室内用観葉植物おすすめ15選｜育てやすい観葉植物や小さい種類も紹介【初心者にも】

室内に観葉植物があると部屋の雰囲気が一気におしゃれになります。しかし、自分の部屋にはどんな観葉植物が合うのか、育てやすい観葉植物はどれなのかが気になるところです。また、観葉植物を置くと虫が増えるのでは？と心配する方もいます。

観葉植物を室内に置くとインテリアに彩りを与え、住まいの雰囲気を一気に格上げしてくれます。また、清々しいグリーンはお家時間を過ごす中での癒しをもたらすアイテムとしても人気です。風水の面でも室内に緑があるといいといわれています。

本記事では、豊富な種類の観葉植物の中から室内観葉植物を選ぶ際のポイントと、おすすめの観葉植物15選を紹介します。また、おしゃれな飾り方や上手に育てるコツも紹介しているので、ぜひご覧ください。

植物は太陽の光を浴びると光合成をおこないます。空気中の二酸化炭素を吸収して酸素を生成するため、観葉植物を室内に置いておくだけで空気の清浄化が可能です。そのため植物を室内に置くメリットとして、フレッシュな酸素を補給できるメリットがあります。

また植物は光合成の際に、二酸化炭素と一緒にホルムアルデヒドやトルエンなどといった有害物質も吸収し分解します。こうした空気を清浄化する作用もメリットと言えます。

リラックス効果も観葉植物のメリットの1つ。森林や川など、自然の中で生成されるマイナスイオンは、観葉植物からも生成されます。室内に植物があると心地いい空間をつくれるのがメリットです。

また、植物の清々しいグリーンは、スマホやリモートワークで疲れた目を癒す作用もあります。観葉植物があると心身ともにリラックスでき、ストレス解消にもつながります。

家具や生活雑貨との親和性が高い観葉植物は、インテリアとしても楽しめます。植物の緑色はどんな空間にも映えるので、おしゃれな部屋に憧れる方にもピッタリです。置くだけでおしゃれに見える観葉植物は、部屋のレイアウトが苦手な方にも向いています。

ゴミ箱やコンセントの前に置けば生活感を隠せるのも観葉植物のメリットです。ホテルライクな空間や、カフェのような空間が好きな方はぜひ挑戦してみましょう。

観葉植物の葉が行う蒸散により、酸素だけでなく水分も放出されます。これは吸収した水分を水蒸気として発散し、周囲の湿度を調整しようとする働きによるものです。観葉植物の蒸散により、室内を快適な湿度にキープできます。

特に秋から冬にかけて乾燥が気になる季節には嬉しい効果です。必要に応じて加湿器も併用し、湿度を50〜60%を保つようにすると、より快適さを感じられます。

小さな鉢におさまる小型の草花系は、テーブルや棚などのちょっとしたスペースに置きたい人におすすめです。成長しても大きくならず場所を取らないため、テーブルに置いても長く楽しめます。

お気に入りの雑貨と並べたり棚にさりげなく置いたりするだけで、おしゃれな空間を演出します。窓辺から離れた場所に置く場合は、日陰に強い植物を選ぶようにしましょう。

存在感のある大型の樹木系は、植物をお部屋のアクセントにしたい人におすすめです。リビングや寝室などに1つあるだけで、お部屋が洗練されたイメージになります。葉も大きいので蒸散しやすく、加湿効果も期待できます。

植物により優しさ・華やかさ・高級感など与える印象が異なるため、お部屋のイメージに合う植物を選ぶようにしましょう。

プクプクとした肉厚の葉がかわいい多肉植物は、もともと南の乾燥した地域の植物のため、乾燥に強いのが特徴です。水を頻繁に与える必要がなく育てやすいため、初心者にも向いています。異なる種類を並べても馴染みやすく、寄せ植えしたい方にもおすすめです。

観葉植物を選ぶ際には、部屋の大きさに合った形やサイズを選びましょう。お部屋に合わない大きすぎる植物を置いてしまうと、空間に圧迫感が生じて心地よさを損ねてしまいます。狭い部屋には小さいサイズや中間サイズの植物をポイントで置くようにしましょう。

リビング・玄関・寝室など広い空間には、大型サイズの植物が合います。大型植物は存在感と優雅さがあるため、部屋の印象をがらりと変えたい方にもおすすめです。

観葉植物によって必要とする日光の強さは異なります。置く場所の日当たり加減に合った観葉植物を選びましょう。強い日の光が入る大きな窓のリビングやダイニングには、ワイヤープランツやストレリチアなど直射日光への耐性がある植物がおすすめです。

反対に光が入りにくい玄関などには、アグラオネマやオキシカルジュームなどといった耐陰性のある植物を選びましょう。

初心者にとって育てやすさも大事なポイントです。植物を管理するうえで、日当たり・水やりの頻度・通気性・室温といった点が重要視されます。この4つ条件を厳しく問わない品種であるほど、初心者が育てやすい植物です。

また、ハダニなどの害虫は植物を育てるうえで悩みの種となります。サンセベリアやパキラなど虫がつきにくい種類も初心者におすすめです。

猫や犬といったペットを飼っている場合は、観葉植物が悪い影響を与えないかも必ずチェックしておきましょう。観葉植物の種類によってはペットに有害な種類もあり、間違って食べてしまうと下痢・嘔吐・呼吸困難・痙攣や、命にかかわる危険性もあります。

届かない場所なら大丈夫と思う方もいますが、落ちた葉を食べてしまう可能性もあるため避けたほうが安心です。また、害虫対策にする薬剤も成分を確認して購入しましょう。

観葉植物は運気をもつ風水アイテムの1つ。葉の形状や生える角度により風水の気が決まるため、適材適所に置くと運気アップが期待できます。気を落ち着かせる丸い葉はリラックス効果があり、寝室やリビングにおすすめです。

葉が上向きの植物は活発な気を発生させるので玄関に向いています。下向きの葉は気を優しく静める効果があるため、寝室に置くのがおすすめです。

観葉植物は鉢やスタンドを利用するだけで、よりおしゃれな印象になります。とくに鉢選びはインテリアを左右する重要なアイテムです。部屋との相性だけでなく、植物の葉の色・形状を映えさせるものを選びましょう。また葉にボリュームのある小さい植物は吊るすのもおすすめです。

以下におしゃれに見える飾り方のアイデアをまとめたので参考にしてみましょう。

• フックなどを利用して吊るす
• 大きいシンボルツリーは脚立やスツールの上にのせる
• 大きさの異なる観葉植物を並べてメリハリをつける
• 鉢カバーで気軽に鉢の印象を変える
• 部屋のカラーを3色以内でまとめる
• 水耕栽培(花瓶)で育てる

観葉植物を育てるうえで置き場所は重要なポイントです。植物によって違いはありますが、ほとんどの品種は直射日光が当たらない風通しのいい場所が適しています。また、エアコンの風は乾燥につながるため、直接当たらないように心がけましょう。

観葉植物を育てるうえで最も重要なのが水やりのタイミングや量です。季節によって与える頻度も異なり、気温が高い4～10月頃は土が乾燥したらすぐに水を与えます。気温が下がる11月～3月頃は、2～4日程時間をおいて与えましょう。

水の量は鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと与えます。水によって土の中の古い空気や汚れも押し出されるため、根腐れの予防にも効果的です。また、観葉植物は高温多湿を好むため、しっかりと葉水も与えましょう。病害虫を防ぐ効果もあるため、霧吹きなどで定期的にかけるのがおすすめです。

観葉植物には適度な肥料や栄養剤が必要です。肥料にはさまざまな種類がありますが、中でも緩効性固形肥料をおすすめします。観葉植物の鉢に入れて置けば水をあげるたびに少しずつ溶けていき、室内用の観葉植物でも匂いが少なく使いやすいです。

肥料と一緒に栄養剤をプラスすれば成長を促し、葉の艶もよくしてくれます。栄養剤は単独で使用するのではなく肥料と併用するのがおすすめです。

観葉植物は基本的に2〜3年に1回程度で植え替えます。植え替えの目安は下記となります。

• 水やりしても鉢に水がしみ込まない
• 葉っぱが内側に丸まっている

水がしみ込まないのは根詰まりが原因の可能性があります。根詰まりを起こすと葉っぱが内側に巻いてきたり、葉が黄色くなってきたりします。根詰まりを解消するため植え替えがおすすめです。時期は春から初夏くらいまでにしてください。次に植え替えの手順を見ていきます。

【植物の植え替え手順】

1. 鉢から観葉植物を取り出す
2. 根を半分くらい手でほぐし、傷んでいる部分を取り除く
3. 一回り大きいサイズの鉢に植え替える
4. 鉢の中心に観葉植物を入れ、高さを調整しながら土を足す
5. 土を入れた後、根が定着するようにたっぷりと水をやる

観葉植物を植え替えた後は、反日陰になる場所に置いておきます。土は乾燥しすぎないように水やりしてください。ぐらつきがある場合は支柱を立てて固定するのがおすすめです。

観葉植物に付く虫は、主に腐葉土や有機肥料などをエサによってきます。風通しの悪さや高温多湿の環境では、さらにコバエの活動が活発になるため、土に卵を産み付けてしまう場合も。コバエの繁殖を防ぐためには、ヤシガラなどの人工的に作られた無菌土に肥料をプラスするのがおすすめです。

また、葉水を怠るとハダニやコナカイガラムシなどの害虫が繁殖しやすくなるため、定期的に霧吹きで葉の裏まで水をかけましょう。コバエやハダニなどの観葉植物につく虫は、風通しの悪さで発生しやすいため、日ごろから風通しがいい環境を心掛けましょう。

観葉植物の大きさや形状はさまざまで、育てやすさも異なります。それぞれの特徴をチェックして、お部屋に合った観葉植物を見つけてください。お気に入りの観葉植物があることで、お部屋をより好きになれるものです。観葉植物のあるおしゃれな空間で、充実したお家時間を過ごしましょう。