確認のうえで異音がする場合は故障の可能性が高いので、異音は故障の大きな判断材料となります。

プリンターの印刷がかすれる、色がおかしい、そんな場合は総じて「印字不良」となります。印字不良が起こる原因として、インクの吹き出し口が詰まっていると考えられます。

インクのヘッドが詰まってしまったら、プリンターにある「ヘッドクリーニング」を行うと改善される場合があるため試してください。何度も試してみて改善しない場合は寿命で使えない可能性があるので、その場合は修理を検討しましょう。

プリンターは、精密な機械のため故障する場合もあります。修理に出すのか、新しく買い換えるのかで迷ってしまう方も多いですよね。以下で紹介するポイントを抑えておくと判断がしやすくなるため、ぜひチェックしてください。

プリンターによっては、購入後数ヶ月~数年の保証期間があります。修理サーポートを実施していて、無償で修理してくれるサービスもあります。そのため、プリンターを購入する際に保証がどれだけの期間ついているのかを確認しておきましょう。期間内であればお得に修理できます。

修理サポートや保証を受けるためには、「保証書」が必要になる場合がほとんどです。そのため、プリンターを購入した際についてくる保証書は、忘れずしっかりと管理しておきましょう。

続いて、プリンターの寿命について詳しくみていきます。プリンターの中でもオーソドックスなインクジェットプリンターの平均的な寿命は「約1万枚の印刷」です。業務用のプリンターであれば、耐久力の高いものもあり何十万枚まで印刷可能です。あくまで目安としてですが、寿命を把握しておくのもプリンターを修理するか否かを判断するうえで重要な指標です。

一般的なプリンターの寿命は2年~5年といわれていますが、プリンターの種類や使い方などによっても大きく左右されます。頻繁に使っている方は早めに寿命がくる場合もありますし、あまり使わない方は5年以上保つ場合もあり、バラバラです。

モデルによっても耐久性は重要で、買い換える予定がなく長期的に使いたい方は機能がいいプリンターを選ぶよりも、耐久力の優れているモデルを選んでください。

通常プリンターは、パソコンと有線または無線で接続する必要がありますが、新しいパソコンに買い換える際にプリンターが使えなくなってしまう場合があります。

プリンターには対応しているパソコンのOSが決まっているため、新しいパソコンに買い換える際はプリンターが対応しているOSをしっかり調べてください。使えなくなる場合は、プリンター用にPCを残しておくのをおすすめします。

いざ実際にプリンターを修理しようと考えた時に、まず何を考えればいいか迷う人も多いはず。ここでは、プリンター修理の際に気を付けるべき点について紹介します。

プリンターが故障し修理に出す場合は、保証期間内であればメーカーに直接問い合わせると対応してくれます。また、保証期間がすぎていたとしても機種が古すぎない限り対応してもらえますが、有料になる点は考慮してください。

プリンターを購入してから1年以内など早めに故障してしまった場合は、メーカーの初期不良が疑われるため、ほとんどのメーカーは1~2年の保証がついており、保証期間内であれば無償で修理、または交換が可能です。ただし、送料など別途料金がかかる場合もあるので、必ずチェックしましょう。

また、プリンターを実店舗で購入した場合は、店舗へ直接持っていくと対応してくれる場合があります。直接問い合わせて、自分で処理するのが面倒な方は店舗へ持っていくのがおすすめです。その場合、購入時のレシートや保証書が必要になるケースがあるのでしっかり管理しておきましょう。

修理の料金相場として、インクジェットプリンターの場合7,000円~15,000円程度です。そのため、機種によっては追加で料金を出して新品が購入できる場合もあります。ホームページに修理料金の目安を記載しているメーカーもあるので、一度確認してみてください。

また、業務用のレーザープリンターの場合、20,000円＋部品代＋出張費用などもあるので比較的高価格になりやすい傾向にあります。しかし、業務用のレーザープリンターの場合数十万する高価格なモデルが多いので、修理した方が費用を抑えられる場合がほとんどです。

少しでも修理費用を抑えたいと考える人は少なくありません。ですが、基本的に格安で修理してくれる業者はありません。一般的な相場の中で比較する程度になります。ただし、キヤノンにはメーカーの修理価格よりも値引きした価格で修理してくれるキヤノン代行サービス契約店があります。修理したいプリンターがキヤノンのものなら、一度近くに該当の店舗がないか確認してみてください。

プリンターを修理に出したいとお考えの方は、まずメーカーに依頼する方が大半ではないかと思います。定番の方法であり、使用しているメーカーに依頼すれば、少し費用はかさみますが安心して任せられるのが魅力です。

たとえば、有名メーカーのEPSON（エプソン）では、修理センターへの持ち込み依頼を受け付けています。費用やかかる日数などは持ち込むプリンターによって異なるため、気になる方は一度メーカーに問い合わせてみましょう。

PC周辺機器の修理を専門に扱っている業者なら、持ち込み依頼や出張サービスなどを引き受けてくれるところがあります。また、メーカーとは違い、リーズナブルな価格で古い機種も取り扱っている場合があるのが特徴です。

扱うメーカーや機種は各業者によって異なるため、気になる方は一度ホームページなどでチェックしてみましょう。

手先が器用な方や自作PCなどを組み立てている方は、自分で分解してプリンター修理をする場合もあります。ただし、素人が修理するのは自己責任でやる必要があり、直らない・壊れるなどそれなりのリスクがあるのを覚えておきましょう。

キャノンでは、自宅からそのまま修理に出せる「らくらく修理便」というサービスがあります。電話か、24時間いつでも受け付けているWEBからの申し込みで、梱包・修理・お届けまですべてお任せできます。引き取り料金は3,300円で、修理費用は8,000円台から30,000円台まで幅があり、機種によって異なります。

また、修理の他に「らくらく買替便」という下取りサービスも行っています。

エプソンの家庭用プリンターの修理サービスは、ドアtoドアの引取修理サービスとなっています。電話・LINEまたはWebチャット・Webの専用フォームから申し込みが可能で、梱包は引取業者にお任せできるお手軽なサービスです。

引取料金は3,300円で、診断・見積もり後修理を実施し、自宅にお届けご精算となります。修理費用は7,000円台から20,000円台で、部品代は実費となります。

ブラザーでは、最短3日で修理完了品をお届けする「お手軽引取サービス」があります。電話またはWebから申し込み、引き取りにきた宅配業者に梱包からお任せできるのでわずらわしさがありません。送料は2,750円、修理費は、5,000円台から20,000円台と機種によって異なります。

保証期間がすぎてしまってからプリンターが故障した場合は、買い換える方がお得な場合があります。保証期間は大体1~2年と紹介しましたが、1~2年たつとプリンター自体も古くなり寿命の可能性もあります。修理するにもお金がかかり、プリンターを買い換えるのと同じだけ費用がかかる場合もあるため、保証期間がすぎてから故障してしまった場合は買い換えた方がお得です。

ここからプリンターを分解して修理していくため、完全に壊れてしまったとしても自己責任でお願いします。また、捨ててしまう予定のプリンターに対して行うと失敗しても被害を受けづらくなります。

まず、本体の中身を見られるようにするために、スキャナー台を持ち上げて左右にあるネジを外してください。この時スキャナー台をしっかり持ちあげてから行わないと部品が破損してしまう場合もあるため気を付けましょう。

本体後ろに内部を守るカバーがついているので、そちらのネジも外してください。このネジは、表のわかりやすい部分の四隅についているのでわかりやすいです。ただ、プリンターによってネジがついている場所等が異なるため、気を付けながら行ってください。

プリンターの両サイドにも、本体の内部を守るためのカバーが設置されています。今度はこのカバーを慎重に外していきましょう。サイドのカバーはネジがついていないものもあるので、外すのに苦労する場合もあります。

左のカバーは比較的簡単に外せる場合が多いですが、右のカバーはスキャナー台と密接している場合が多いため、必ずスキャナー台を持ち上げてから外すようにしてください。

上記のカバーを外す手順が完了したら、最後に本体内部が見えるカバーを外します。このカバーはネジではなく、ツメを取ると外せるので慎重に外していきましょう。本体内部が見えるので、紙詰まりの原因などを特定できて除去できれば、正常に動作するようになる場合もあります。

その他の故障も、本体カバーを外すと見えるものもあるので、一度分解して見るのもおすすめします。ただ、プリンターには精密な配線などが張り巡らされているため、不用意にいじったりしないようにしましょう。

故障の原因を特定して除去できたら、あとは組み立てるだけです。組み立ては複雑そうに思えますが、分解した手順を逆にすればいいだけです。ただ、どうしてもこんがらがってしまう方は、分解の最中に写真をとって保存しておくと、組み立てやすくなるので試してみてください。

ヘッド交換をするときにはまず、交換するカラーを確認して用意しましょう。取り出すときに金色の端子やヘッドノズルに触れないよう注意しましょう。正しく印刷ができなくなります。

次にプリンターを操作します。プリンターのセットアップボタンを押して、メンテナンスを選択。ヘッド交換を選択してカバーを開けましょう。インクバルブレバーと呼ばれるものを倒し、「OK」を押すとプリントヘッドが出てくるので交換しましょう。

今回の記事ではおすすめのプリンターを紹介しました。プリンタは家庭用から業務用まで幅広く活躍する機器です。しかし、動きが精密なため故障しやすいデメリットがあります。故障には寿命もあるので、予算に余裕がない方は高性能なものではなく、必要最低限の機能を搭載したリーズナブルなものを買い換えるのがおすすめです。