スタッドレスタイヤのおすすめ商品16選｜性能比較も紹介

寒冷地域での冬の運転には、スタッドレスタイヤorチェーンが欠かせません。従来、タイヤにチェーンを取り付ける方が多かったものの、近年ではチェーン取り付けが苦手な方も増えてきており、スタッドレスタイヤが選ばれる確率が増えてきています。

スタッドレスタイヤは国内・海外含む多くのタイヤメーカーが手がけており、どれでも同じと思ってしまいそうですが、実はブレーキのかかり具合といった性能差があるため、適当に選ぶと後悔する場合もあります。

そこで、今回はスタッドレスタイヤの性能比較！おすすめ商品10選をご紹介します。事故防止のためにも是非、最後までご覧ください。

北国などの雪の降る地域では、チェーンやスタッドレスタイヤといった冬タイヤが必須ですが、普段から雪の降らない地域では必要性に悩まれる方も多いです。特に東海地方以南は積雪がすることも少なく、ノーマルタイヤで乗り切ってしまう人も多いですよね。

しかしスタッドレスタイヤが必要？の結果論としては必要です。なぜかというと、遠出した際に行く先々で道路が凍っていないとは言い切れないためです。実際に、「雨の後の凍った道路でスリップしてしまった」という声は数多くあります。

もしこの時にスタッドレスタイヤで走行していたら、スリップせず安全に目的地まで辿り着けたはずですよね。ちなみに、冬季のみスタッドレスタイヤに履き替えるのが面倒な人は、通年用のスタッドレスタイヤという手もあります。

スタッドレスタイヤの必要性をご説明したので、ここでタイヤにチェーンを取り付けた方がいいのか、それともスタッドレスタイヤを取り付けた方がいいのかを比較してみましょう。

ノーマルタイヤと比較するとスタッドレスタイヤは雪道にも対応しており、滑りにくくなっているタイヤです。また、冬タイヤ規則時にもスタッドレスタイヤは認めらており、速度もチェーンのタイプより出すこともできるので、人気が高まっている商品です。

しかし、スタッドレスタイヤはアイスバーン(＝路面凍結している道路)でも滑らないと勘違いされている方も多いのですが、全く滑らないことはありません。スタッドレスタイヤでもアイスバーンで滑ってしまいます。

滑りにくくなっているタイヤでもきちんと法定速度を守り、安全に運転することが大切です。

ノーマルタイヤと比較して滑りにくいスタッドレスタイヤですが、アイスバーン時は滑ってしまい上手く走行できません。なので、タイヤにチェーンを取り付けて走行することをおすすめします。そうすることで滑りやすい路面でも安全に走行することができます。

チェーンは女性でもつけやすいタイプのものが発売されています。またコンパクトに収納できるので、滑りやすい路面ではスタッドレスタイヤと念には念を入れ、チェーンを取り付けて走行することが望ましいでしょう。

タイヤ交換をしたことがない方は、タイヤのスペックの読み方がわかりませんよね。基本的にノーマルもスタッドレスも読み方は同じで、サイドウォールにさまざまな情報が刻印されています。この刻印の記載情報は下記です。

《表記の読み方》

タイヤ側面「195/60R18　91H」

• 195＝タイヤの幅の呼称（mm）
• 60＝扁平率（％）
• R＝ラジアル構造
• 15＝リム径のの呼称（インチ）
• 91＝ロードインデックス（LI）
• H＝速度記号

いわばタイヤの履歴書のような情報です。基本的には車種ごとのメーカー推奨サイズを守れば問題なく走行できます。その他にも製造年週についても記載されているので、タイヤ交換のときなどは、サイドウォールを見てから購入するといいでしょう。

雪上性能とは、雪の上での走行性能のことです。シャーベット状の雪でのスリップや新雪でのタイヤの空回りなどを防いでくれます。

そのため、気温が低い時や一日中雪が降ったり、雪が降った後の雨の時に性能が発揮され、性能が高ければ高いほど事故防止につながります。どちらかというと雪上性能は、雪がたくさん降る地域で重宝され、雪があまり降らないところでは氷上性能を重視する方が多いです。

氷上性能は、雪上性能とは違い、凍った道路の上での滑りにくさを表します。そのため、雪が積もったり溶けて凍ったりと繰り返す地域は氷上性能から選ぶのがおすすめです。

特に日中は太陽の光で雪が溶けやすく、夜になると気温が下がり溶けた雪が凍って氷になるアイスバーンができます。夜間は道が見えずく、その上アイスバーンになっているとスリップを引き起こしやすいので、横滑りやスリップをしにくくするために溝が深いタイヤを選ぶのもおすすめです。

スパイクタイヤに代わって登場したスタッドレスタイヤは、凍った道路や雪道以外でも走ることができます。ただ、日本は年中雪が降る地域はないので、春から秋にかけては凍ったり雪が降ることはありません。その際雪はなく、通常の道路をスタッドレスタイヤで走らなければなりません。

乾いた道での性能のことをドライ性能、雨で濡れた道での性能をウェット性能と呼びます。一年間でどちらかというと通常の道路を走ることが多いので、この二つの性能もタイヤ選びの際の重要なポイントになります。

スタッドレスタイヤの寿命の目安は、製造から3～4年と言われています。走行距離で表すと、10.000ｋｍ～15,000ｋｍほどです。当たり前ですが、走行距離が長くなれば長くなるほど寿命は短くなります。

また走行距離だけでなく、スタッドレスタイヤは経年とともにゴムが擦れてきます。そのため、スタッドレスタイヤとしての役割を果たさなくなれば交換が必要です。車の点検時に分かればいいのですが、タイヤの劣化の見方が分からない方は、念のためチェーンを取り付けておいたほうが安全です。

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べて燃費は悪いです。

スタッドレスタイヤは雪道を滑らないように、深い溝で路面をしっかり噛むように作られており、柔らかいゴムが路面の接触面積を増やす分、摩擦力も増えてしまうためノーマルタイヤより燃費が悪くなってしまいます。

最近、燃費を重視したスタッドレスタイヤも発売されてきているので、後ほどご紹介します。

コスパを考えるとなるべく長く使いたいスタッドレスタイヤですが、性能が劣化したまま使うと事故の危険が高まるので、寿命は必ず把握しておきましょう。一般的にスタッドレスタイヤの寿命は、製造から3～4年、走行距離で10,000～15,000kmです。通年で使用したり、負荷の高い運転や路面状況の場合はさらに短くなります。

寿命を判断するポイントは製造年数のほかに、溝の深さ・見た目の状態・ゴムの硬さの3つです。溝の深さは、タイヤ側面の▲マークの位置にある突起（スリップサイン）が表面に現れてきたら交換が必要になります。タイヤに傷やひび割れがある、硬度計で測定して硬さが基準値から外れる場合も同様に交換しましょう。

スタッドレスタイヤの寿命が来たら、新しいタイヤの購入が必要です。冬になりスタッドレスタイヤに付け替えようとタイヤの状態チェックをしたときに、状態が悪くあわてて交換するのは時期として適切ではありません。

スタッドレスタイヤはいきなり雪道を走行しても性能をしっかり引き出せるものではないため、あらかじめ慣らし運転が必要です。慣らし運転は80km/hで100km程度走るといいので、本格的な冬が来る前にこれらを終了させるためには、9月か10月に購入しましょう。各メーカーからの新製品も出そろう時期でおすすめです。

タイヤ4本すべてをスタッドレスタイヤに交換する場合、心配になるのが費用面です。平均的にすべて替えると4本で4万円ほどしてしまうので思いきって購入を決断できない方もいるかと思います。ここで価格を抑える優先順位をご紹介します。

1. 購入したいタイヤをWEBで見つけて購入し、持込での取付が可能なところで工賃を支払う
2. ガソリンスタンドやオートバックスで購入をする（年度末がおすすめ）
3. 各メーカーにて購入をする

メーカーでの購入は金額が高くなるのであまりおすすめはしませんが、メーカーの方が安心できる方や自分で購入するのがめんどくさいと思われる方におすすめです。

【2022年版】スタッドレスタイヤの性能比較！おすすめ商品10選をご紹介しました。スタッドレスタイヤは寒い時期や雪が降る地域には必要な消耗品になります。自分にあった性能で自分にあった価格帯を見つけ出してください。そして安全な運転を心がけましょう。