【後悔？】脂肪注入による豊胸手術にデメリットはある？【気になる持続期間や定着率も紹介！】

脂肪注入法による豊胸手術は、 自分のお腹や太もも・お尻から脂肪吸引をして、それを胸に注入する整形です。「体内に異物を入れるのが怖い」「自然な仕上がりにしたい」といった方に向いています。このようにメリットはたくさんありますが、もちろんデメリットもあります。以下で詳しく見ていきましょう。

脂肪注入の豊胸手術の主なメリットは、本物の胸と変わらない触り心地になる・体への負担が少ない・脂肪吸引で部分痩せできるなどです。シリコンやヒアルロン酸を使う豊胸とは違って、自分の脂肪を注入するため感触が自然で拒否反応も出にくい点に人気が集まっています。

脂肪注入の豊胸手術のデメリットとして、元々痩せ型の人は施術ができない可能性がある・大幅なサイズアップは難しい・感染リスクがあるなどが挙げられます。また「何カップぐらい大きくなるか」についてはおよそ0.5～2カップほど*と言われていますが、注入した脂肪すべてが必ず生着するわけではないため医師への相談が必要です。

痩せている方は、太ももやお腹から吸引できる脂肪の量も少なく、皮膚も伸びにくい方が多いです。皮膚の伸縮性が少なければ注入できるスペースが少なくなりサイズアップが期待できないケースがあります。

*クリニックや個人の状態による

脂肪注入の場合、自身の脂肪を注入するため拒否反応は起きにくいものの、失敗例はゼロではありません。主な失敗例として報告があるのは「しこりができた」「サイズアップができなかった」の2つです。詳しい解説をしていきます。

胸にしこりができてしまうのは、代表的な失敗の症状です。原因として考えられるのは、脂肪を一箇所に多く注入しすぎた・脂肪の中にあった不純物がしこりになったなどです。しこりができると胸が硬くなったり不自然な形になったりします。摘出手術が必要となるケースが多いです。

脂肪注入の豊胸ではもともと一度にサイズアップできる量が限られていますが、医師の技術によっては定着率が低下し思ったようなサイズアップできない可能性が生じます。経験豊富で実績が多い医師やクリニックを選ぶために、事前にしっかりとリサーチすることが重要です。

脂肪注入による豊胸手術は、定着した脂肪に限っては半永久的に効果があります。ただし、注入した脂肪の定着率は50~70%ほどです。脂肪注入後数ヶ月以内に一部の脂肪は体に吸収され、残りが定着する仕組みになっています。

注入した脂肪の定着率をアップさせるのには、クリニックの施術方法と医師の技術が大きく関わってきます。脂肪の加工の精度・注入スピードと量・注入スペースの確保などの工夫や技術力を重視したクリニック選びが大事です。クリニックごとの施術内容を以下の視点で確認してください。

脂肪吸引で自身の体から取り出した脂肪は、そのままではなく加工してから注入されます。この際に血管などの不要なものを取り除く必要があり、この工程では技術・スピード・衛生面などが求めれられます。精度の高い加工ができれば、質のいい状態で脂肪注入ができます。

豊胸のための脂肪注入では、一度に脂肪を多く注入すると定着しにくくなります。 「コールマンテクニック」という方法で脂肪を細かく注入するのが医師の間ではスタンダードとなっています。脂肪を皮下・乳腺下などに満遍なく注入できる技術が大切です。

特に痩せ型の方で聞かれる悩みですが、脂肪をたくさん注入したくても収まるスペースがなければ定着させるのが難しくなります。胸の皮膚の伸びやすさと脂肪注入には深い関連性があります。クリニックによっては、ビブラという機器で胸の皮ふを伸ばしてから脂肪注入する方法もあります。

豊胸のための脂肪注入で代表的な方法は「ピュアグラフト」と「コンデンスリッチ(CRF)」です。2つの最も大きな違いは脂肪の加工方法です。ピュアグラフトはフィルターによって脂肪をろ過し、コンデンスリッチは遠心分離機で不純物を除去します。

脂肪注入による豊胸手術は、状態が落ち着くまでのダウンタイムが長めです。 脂肪注入した胸だけでなく、お腹・太もも・お尻などの吸引箇所にも症状が出ます。ダウンタイムの主な症状としては、内出血によって広範囲にあざができたり、痛みや腫れが生じたりします。

また脂肪注入直後は胸の硬さなどを感じる期間がありますが、それがしこりかどうかはその時点では診断できません。術後3ヶ月以上が経過し、施術部位が安定してきてから医師の診断で判明します。

脂肪注入の豊胸手術を成功させるには、クリニック選びを慎重に行なう必要があります。医師の技術力のほか、アクセスのよさ・症例数や実績・カウンセリングの丁寧さ・費用などすべてが大切な確認事項になります。

脂肪注入の豊胸手術では、治療内容によっては数回にわたって通院が必要になります。また、万が一トラブルがあってもすぐ相談ができるように、自宅から通いやすいクリニックを選ぶのが大事です。診療時間や連絡の取りやすさなどもチェックが必須なポイントです。

クリニック全体の実績はもちろん、医師個人の実績も確認して選択をしてください。脂肪注入の豊胸手術ではクリニックの機器の種類や医師の技術力で仕上がりに差が出ます。HPに症例が掲載されているクリニックも多いので、必ず目を通しておくのが大切です。

カウンセリングでは、自分の現在の症状や治療に際しての不安に親身になってくれるかどうかをチェックしてください。いくつかのクリニックの無料カウンセリング制度を活用すると便利です。その際には治療内容の説明や仕上がりのイメージ共有を詳細にしてくれるかどうかも要確認です。

脂肪注入の豊胸手術は自由診療のため、治療内容・クリニックの料金制度によってはかなり高額になります。自分の理想や予算を考慮して、無理のない費用で契約をするのが重要です。クリニックによってはモニター価格もあるので、費用を抑えたい人は条件などもチェックしてみてください。

脂肪注入の豊胸手術を受けてみたいと考えだすと、同時にいろいろな疑問が浮かんでくる方も多いのではないでしょうか。多くの方が疑問に感じる事柄について、理解を深めるための回答をまとめますので、ぜひ参考にしてみてください。

シリコンバッグによる豊胸の場合は映り込んでしまう場合がありますが、脂肪注入やヒアルロン酸注入による豊胸はレントゲンには映りません。ただし、脂肪注入の場合でも石灰化しているとしこりとしてレントゲンに映る可能性があります。

基本的にどの豊胸手術においても授乳また妊娠・出産への影響はありません。母乳は乳腺で作られて乳管を通りますが、脂肪やヒアルロン酸は乳腺内や乳管内には入らないので安心です。

ただし、医師による技術不足などにより乳腺や乳管を傷つけてしまった場合や、感染症を引き起こしてしまった場合は機能に影響が出る可能性があります。いずれにしても、信頼できるクリニック選びが大切だと言えます。

脂肪注入の豊胸手術は美容医療となるので、自由診療で保険適用外です。内容・クリニックによっては料金が高額になるため、予算・分割払い・医療ローンなどを綿密な確認が必要です。アフターケアの料金の有無まで金銭的な疑問は細かく把握しておくのが大切です。

注入した脂肪が定着するまではおよそ2～3ヶ月ほどかかると言われています。この間、むくみやしこりのような硬い部分が生じる場合がありますが。徐々に自然な状態になりますが、術後3ヶ月ほどの期間はマッサージや激しい運動、きつい下着などの着用は避け、できるだけ安静にして過ごしてください。

クリニックや個人の状態によっても変わりますが、脂肪注入による豊胸では平均して0.5~2カップのサイズアップが可能と言われています。また一度に多量の注入をおこなうと、しこりの原因になる場合があるため、大きくしたい場合には2～3回に分けて手術を行うことで理想のサイズアップが目指せます。

脂肪注入による豊胸手術は、定着さえすれば半永久的な効果が期待できます。もちろん体内に吸収される脂肪もありますが、正しく適量を注入することで定着率を上げることができます。経験豊富なクリニック・医師に相談してみましょう。

脂肪注入による豊胸手術後にダイエットをすると、せっかく注入した脂肪も減ってしまう可能性があるので避けたほうがいいと言えます。脂肪注入によって豊胸し定着したといっても脂肪であることに変わりはありません。そのため脂肪注入後に大幅なダイエットをすると、全身の脂肪と同様に注入した脂肪も減ってしまいます。

反対に、先にダイエットによって大幅に痩せた状態で脂肪注入よる豊胸をするのもおすすめできません。注入するのに十分な脂肪を吸引できず、満足いく仕上がりを目指せなくなるからです。しかしあまり気にし過ぎず、気になる部分の脂肪吸引とバストへの注入によってダイエットと豊胸のどちらも叶うととらえると良いでしょう。