沼田まほかるのおすすめ小説6選｜名前の由来や作風も紹介！

沼田まほかるは56歳で文壇デビューした遅咲きの作家です。心の闇に迫る洞察力と人間の深層心理をえぐり出すような文章力は中毒性があり、第1作目を発表してからは次々と大ヒット作品を連発し、あっという間に人気作家に登りつめました。

映画化されている作品もあり知名度の高い作家のため、その作風や人柄について興味を持っている人も多いはずです。そこでこの記事では「まほかるって本名？」「イヤミスって何？」など気になるワードに触れながら、沼田まほかるのおすすめ小説についてご紹介します。

沼田まほかるの小説は、グロテスクな描写と後味の悪さに定評があります。それなのに不思議と読む手が止まらなくなる魅力にも溢れています。リアリティに溢れたミステリーの世界を、ぜひ堪能してください。

沼田まほかるは大阪のお寺の娘として生まれ、現在は奈良県在住です。若くして結婚し、夫が寺を継承しますが離婚。自身が得度し住職となります。その後、40歳半ばで知人と建設コンサルタント会社を設立します。しかしそれも10年後に倒産してしまいます。まさに波瀾万丈の人生を送り、56歳で作家デビューを果たします。

『まほかる』は、ペンネームと言われていますが、その由来については詳細がありません。奇をてらったインパクトのある名前で、名前に惹かれる読者も多いはずです。

沼田まほかるの作品は、ひとことで言うと『暗い』です。陰鬱なイメージの作品が多く、それだけにハマる人も続出しているのです。救いようのない残酷性や猟奇的な描写から好き嫌いが分かれるところですが、無理のないストーリー展開にはリアリティを感じずにはいられません。

あなたも沼田まほかるの作品が持つ強い引力に引き摺り込まれてみませんか？

『イヤミス』とは、読んだ後に「嫌な気持ちになるミステリー」を意味します。略して『イヤミス』と呼ばれています。沼田まほかるの作品はまさに『イヤミス』の名がふさわしく、残酷でグロテスクな表現が多く見られます。初めて読む人にとっては戸惑う点も多いはずです。

逃げ場のない恐怖にあらがいながら、まるで読者自身が犯罪の領域に足を踏み入れるような感覚に陥ってしまうのも沼田まほかる作品の魅力です。心理的に追い詰められる作品を探している人におすすめです。

実写化された大人気作品です。表紙から取れる印象は暗く、初めて読む人にとっては重苦しい作品だと思われるはずです。しかし伏線回収のテクニックが素晴らしく、最後まで読み進めるとスッキリできるのもこの作品の魅力です。前半のグロテスクな殺人の描写からストーリー終盤の大どんでん返しは読む人すべてを魅了します。

ホラーサスペンス大賞を受賞した作品です。サスペンス要素が濃く、読み終わるまで緊張感が続くような感覚に陥ります。狂気と不快感溢れる内容で、複雑に絡みついた人間関係が読者を絶望の淵に誘い込みます。まさに『イヤミス』の真骨頂とも言える作品で、読み終わった後には後味の悪さが残ります。

沼田まほかるファンにとってはたまらない小説です。

歪んだ愛情とどうしようもなくクズな登場人物が繰り広げるストーリーは、読み終えると軽く疲労感を感じるほどです。映画化もされている作品で、映画を観てから原作を手に取った人も多いはずです。最後まで読んでも誰にも共感できず、理解しがたい愛情の形に疑問の残る小説です。

あなたもこの小説を読んで自分がどんな気持ちになるのかを確かめてみませんか？

ゾッとする9話の物語が盛り込まれた短編集です。どれを読んでも嫌な気持ちが残ります。しかし、読む手は止められません。それが沼田まほかるにハマるファンが多い理由です。読者が嫌悪感を覚えるような残酷なシーンがさりげなく描かれており、まさに『痺れる』作品です。

フラッシュバック要注意の小説の世界にぜひ飛び込んでみてください。

『エトワール』には過去に不倫をした女性、または今不倫をしている女性ばかりが登場する小説です。世間にオープンにできない恋愛ばかりを繰り返し、他人のものを奪う行為に幸せを感じる女性が描かれています。エトワールとは別名エトワールローズといい、濃いピンクのうつむいた花を付けます。

『エトワール』は『痺れる』に収録されています。PHP文芸文庫『あなたの不幸は蜜の味〜イヤミス傑作選〜』で再びスポットを浴びた小説です。30ページほどの短編ですが、タイトルの美しさとは裏腹に目を覆いたくなるような残酷シーンが含まれています。

沼田まほかるさんの作品のように、固唾（かたず）を飲んで没頭できる小説を読むときは、快適な読書環境を整えたいものです。そこでご紹介したいのが、ソファやベッドなどで使える多目的サポートクッションです。さまざまなタイプのサポートクッションがありますので、ぜひお好みのものを見つけてください。

大好きな作品とリラックスアイテムで、あなたの読書タイムを充実させませんか？

沼田まほかるの作品は、読者に絶望的な不快感を与えます。読者は残酷なストーリー展開に翻弄され続け、後味の悪さを感じながらも一度ハマると抜け出せない中毒性があります。あなたも沼田まほかるが描くホラーサスペンスの世界に飛び込んでみませんか？

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