バランスボードおすすめ24選｜効果がないって本当？【大人用・子供用】

近年になってさまざまな場面で体幹についての解説や書籍に触れる機会が多くなってきています。体幹は身体を支える軸のようなもので、背骨とその周りに付いている筋肉などで構成される胴体部分を示します。

体幹がしっかりしていると、正しい姿勢が保てるだけではありません。軸が安定するため多くの運動機能も発揮しやすくなるため、多くの人が体幹トレーニングトレーニングに興味を持つようになっています。

多くの体幹トレーニング器具の中で、幅広い年代から人気となっているのがバランスボードです。今回は、バランスボードの効果や選び方などを解説します。木製バランスボードやscamp・awnecなど人気メーカーのおすすめ商品を大人向け・子供向けに分けてご紹介するので参考にしてください。

人は不安定な物の上に乗って立とうとすると、そこまら落ちないように本能的にバランスを取ります。イメージ的にはスノーボードやサーフィンに乗る感覚を思い浮かべてみましょう。その際に体幹をはじめとしたインナーマッスルが刺激されて、ダイエットに役立つ基礎代謝の向上や体幹強化などの効果が得られます。

バランスボードは、それらの効果に着目して生み出されたトレーニングツールです。平らな円状の板の下に半球状の支点を装着した構造が一般的で、床面に接する面積が小さくなっています。

不安定トレーニングツールの中でも長方形のボードの下にローラーがあるバランスボードは中上級者向けのですが、いずれのタイプも限られた場所でも運動できる器具として人気です。

バランスボードは体幹を鍛える効果があります。体の芯の部分にあるインナーマッスルを鍛えられるため、猫背の改善など理想的な姿勢へと導いてくれる効果もあります。また、インナーマッスルを鍛えることで基礎代謝が向上して太りにくい体質に。ダイエットというよりも太りにくい体づくりに効果的です。

バランスボードでのトレーニングは少し足を開いた状態で乗れる大きさ分のスペースしか必要としません。円盤状のタイプでは30cmから40cmのものが一般的です。中上級者向けのロール支点タイプではボード長さが70cmから80cmとなっています。

少し大き目のロール支点タイプでも1m四方のスペースがあればトレーニング可能で、使い終わったら隙間に立てて収納できるので省スペースで邪魔になりません。

バランスボードの構造はとてもシンプルで、購入しやすいトレーニングツールです。製品によってバラツキがありますが、円盤タイプの初心者用であれば2,000円から3,000円で手に入れられます。中上級者向けのロールタイプでも10,000円を超えるような製品は多くありません。

初心者で不安定トレーニングを継続できるか不安を抱えている初心者でも、数千円の出費で始められるのは大きなメリットです。また中上級者向けの器具にステップアップする際も大きな負担になりにくいです。

バランスボードはテレビを見たり、音楽を聴いたりしながらでもトレーニングができるのも魅力です。集中しなければならないトレーニングでは、ちょっと億劫になったのがきっかけで遠のいてしまう場合も少なくありません。

バランスボードは何かをしながらでもトレーニングが可能なので面倒になりにくいのも特徴です。子供たちなどとゲーム感覚で楽しみながら器具使用ができるので、長い期間にわたってトレーニングが継続できます。

大人用のバランスボードは、大きく3種類のタイプに分けられます。円盤状の板に半球状の支点がついたタイプは手軽さが魅力です。ボードの上に立ってのトレーニングだけでなく、椅子の座面に敷いて座ると、デスクワークやテレビを見ながらでも腰回りの筋肉を刺激してくれます。

2種類目はボードの下の半球が円柱を縦割りしたような形状をしているタイプで、不安定になるのが1方向だけなので初心者向きです。3種類目はロールタイプのバランスボードで、長い楕円状のボードと床の間に円柱状のロールが挟まっていて、本格的な体幹トレーニングに適しています。

子供用のバランスボードは、トレーニングするイメージより楽しく遊べるイメージが大切です。子供は何事に対しても、楽しく遊び感覚がなければ継続できません。無理やりではなく自分からバランスボードに乗りたがるように仕向けましょう。

子供用のバランスボードには長方形のボードを単純に反らせただけの器具があります。これは円盤タイプとロールタイプを融合したような器具です。足を置く位置で難易度も変えられるのが特徴で、大きなタイプは手も使ってのトレーニングができます。

全身トレーニングやさまざまなエクササイズの補助器として使用したい方は、ボード面が40cm以上のものを選びましょう。バランスを取りながらのプッシュアップや、バランスボードに乗った状態でのスクワットもやりやすくなります。

ボード面が広いと手足のスタンス幅を工夫できるため、トレーニングの強度を調整できるのもポイントです。ボード面の広さが狭く高いほど難易度が上がるので、30cm台のバランスボードだと使いにくい可能性があります。特に、身体の大きな男性は実際に試してみてからの購入がおすすめです。

スタンドが円柱を縦割りしたような形状をしているタイプは、床と設置する面が2列になっている場合が多いのでスタンドが2つのタイプと呼びます。スタンドが半球状のスタンドが1つのタイプに対して安定性が高くなり、扱いやすく初心者や子供向きです。

2つスタンドのバランスボードは円柱の縦方向のバランスは安定していて、垂直方向のみ不安定となります。バランスボードに不慣れな人は、バランス取になれるまで2つスタンドタイプでのトレーニングがおすすめです。

1つスタンド仕様はバランスを取りにくいタイプなので、不安定トレーニングに慣れている人におすすめです。全方向のバランスを取りながらのエクササイズになるので高いトレーニング効果が期待できます。

また、長い楕円形のボードを円柱状のローラーで支えるタイプは、バランスの重心位置が変化するためよりバランスが取りにくく、高い体幹強化の効果が期待できます。このタイプは円盤型よりも本格的に体幹を鍛えたい人に向いている器具です。

バランスボードは不安定な台の上に乗ってトレーニングするため、見た目より運動量が多くなって汗をかきます。足を乗せる台座部分が汗などで濡れて滑りやすくなるのを想定して、滑り止め処理が施してある製品を選びましょう。

滑り止めもボードと同じ材質で表面に起伏を設けているだけの製品もあります。このタイプは表面の突起部が肌に食い込んで跡がつく可能性もあるので気を付けましょう。滑り止め処理としてザラザラした材質を張り付けているタイプがおすすめです。

一般的なバランスボードの耐荷重は100kgから300kgとかなりバラつきがあります。単純に乗った状態でボードにかかる荷重は体重とほぼ同じですが、バランスをとるために踏ん張った際には大きな荷重がかかってしまうため、耐荷重が体重の2倍以上の製品を選ぶようにしましょう。

また、強度を重視するのであれば木製のバランスボードがおすすめです。壊れにくく、もし壊れてしまっても修理しやすくなっています。耐荷重が大きいほど頑丈な設計が施されていますが、価格も変動するので体重の2倍を目安に適切な製品を選びましょう。

バランスボードを使った体感トレーニングを紹介します。下記にまとめるのでぜひ参考にしてください。

• 両足で乗る
• しゃがんで乗る
• お尻で座って乗る
• 乗って立ったりしゃがんだりする
• 目を閉じて両足で乗る
• 片足で乗る
• 目を閉じて片足で乗る
• バランボードを2つ使う（両手と両膝で乗る）
• バランスボードを10個ほど並べて、その上を歩く

バランスボードは、スケボーやサーフィンの練習としても使えます。バランスボードは、体幹を鍛えバランス感覚を磨けます。また、関節のなめらかな動きや繊細な神経の働きをよくする効果もあるので、スケボーやサーフィンの練習としてもうってつけです。

とにかく安いバランスボードがほしい方には、100均ダイソーのバランスボードがおすすめです。税込550円で購入できる耐荷重100kgのシンプルなデザインが特徴。テレビやYouTubeなどを見ながら腹筋や体幹が鍛えられます。スクワットと併用できるのも魅力です。

今回はバランスボードについて解説していますが、不安定性トレーニングツールには他の器具もあります。バランスクッションとも呼ばれるバランスディスクは、もとは医療用に開発され器具です。近年でも多くのリハビリの現場で体幹強化と骨盤矯正用に導入されています。

不安定性トレーニングツールで最も手軽で安価なものはバランスボールです。ビニール製の大きなボールに空気を入れただけなので、収納する際にコンパクトになるのも魅力で多くの人から支持されています。バランスボードの購入を検討する際には、バランスディスクやバランスボールも合わせてチェックしましょう。

働き方改革やコロナウイルスの蔓延でテレワークが常態化しつつあります。運動不足を感じた人は小さなスペースさえあれば楽しく宅トレできるバランスボードでエクササイズしながら体幹を鍛えましょう。こちらの記事もあわせてご覧ください。