ヨコハマタイヤのスタッドレスおすすめ10選｜SUVやアイスガードシリーズも

日本では、冬になると北海道や東北を中心に大量の雪が降るため、冬の運転にはスタッドレスタイヤが欠かせません。ノーマルタイヤのままで雪道や凍結した道路を走ると、スリップする可能性が高く交通事故の原因になってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤです。ヨコハマタイヤのスタッドレスは、雪道でも安心して走行できるように、改良が重ねられ高い機能性を保持しています。

今回の記事では、ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤについて、特徴や失敗しない選び方・おすすめ10選を紹介します。アイスガード6・アイスガード7・アイスガードSUVそれぞれの違いや、スタッドレスタイヤの寿命について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

スタッドレスタイヤは、雪道や凍結した道路での走行に特化したタイヤです。タイヤの主な成分であるゴムは、気温によって硬さが変わってしまう特徴があり、冬になると硬くなってしまいます。

ノーマルタイヤでは、冬になるとタイヤが硬くなってしまい、グリップ性能が低下するためスリップ事故につながってしまいます。スタッドレスタイヤは、寒くなっても硬くなりにくいゴムを使用しているため、しっかりと路面を噛んでくれて安心して走行できるようになっています。

ヨコハマタイヤは有名なタイヤメーカーですが、創業からどのような経緯を経て今日まで歩んできたのでしょうか。ここからは、ヨコハマタイヤの歴史を振り返り、スタッドレスタイヤにはどのような特徴があるのか、それぞれ解説します。

ヨコハマタイヤは1917年に「横浜護謨製造株式会社」として設立されたのがはじまりで、国内で初めてスノータイヤやチューブレスタイヤの開発に成功した、老舗のタイヤメーカーです。1969年の戦後復興後はヨコハマタイヤ・コーポレーションを設立。北米やアジア地域に販路拡大して以降は、世界に複数の工場を持つグローバルなタイヤメーカーとして業績を伸ばしました。

国内のみならず海外でのレースタイヤとしても提供しており、そのノウハウを活かしたタイヤブランドである「ADVAN」は、世界的にも有名です。そのほか、環境問題を意識して開発された「BluEarth」ブランドを展開するなど、タイヤ界をリードしているメーカーとなっています。

ヨコハマタイヤのタイヤは、高性能なウェットグリップが最大の特徴で、雨天走行でも安定感があります。通常タイヤはウェットグリップを高めると積雪や凍結した道路での性能が落ちますが、初代のアイスガードは技術革新により、凍結道路でも対応できるタイヤとして2002年に発売されました。

最新のスタッドレスタイヤは「アイスガード7」ですが、濡れた路面や凍結・積雪のあるさまざまな道路状況でも対応できるように改良を加えられています。タイヤに組み込まれる高い技術力は、多様なニーズに応えて刷新されており、世界で信頼されるブランドとなっています。

雪道を走行するために必要なスタッドレスタイヤですが、どんなところに着目して選べばいいのか悩みますよね。ここからは、ヨコハマタイヤでスタッドレスを選ぶ際のポイントを詳しく解説していきます。

スタッドレスタイヤを選ぶうえで、1番重要視したいのが性能です。氷上・雪上でいかに滑らないか、耐摩耗性能があり寿命がどのくらいなのかなど、チェックするべきポイントはいくつかあります。詳しく解説していきますので参考にしてみてください。

スタッドレスタイヤは、凍結した路面や雪が積もった路面を走るタイヤなので、高いグリップ力が求められます。氷上性能とは、アイスバーンとも呼ばれるつるつるになった路面を走る性能です。最低気温が氷点下を下回るような地域では必須の性能になります。

また、雪上性能は雪が積もっている路面を走る性能で、シャーベット状になった路面でも安定して走行できるかがポイントです。降雪はあっても、そこまで気温が下がらない地域などにお住まいの方はチェックしておきましょう。

基本的にスタッドレスタイヤの寿命は、製造された年から平均3～4年とされています。スタッドレスにはノーマルタイヤと比べると柔らかいゴムが採用されていますが、3年ほど経過するとゴムの硬化が進むと言われています。

最近では、ゴムの素材や配合を工夫し、少しでも長く使えるように開発されたモデルも登場し始めています。耐摩耗性能を備え、長く使えるスタッドレスタイヤを選べば経済的にも負担が少なくなるのでチェックしましょう。

ドライ＆ウェット性能とは、乾燥している路面と雨や雪で濡れている路面に対する性能を指します。冬だからといって、常に雪道や凍結した路面を走るとも限りません。たまにしか雪が降らない関東地方などにお住いの方が特にチェックしておきたい性能です。

基本的にスタッドレスタイヤは、雪道や氷上を走るために作られたタイヤですので、ノーマルタイヤと比べるとドライ＆ウェット性能は劣ります。急停止に対応しきれない場合もありますので、あまり過信せずに慎重に運転するようにしましょう。

ヨコハマタイヤでは、「アイスガード」と呼ばれる独自のシリーズが開発されています。近年開発されたモデルの、iceGUARD6・iceGUARD7・iceGUARD SUVについて特徴を解説していきます。

iceGUARD SUVは2016年に登場し、スーパー吸水ゴムを採用した優れた氷上性能が魅力のモデルです。アイスガード5プラス譲りの、氷上・雪上・燃費に特化した高い性能に加え、耐摩耗性能も備えたスタッドレスタイヤになっています。

SUV車用に開発されたタイヤで、軽自動車ではスズキのジムニーやハスラー、普通車ではトヨタのC-HRなどにおすすめのタイヤです。

iceGUARD6 ig60は、2018年に登場し性能は最新作のiceGUARD7には劣るものの、価格と性能のバランスに優れたスタッドレスタイヤです。

基本のコンセプト「氷に効く・永く効く・燃費に効く」に加え、新たに「ウェットに効く」性能も追加されています。氷上・雪上性能はもちろん、ウェット性能が追加されたことで、雨で濡れた路面でも安心して走行できるようになっています。

iceGUARD7は、2021年に登場した最新モデルです。アイスガード史上最大の設置面積とブロック剛性になっており、「氷に効く」性能がさらにパワーアップされています。

タイヤにはシリカ配合のウルトラ吸水ゴムを使用しているため、しっかりと凍結路面に密着し安定した走行が可能です。ファミリーカーとして人気がある、ヴォクシーなどのミニバンにもおすすめのスタッドレスタイヤです。

タイヤは、車によって適用サイズが決まっています。スタッドレスタイヤを購入する前に、必ず装着する車のタイヤサイズを確認しておきましょう。

万が一適用サイズが見つからなかった場合は、インチダウンするのも1つの方法です。普段18インチを付けている場合は、17インチのタイヤに変えるなど、工夫次第で選択肢は広がります。

スタッドレスタイヤは、使用環境に合わせて選ぶのも1つの方法です。積雪が多い地域に住んでいて普段から雪道を走行する頻度が高い場合や、たまにしか積雪がない地域で、休みの日に降雪地帯に出かける場合では、求める性能は変わってきます。

北海道から東北など、積雪が多くアイスバーンになる確率が高い地域では、氷上性能や雪上性能を重視して選ぶのがおすすめです。

凍結した路面はスリップする可能性が高くなるので、スタッドレスタイヤには高いグリップ力が求められます。氷上性能が高いと、氷上でもしっかりと停止できるので安心です。降り積もった雪の上を走る場合には、雪をよく掴み安定した走行ができる雪上性能を備えたタイヤを選びましょう。

普段はあまり雪道を走る機会がなくても、念のため降雪に備えておきたい場合には、コスパに優れたスタッドレスタイヤを選ぶのがおすすめです。

毎日降雪がある地域とは違い、年に数回しか雪が降らないのであれば、できるだけコストを抑えたいですよね。タイヤは、使用していなくても経年劣化していくものなので、少しでも長持ちする性能を持ったものを選びましょう。

休日に首都圏からスキー場などの雪山に出かける場合には、基本的な氷上・雪上性能に加えて、ドライ＆ウェット性能を備えたスタッドレスタイヤがおすすめです。

雪山までの道中は、乾燥した路面や雪解け水で濡れた路面を走行する機会も多いです。そのため、ドライ性能とウェット性能のどちらも備えているスタッドレスタイヤであれば、どんな路面でも安定した走行が可能になります。

スタッドレスタイヤは、価格で選ぶのも1つの手です。同じ種類のタイヤでも、店舗によって値段が異なる場合もあります。

まれにセール品になっている場合もありますので、安く購入したい方はチェックしてみてください。また、インターネットでの購入もおすすめです。店舗で購入するよりも安く買えたり、店舗に出向かなくても簡単に購入できるので、ぜひ利用してみてください。

スタッドレスタイヤを初めて購入する場合には、ホイールとタイヤがセットになったものを選ぶのがおすすめです。タイヤをホイールに取り付ける作業は、専門業者に依頼しなければなりませんが、ホイールとセットになっているものであれば、自分でタイヤ交換が可能です。

1つのホイールをノーマルタイヤとスタッドレスタイヤとで兼用するのもいいですが、取り付けのたびに費用が掛かってしまったり、タイヤを傷めてしまう原因にもなりますので、ホイールセットの購入も検討してみてください。

スタッドレスタイヤは、冬にしか使わないから長く使えると思われる方もいるかもしれませんが、製造年から数えて平均3～4年が寿命とされているため、4年を目安に交換する必要があります。経年劣化にともなって、タイヤのゴムが硬くなり摩擦力が低下してしまいます。

摩擦力が低下してしまうと、路面凍結によって上手く停止できずに滑る可能性が高くなります。安全に走行するためにも、少なくとも4年ほどで交換するのがおすすめです。

スタッドレスタイヤは、ゴムを使用しているため保管状態によって寿命が変動する場合があります。正しく保管して、少しでも長く使用できるように工夫しましょう。

直射日光が当たってしまうと紫外線によりゴムが劣化してしまうので、カバーを取り付けて保管するようにしましょう。また、ホイールから外して保管する場合には、タイヤを立てて保管できるようにタイヤスタンドなどを使用するのがおすすめです。

いかがでしたか？ヨコハマタイヤのスタッドレスを装着して、冬道の運転を安全に乗り切りましょう。ヨコハマタイヤでスタッドレスの購入を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。