チューバ用マウスピースおすすめ20選｜ヤマハやJKなども紹介！選び方は？

チューバ本体に付属されているマウスピースをそのまま使用していませんか？マウスピースはとても繊細です。微妙な形の違いや塗装方法で音色や吹きやすさが変化します。上達スピードも影響する重要なパーツです。チューバ本体だけでなく、マウスピース選びもしっかりおこないましょう。

しかし、マウスピースの種類は非常に豊富です。リム内径やカップの形・メーカーなど、どうやって選べばいいのかわからなくて悩むと思います。そこでこの記事ではあなたの唇に合うマウスピースの選び方や、おすすめのメーカーを厳選してご紹介します。

練習用・初心者向け・経験者向けのおすすめマウスピースも紹介しているので、この記事を参考にして購入してください。

マウスピースの役割は大きく2つです。楽器に息を吹き込むことと、唇の振動を楽器に伝えることです。マウスピースからどのようにチューバに息が吹き込まれ、振動するかによってチューバの音色が左右されます。

したがってマウスピースは楽器本体と同じだけ慎重に選ぶ必要があります。いろんな人の唇・スタミナなどに合わせて選ぶ必要があるので、ポイントを押さえてあなたにぴったりなマウスピースを選びましょう。

以下の4点に気をつけて選ぶと自分の唇にぴったりなマウスピースを選べます。

• 自分の歯並びにあう
• 唇にあてた時に違和感がない
• 長時間吹いていて疲れない
• 自分の求める音色が出せる

マウスピースを選んだら、自分の使っているチューバにはめてもマウスピースがぐらつかないかを忘れずにチェックしましょう。ぐらつくと音程が狂うので気をつけてください。

リム径は内径と厚みで音色・コントロール・疲れやすさが変わります。自分の持久力や出したい音量で選びましょう。内径が小さいマウスピースは高音域が得意ですが、厚みがあるとコントロールが難しくなります。しかし負担が少なく長時間演奏可能なので初心者におすすめです。

内径が大きいマウスピースは大音量が出て低音から高音域まで幅広くカバーできます。ただしリムが薄いほどコントロールしやすいものの疲れやすくもあるため、経験者におすすめのマウスピースです。

カップの形は出したい音域や音色で選びましょう。Uカップは浅いマウスピースに該当します。高音域が得意で明るい音色ですが、音量は小さくなります。Vカップは深いマウスピースなので低音域が得意で暗めの音色です。音量が出ますが多くの息が必要になります。そのため息の量が少なめの人や初心者は、Uカップよりの浅いカップのマウスピースがおすすめです。

スロート径は、息を吹き込んだ時の空気の圧力の強さによって音色が変化します。細長いほど軽くて明るい音色が出ます。ダークでずっしりした音量が欲しい場合は太い径のマウスピースを選ぶのがおすすめです。また、演奏するために必要な空気の量も径が太いほど多く必要です。そのため、初心者は吹き疲れをしにくい径の細いマウスピースを選びましょう。

金メッキのマウスピースは華やかで音が遠くまで突き抜けるのが特徴です。また、唇触りも柔らかく非常に滑らかでスムーズに息を吹き込めます。金属アレルギーが一番出にくい素材でもあるので、金属製のマウスピースが使いたい人は金メッキを検討ください。見た目も音も華やかなので、ブラスバンド・マーチ・屋外での演奏と相性抜群です。力強い音色を求める人は金メッキのマウスピースを選びましょう。

銀メッキは真鍮製のマウスピースと親和性が高い加工法です。密着性も高く耐久性に優れているので、一番定番で初心者におすすめです。柔らかで落ち着いた音色が出ます。また、唇にあてたとき滑りにくく安定感があるのが特徴です。唇をしっかりマウスピースに固定したい人や、他の楽器と一体感がある演奏を求める人は銀メッキのマウスピースを選びましょう。

プラスチック製のマウスピースは屋外・練習用に最適な素材です。なぜなら安い・軽い・耐久性が高いの三拍子揃った優れものだからです。日々改良され、音色も真鍮製と遜色ありません。温度に左右されないため暑い日や寒い日でも安定して吹けます。透明タイプであれば唇の動きもよくわかるため、アンブシュアの確認もできます。練習用として1つは持っておきたいマウスピースです。

ピンクゴールドのマウスピースは金と銅の特徴をあわせ持ちます。そのため華やかでありながらソフトな音色が特徴です。唇にあてたときも柔らかく滑らかなので、唇が滑りやすい人向けのマウスピースです。ただし変色しやすい素材でもあるため日々のお手入れに気を付けましょう。倍音が豊かで落ち着いた明るさの音を求める人はピンクゴールドメッキのマウスピースがおすすめです。

初心者・中学生におすすめなのが1万円未満のマウスピースです。低価格のマウスピースは初心者向けや練習用として作られているので、扱いやすいモデルが多いのが特徴です。また、どのジャンルにも万能に対応できます。耐久性が高い素材のマウスピースも1万未満で購入できるので、初心者以外にも屋外での演奏時や練習用として購入するのもおすすめです。

経験者や学生におすすめなのが1万円以上のマウスピースです。リム内径やスロート径などのサイズも豊富で、自分の唇にフィットするマウスピースが見つかります。技術や製法もしっかりしていて吹き心地も抜群です。コストパフォーマンスと吹奏感のどちらも得られるので、メインのマウスピースは1万円以上のモデルを購入するのがおすすめです。

3万円以上のマウスピースは最高の技術職人が精密な設計と技術を駆使して作るマウスピースです。デザインもさることながら、操作性・音色なども格段に差があります。一度その素晴らしさを体感すると安価なマウスピースが使えなくなるほどです。

値段が高いためマウスピース選びに失敗しにくい上級者におすすめですが、初心者でも愛用者は多数存在します。今より高みを目指す人は3万以上のマウスピースから選びましょう。

ヤマハは日本の代表的なメーカーです。初心者向けのマウスピースにも力をいれており、扱いやすいモデルが多数ラインナップされています。最新のコンピューターを駆使し、滑らかなアタックとコントロールのしやすさが強みです。

また、バズィング練習に最適な透明なポリカーボネート素材のマウスピースも製作しています。入門者やトレーニング用マウスピースを求める人はヤマハで探すのがおすすめです。

バックはチューバ奏者が世界中で最も多く愛用している有名ブランドです。累計400種類以上のマウスピースを製作し、楽器の性能をあげるために開発されてきました。そのため楽器本体の弱点をカバーしたうえでより魅力的な音色を奏でられます。また、全音域にわたり音の粒が揃っていて豊かな響きが特徴です。今よりワンランク上の音色を求める人におすすめのメーカーです。

ペラントゥッチは世界的なテューバ奏者のダニエル・ペラントニとロバ－ト・トゥッチが協力して完成した最高級のマウスピースブランドです。奏者ひとりひとりの唇と幅広いジャンルに対応できるバリエーションの豊富さが強みです。

また、レベルに合わせたマウスピースを選べるのが特徴で、初心者からプロ奏者まで多くのプレイヤーが愛用しています。マウスピース選びに悩んだときはペラントゥッチを選びましょう。

シルキーは、トランペット奏者として有名なRenold O.Schilke（レノルド・シルキー）が創設したブランドです。音響学や機械工学を駆使してどのような奏者にも合うマウスピースにこだわっています。スタンダードからシグネチャーモデルまで豊富なラインナップで、初心者からプロまで多くの奏者から定評があります。豊かな音色が特徴でロータリーチューバと特に相性が抜群です。

ヨットカーはヨーロッパを代表するドイツのマウスピース専門メーカーです。上質な音色と程よい抵抗感があり、ラインナップの豊富さが特徴です。入門者からプロ奏者まで世界中のチューバ奏者から愛用されています。特にグローバルとコラボレーションしたエリートシリーズがハイクオリティだと人気急上昇中です。ぜひチェックしてみてください。

ロメラブラスはスペイン発の金管楽器のマウスピース専門メーカーです。プロのミュージシャン向けに作られている本格的なマウスピースで、丁寧な作りとバランスのいい音色が特徴です。また、デザインの美しさもチューバ奏者から高い評価を得ています。

どのタイプのチューバとも相性がよく、なかでも読売日本交響楽団でチューバ奏者として活躍している次田心平氏のシグネチャーモデルが特に人気です。

マウスピースを持ち運ぶときには専用ポーチを準備しましょう。衝撃から守るクッション材が入っているので安心して保管できます。また、1本用・2本用・3本用と持っているマウスピースの数に合わせて選べます。楽器メーカーが出している高級感のあるものから、キャラクターがデザインされたかわいいものまで種類も豊富なので、好みのポーチを見つけてください

マウスピースのお手入れをしっかりおこなうためにお手入れ用品も購入しましょう。日々お手入れをしないと、変色やゴミが溜まって音色や吹き心地が悪くなります。実は金管楽器で一番トラブルの元になるのがマウスピースです。専用のスワブやマウスピースブラシでお手入れして素敵な音色をキープしてください。

チューバを演奏するうえで、マウスピース選びはとても重要です。自分の唇に合う形と求める音色で選びましょう。また、チューバ本体としっかりフィットするかも確認してください。自分にぴったりなマウスピースを使うとそれだけで上達スピードがあがります。お気に入りのマウスピースを見つけてチューバを楽しみましょう。

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