【Bachなど】トロンボーン用マウスピースのおすすめ10選｜太管・細管の違いは？

トロンボーンを演奏するときに重要なのがマウスピースです。大きな本体に目がいきがちですが、演奏する上で欠かせません。マウスピースが悪いと演奏しにくいだけでなく、トロンボーンの音色も悪くなります。

学生なら学校の備品のトロンボーンを使用していると思いますが、マウスピースだけは自分で購入して使うのがおすすめです。自分に合ったマウスピースを使うことで上達スピードも上がります。

そこで今回は、トロンボーンのマウスピースの選び方やおすすめの商品をご紹介します。マウスピースはいろんなメーカーが出していて種類・特徴もさまざまです。マウスピース選びに悩んでいる人はこの記事を参考に購入してください。

実はマウスピースだけで曲を奏でられます。つまりマウスピースで音が決まるといっても過言ではありません。まずは特徴を理解しましょう。

マウスピースの素材で選ぶのもおすすめです。真鍮製とプラスチック製があるので、特徴をご紹介します。

プラスチック製でも真鍮製と変わらない音色のマウスピースもありますが、基本的にプラスチックは練習用として使うのがおすすめです。

マウスピースの管の太さによって音色が違います。高音域・低音域の幅もマウスピースによって異なります。出したい音の太さを選んでください。種類は太管・中細管・細管の3つです。太くなるほど音量がでるので太管はクラシックなどの壮大なオーケストラに、細管はジャズや独奏におすすめです。

ただし、楽器の太さと同じサイズのマウスピースでなければ使用できないので、購入時には事前に楽器の管の太さもチェックしておきましょう。

マウスピースの表面加工をどうするかでも音色が変わります。それぞれの加工法と特徴をチェックし、自身に最適な加工を選びましょう。

YAMAHAは日本製で学校でも使われる事の多いメーカーです。バランスよく作られており「どのメーカーを選べばいいかわからない」と悩む初心者におすすめです。

トロンボーン奏者の中川英二郎氏が開発・監修しているマウスピースもあります。完成度が高く、スタジオミュージシャンからバロック音楽まで幅広いジャンルに対応するオールマイティーなマウスピースです。

Bach（バック）はトランペット奏者であるヴィンセント・シュローテンバッハが創立したブランドです。初心者からプロまで愛用しており「マウスピースと言えばBach」というほど世界で定番のメーカーです。低音から高音まで豊かに響く音色が特徴です。適度な抵抗で疲れにくいため、中学生や高校生にもおすすめです。

Schilkeはアメリカの金管楽器ブランドです。トランペット奏者の支持が高く「トランペットの王様」とも呼ばれています。トランペットと同じ形のマウスピースを使うトロンボーンのマウスピースも定評があります。クリアで芯のある豊かな音色が特徴で、オーケストラの演奏者に人気です。

Denis Wickはイギリスのトロンボーン奏者であるデニス・ウィックが1968年に創立しました。暖かく柔らかい音色が特徴で、多くのトロンボーン奏者に愛用される定番のブランドです。形状はVカップで、 丸みを帯びた深い音色の「Classicシリーズ」が英国式ブラスバンドの奏者に好評です。

マウスピースは口に直接つけて吹くものです。お手入れをおこない、清潔を保ちましょう。日頃のお手入れはさっと水洗いで大丈夫です。1週間に1度は「マウスピースブラシ」と「ブラスソープ水溶液」で洗うのがおすすめです。

ブラス水溶液1に対し30°～40°Cの温水10～15の割合で混ぜて使用します。もしブラス水溶液が無ければ台所用中性洗剤で代用も可能です。楽器の音質や音程にも影響するので手入れもしっかり行いましょう。

マウスピースはトロンボーンの音色に大きく影響します。本体だけでなくマウスピースもしっかり選びましょう。人それぞれ口の形が違うので、プロが使っているものが自分に合うとは限りません。ポイントを押さえながら吹きやすいものを見つけてください。そして自分にピッタリなマウスピースを使って素敵な音色を奏でましょう。