【垂れ乳】垂れ胸をリフトアップする整形手術を紹介！【クーパー靭帯の施術は？手術費用も解説】

クーパー靭帯とは胸を支えているコラーゲンでできた靭帯の名前で、大胸筋と乳頭をつなぐように全体に張り巡らされています。上向きで丸みのある胸は、クーパー靭帯によって支えられています。

しかし、クーパー靭帯は伸び縮みしないため一度伸びたり切れたりすると再生しません。

長時間ブラジャーをつけない・ブラジャーをつけずに激しい運動をする・長時間猫背の姿勢が続くなど、胸に負担をかけるとクーパー靭帯が伸びたり切れたりして、垂れ乳になってしまいます。

妊娠や出産をすると急速に胸の大きさが変わります。胸が大きく張ったあとに元の大きさに戻るため、皮ふが余ってしまい胸が垂れます。また、先述したようにクーパー靭帯は伸び縮みしないので、胸が大きくなったときに伸びてしまい、垂れ乳になります。

大胸筋は胸を支える土台として重要です。加齢や猫背によって大胸筋が衰えてしまうと、胸を引き上げる力がなくなって、垂れ乳になってしまいます。また大胸筋が衰えると肩こりの悪化・四十肩・腕がむくむなど、垂れ乳以外にも問題が出てきます。

垂れ乳は普段からの予防・対策も重要ですが、一度垂れ乳になってしまってから取り戻すのはなかなか難しい場合もあります。

特に、クーパー靭帯が伸びたり切れたりしている場合は再生できないため、マッサージや筋トレをしても思うような効果を得られないことも。

美容整形の場合は、胸の形やボリュームに対して根本的にアプローチできるため、高い効果を感じやすいです。ここでは、胸を大きくする豊胸手術と胸をリフトアップする整形の2種類を紹介します。

一般的に豊胸手術は胸の小さい人が行うイメージがありますが、ハリを出して垂れ乳を改善するためにも行われます。豊胸手術は主に3つの方法があります。大きさ・見た目、体格で向いている手術方法が変わるので、手術の方法を知ったうえで検討してみましょう。

シリコンバッグによる豊胸は、脇の下から切開しシリコンの入ったバッグを入れて豊胸や垂れ乳を改善する方法です。3つの手術の中でもバストアップ効果が高く、個人差はありますが2カップ以上のバストアップも可能です。

シリコンバッグにはしずく型・おわん型の2種類があり、自身の胸の形によって選べます。またシリコンバッグが劣化しない限りは形が保てます。手術跡も目立たず、自然な仕上がりになります。

ヒアルロン酸注入は切開せず注射で胸にヒアルロン酸を入れるため、傷跡も残らず施術時間・ダウンタイムも非常に短いです。ただし、ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されてしまうので、長くても2年程度しか効果が持ちません。

ヒアルロン酸は一度に多く入れられず、100ccほどしか使えません。サイズアップできる目安としては1カップ程度です。しかし、ヒアルロン酸はもともと体内にあるものなので安全性が高く、アレルギー反応も起こりにくい施術です。

脂肪注入は、自身のお腹や太ももから採取した脂肪を胸に入れる方法です。そのため、バストアップと同時に部分痩せもできます。一部定着しない脂肪もありますが定着率は70%と高く、ほぼ半永久的なバストアップ効果が期待できます。

紹介した手術の中では1番見た目が自然で、採取できる脂肪の量によっては2カップほどサイズアップが可能です。

バストリフト(乳房吊り上げ術)は、加齢や産後の影響でたるんだ皮ふを切除して、垂れた胸を持ち上げます。余分な皮ふが多いほど大きく切開する必要があります。

乳房縮小術は余分な乳腺組織・脂肪組織・皮ふを取り除き、バストを小さくすると同時に垂れている状態を改善する手術です。バストのたるみだけでなく、乳輪の位置も上げるのでバランスのいいバストになります。

バストリフトは胸の垂れ具合によって切開の方法が異なります。切開の方法は主に乳輪周囲切開法・垂直切開法・逆T字法の3つです。

乳輪周囲切開法は軽度の垂れ乳に適用されます。乳輪の周りを切開し表皮のみを切除して乳腺組織も一緒に吊り上げる方法です。バストが垂れているだけでなく縮んでいる場合は、豊胸手術も同時に行う場合もあります。

乳輪の目立たないところを切開するため、傷跡がわかりにくいのが特徴です。術後のダウンタイムは約1週間です。

垂直切開法は中度の垂れ乳に行われる手術です。乳輪の周りを切開し余分な脂肪や皮ふを取り除きます。垂れ乳の治療だけでなく、乳輪の位置や大きさも変えられるのがメリットです。術後の傷はT字の形になり、1年程度で目立たなくなります。

逆T字法軽度から重度の垂れ乳まで幅広く応用できる手術方法で、錨のような形に切開し余分な脂肪や乳腺を取り除きます。傷ができる範囲は紹介した方法の中でも最も大きいですが、重度の垂れ乳にも適用できるため効果も高いです。ダウンタイムは1~2週間です。

垂れ乳の整形手術の際に気になるのが手術費用ですよね。美容整形は自由診療のため、クリニックによって料金設定は異なります。

自分にはどの整形が合っているのか、どの程度の予算になるのかといった詳細は無料相談できるクリニックでカウンセリングを受けるのが近道です。

手術を受けるのを決めると、気になるのが手術のリスクです。どのようなリスクがあるかわかっていないと、症状が出たときにどうすればいいかわからなくて慌ててしまいます。この項目では主に3つのリスクについて説明いたします。

バストリフトだけでなく、豊胸手術でも起こる可能性があります。手術すれば垂れ乳がどれくらい改善されるのか、乳輪の位置はどうなるかなど、気になる点はカウンセリングの段階できちんと質問しておきましょう。

シリコンバッグを入れると、周りに膜ができます。その膜が縮んでしまい硬くなったり痛くなったりする現象を、被膜拘縮といいます。バストリフトの手術後にバストをマッサージすると予防できますが、被膜拘縮が起こった場合はシリコンバッグを除去しなくてはいけません。

ヒアルロン酸や脂肪注入で豊胸した場合に発生する恐れがあります。ヒアルロン酸は5%の確率でしこりになります。また脂肪を1カ所に多く注入しすぎた・脂肪の中に不純物があったなども、しこりの原因です。

ヒアルロン酸のしこりの場合は別のヒアルロン酸を注入して分解させます。しかし脂肪注入でしこりが1cmを超えると手術をしなくてはいけません。

垂れ乳は美容整形で手術するのも効果的な方法ですが、費用がかかるため気軽に行えないのが難点ですよね。垂れ乳をケア・予防したい方は、筋トレやナイトブラで日常的にケアしてみるのも良いでしょう。

ここでは具体的な筋トレ方法と、ナイトブラの選び方を紹介します。

垂れ乳の原因のひとつには、大胸筋の衰えが挙げられます。年齢とともに筋力が衰えたり、長時間猫背姿勢になっていると、いつの間にか垂れ乳が進んでしまうことも。

筋トレをして大胸筋を鍛えれば、垂れ乳や猫背姿勢の改善が期待できます。次に紹介する2つの簡単なトレーニングを日常的に動作の中で取り入れてみましょう！

合掌トレーニングは間違ったやり方をすると、腕などの違う筋肉が発達する場合があります。合掌トレーニングのときは腕の筋肉ではなく、胸筋に力を入れましょう。また床と腕を水平にするのもポイントです。

ソファやベッドで座ったまま手軽にできるので、気がついたときにやってみてください。以下のやり方を1日2セットから3セット行いましょう。

• 背筋を伸ばし、胸の前で合掌する。
• 胸筋に力を入れながら手のひらを10秒間押し合う。
• 上記2つを10回くり返す。

寝ながらのトレーニングはチェストプレスまたはペットボトルプレスといいます。水の入った500mlのペットボトル2本を使い、大胸筋を鍛えます。ペットボトルを使うと適度に負荷をかけられるだけでなく、道具代がかからない・置く場所が少なくて済むのが利点です。

ペットボトルを持ち上げるときには、肩が持ち上がらないようにするのがポイントです。以下のやり方を10回行ってください。

• 仰向けになり肩甲骨を開いた状態で、両手にペットボトルを横に持つ。
  (タオルやクッションを背骨に敷くとやりやすい)

• 左右のペットボトルの先端を合わせるように腕を上下させる。

寝ている間のバストケアとして人気のナイトブラ。産後のバストケアや、垂れ乳予防としても効果的な方法です。しかし、自分に合ったナイトブラを使用しないと逆に胸に負担をかけてしまいます。ナイトブラの選び方は以下の3つ。

＼ナイトブラ選びのポイント／

• 自分に合ったサイズを選ぶ
• バストの形のキープ力が強い
• 背中や脇肉もサポートしてくれる
• 締め付けすぎずストレッチが効いている

ナイトブラはサポート力が強いものも多いですが、大事なのは締めつけすぎずに胸の形を保ってくれることです。キツすぎるものは体に負担になります。また、胸のボリュームをサポートするために背中や脇の脂肪も胸に集められる設計のものが良いです。

多くのクリニックでは、症例写真や手術実績をホームページで公開しています。気になる美容整形の仕上がりはどのようになるのか、過去に自分と似た症例があるかどうかなどチェックしてみましょう。

美容整形の際のカウンセリングは複数院で受けることをおすすめします。多くの美容外科クリニックでは無料カウンセリングを実施しています。

見積もりや自分に合った施術内容の提案はもちろん、医師・カウンセラーの対応が良いか、通いやすい雰囲気かどうかチェックしておきましょう。

整形後、施術部位にトラブルが起きたり、整形に失敗してしまう可能性もゼロではありません。万が一に備えて保証制度が整っているクリニックを選びましょう。

クリニック・施術メニューによっても保証期間や保証内容は異なります。ご自身の検討している整形ごとに詳細にチェックするのが大切です。

▼アフターケア・保証制度の例

*メニューによって期間は異なります。

*1 メニューによって対応できる内容は異なります。

美容整形は自由診療のため保険適用外となり、治療内容によっては高額な費用がかかります。自分が必要とする施術の支払いが可能かどうか、クレジットカードでの分割払いなど支払い方法の確認もしておきましょう。

また、費用を抑えたい場合はモニター募集・症例モデル募集、各種クーポンを利用するのもおすすめです。次の項目で紹介しているクリニックの詳細では、モニター募集があるかどうかも記載しているので、参考にしてください！

垂れ乳をリフトアップしたり豊胸手術を受けたりするときには、いくつも疑問点が出てきます。ぜひこの項目で疑問点を解決して、バストリフトや豊胸手術を受ける準備をしてください。

切開をしないヒアルロン酸注入などの豊胸手術なら、ダウンタイムはほとんどありません。ただし切開を行うバストリフトや豊胸手術はダウンタイムがあります。痛みは1週間ほど、腫れなどは2週間ほど続く場合があります。

シリコンバッグを入れて豊胸手術をした場合や、脂肪注入でしこりができた場合はレントゲンに白く映る場合があります。しこりの場合は良性のものが悪性のものか、それともしこりなのか見ただけではわからないので、きちんと医師に手術を受けたと言いましょう。

豊胸手術は乳腺や乳管に触れず乳腺の間にある脂肪層や、乳腺よりも下の層にものを入れるので、授乳に関係するところは触りません。そのため豊胸手術を受けても授乳に影響はありません。ただし炎症や感染症が起こったり乳腺などを傷つけたりした場合は、授乳に悪影響が出る可能性があります。

残念ながら胸の整形は病気の治療ではないので、自由診療となり保険が適用されません。整形費用はクリニックによってはかなり高額になります。分割払いやカードの支払いが可能か、クリニックに確認しておくと安心です。

脂肪注入は体が吸収する分も考えて、たくさん入れる必要があります。たしかにほかの部分の脂肪を使うのは可能ですが、太もも以外の部分だとサイズアップさせられるだけの脂肪を集められません。そのため太もも以外で脂肪注入は、可能だけれど適していないのです。

クーパー靭帯は伸び縮みができないので、一度伸びてしまうと再生・再建はできません。そのため筋トレやマッサージで予防をするのが大切です。すぐに効果を出したい方はクリニックで豊胸手術やバストリフトも候補に入れてください。