サトイモ科の観葉植物おすすめ10選｜育て方は？斑入りなど種類豊富【犬・猫は大丈夫？】

観葉植物と言えば何を思い出しますか？近年人気の観葉植物セローム・ハワイアンキルトのデザインで有名なモンステラ・長いつる状の葉がおしゃれなポトスなどさまざまな人気の品種がありますが、その多くがサトイモ科の観葉植物です。

食べるサトイモとは違い見た目に美しい緑色が印象的で、お店のアクセントとして飾られている観葉植物にもサトイモ科のものが多く用いられています。観葉植物としてサトイモ科のものが好まれる理由は、育てやすく丈夫で手がかからないからです。

そこで今回はサトイモ科の観葉植物についてまとめました。人気のサトイモ科観葉植物の魅力をたっぷりとお伝えしています。またサトイモ科の観葉植物の育て方のポイントや、近年人気のフェイクグリーンについてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

サトイモ科の観葉植物の魅力は何と言っても、育てやすいことです。温暖・湿潤な気候を好むので、日本の環境にぴったり。また頻回な水やりが不要で、土が乾いたらたっぷりの水をあげるのが基本です。

サイズも小さな鉢で楽しめるものから、インテリアのアクセントになる大きな鉢物までさまざまあり、自分の部屋に合ったものを選べます。グリーンが色濃く、葉が大きなものが多いのでどんな色調のインテリアにも合わせやすいのも魅力的です。

ここでは人気のサトイモ科の観葉植物についてご紹介します。ハワイアンモチーフの題材に用いられるモンステラや、グリーンの合間に見える美しい特徴的な花々が印象的なアンスリウムなど、さまざまな魅力をもつサトイモ科の観葉植物をチェックしてください。

観葉植物の代表的な存在ともいえるポトス。適度な水やりでつる状にぐんぐん伸びる葉が特徴的で、初心者向けの観葉植物とも言えます。スタンダードなゴールデンポトスはオウゴンカズラの和名を持ち、日本で大変愛されている品種です。

ゴールデンのほかにもライムグリーンの葉が魅力的なものや、班入りの葉が美しいマーブル、白い斑点がグリーンに映えるエンジョイなどさまざまな品種があります。つるが伸びてきたらハンギングにしたりヘゴ立てを楽しんだりと、飽きることなく育てられます。

ラテン語で「奇怪」「怪物」などの意味を持つ「モンストラム」が語源。大きな切込みの入った葉っぱが印象的な植物です。成長により切込みが深く入るようになります。近縁種のマドカズラは切込みの代わりに穴があいていて、こちらもモンステラと同様人気の観葉植物です。

笹のような細長い葉の間に顔を見せる鮮やかな色の花が印象的なカラー・スパティフィラム。花と呼ばれる部分は仏炎苞（ぶつえんほう）という特殊な形をしており、つぼみを包むように変形した苞（ほう）が赤や白などの美しい色合いで開きます。

寒さに弱いので鉢植えが一般的ですが、夏の暑い時期のみベランダなどの屋外栽培も楽しめます。小型種から大型の鉢植えが揃っているのでインテリアとしてもおすすめです。切り花としてアレンジメントにも重宝されます。

ピンクの班入りの葉が可愛らしいと人気のアグラオネマ。映画「レオン」でジャン・レノ演じる殺し屋が育てていた花、と言えばピンとくる方も多いのではないでしょうか。耐陰性が高く高温多湿を好み、近年その空気清浄効果が注目されている人気の観葉植物です。

花言葉は「青春の輝き」。タイでは飾っていると幸運が訪れる花として人気があり、日本でも縁起のいい花として贈り物に選ばれています。

仏炎苞（ぶつえんほう）と呼ばれる特徴的な花を咲かせるアンスリウム。光沢感のある赤い花とグリーンのコントラストがきれいで人気があり、最近はクリスマスシーズンにもよく見かけます。

しかし寒さに弱く、10℃以上の温度を保つ室内で育てるのがおすすめです。強い直射日光に弱いものの、日光が不足すると葉がしおれて花が咲かなくなるので、カーテン越しなどの反日蔭の場所に置きましょう。

ギリシャ語の「フィロン（愛する）」「デンドロン（樹木）」を語源とするフィロデンドロン。熱帯・亜熱帯に属する植物で、花言葉は「壮大な美」「華やかな明るさ」です。

幾つか品種がある中で最も人気なのが、フィロデンドロン・セロム。切込みのある葉が印象的でアジアンテイストな魅力を持っていることからインテリアに重宝されています。

サトイモ科の観葉植物は、総じて育てやすいのが特徴ですが、寒さに弱いので室外では冬を越せないものがほとんどです。また真夏の直射日光に弱く、特に西日は避けましょう。

水やりは土が乾いたら鉢から流れ出るほどたっぷりあげるようにしましょう。適度に葉に霧吹きで水を与えておくと活き活きしたグリーンを保てます。

サトイモ科の観葉植物とよく間違えられるのがアロカシアです。サトイモ科とよく似ていて、葉が大きくグリーンの映える外観をしていますが、こちらはクワズイモ科の一種になります。

地面上に見える太い根と大きなグリーンの葉が特徴的で、成長のスピードが速いので出世芋とも言われています。土中に棒状の根茎が育つのが特徴です。

サトイモ科の観葉植物には、犬や猫といったペットには強い刺激を与える成分が含まれています。たとえば、犬がサトイモ科の観葉植物を噛んでしまうと、口が腫れる・ただれるといった症状になるほか、飼い主が観葉植物を触った手で犬の傷口を触ると悪化につながります。

また、サトイモ科の植物はシュウ酸カルシウムと呼ばれる物質が多く含まれています。この成分は猫にとって危険で、猫が誤って食べてしまうと口内炎・皮膚炎・嘔吐といった症状を引き起こす場合がります。

これらのペットのいるご家庭では、ペットの入らない場所に置くなど工夫が必要です。

インテリアに観葉植物が欲しいけどお世話する自信がない、とお悩みの方には、フェイクグリーンがおすすめです。フェイクグリーンとは、まるで本物のように似せて作った人工観葉植物のこと。水やりなどのお世話が一切不要なので手軽にグリーンを楽しめます。

大きな鉢植えタイプから、テーブル上で楽しめる小鉢やポット・吊り下げて飾れるハンギングなど種類も豊富です。紫外線を受けると空気清浄効果を発揮する機能付きのものも人気があります。

サトイモ科の観葉植物は、初心者でも気軽に楽しめる難しいお手入れ不要のおしゃれなグリーンアイテムです。自分のお気に入りのものを見つけて、ぜひインテリアに飾りましょう。

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