焼肉用フライパンおすすめ12選｜向いている素材はどれ？おいしい焼肉の作り方も

みなさんは焼肉がお好きですか？焼肉屋さんやBBQで焼く牛肉・豚肉・鶏肉はなぜあれほど美味しいのでしょうか。肉汁滴るジューシーな音や、焼けてきた時の香りが鼻腔に突き刺さるような感覚を想像しただけで、よだれが垂れてきます。

そんな焼き肉を自宅で簡単にしたいところですが、「ホットプレートを準備するのがめんどくさい」「焼肉屋さんみたいに上手に焼けない」などネガティブに感じる人も少なくありません。

そこで今回は、焼き肉を自宅のフライパンで手軽に美味しくできる方法やおすすめのフライパンを解説していきます。自宅で焼き肉を美味しく食べたい人は必見です。最後までご覧ください。

自宅で焼き肉をしようとしても、焼肉屋さんのように上手に焼けないのは、誰しも一度は経験したことがあると思います。特にフライパンを使った焼肉では、なぜ焼肉屋さんのように上手に焼けないのでしょうか？

もちろん七輪焼きや網を使えないのが明確な理由です。フライパンだと細かい温度調整ができないため、お肉の外側は焦げてしまうのに中まで火が通っていないなど、お肉を上手に焼くのが難しいのです。また、フライパンは焼けたお肉の保温にも向いていません。

そんなデメリットを把握した上で、上手に焼くコツを押さえたら誰でも簡単に今までより美味しい焼き肉を楽しめます。

フライパンで焼き肉を焼くことはデメリットばかり思い浮かぶ人も少なくありません。しかしもちろんメリットもあります。それぞれ見ていきます。

まずはメリットの筆頭に上がるのがコスパの良さです。フライパンを使用するつもりなら、ホットプレートや七輪など焼き肉グッズを買う必要がありません。一つの料理用具で複数の使い分けができるので初期費用がかからず経済的。

これは、自宅にあるものを減らすことができるだけでなく、経済的な余裕も生まれてきます。コスパ面を重視するなら、フライパンで焼き肉をすることはとてもメリットのある行為だと思います。

メリット2つ目は手軽にできることです。フライパンは必ずどの家庭でも料理する際に使用します。そしてそれはコンロの上にあるか、キッチンルームの上にあることがほとんどです。フライパンで焼き肉をやろうと思えば、いつも置いてある場所からサッと用意して手軽に焼き肉を楽しめます。

ホットプレートや焼き肉用網は普段から使用しないため、あまり使わない引き出しの奥の方などにしまっていませんか？いちいち不慣れな場所から取り出し、出した後にもカビや汚れがついていないか、電源が入るかなど確認しないといけないことがたくさんあります。この作業だけでも億劫に感じる人も少なくありません。

メリット3つ目はフライパンだと食べる量を調整しやすいことです。一度にたくさん焼けるホットプレートと違い、焼ける肉の枚数はどうしても少なくなります。裏を返せば、頻繁に焼く＝その都度食べる量を確認しながら調整して焼けるということです。

ホットプレートや焼肉の食べ放題などは、一度にたくさん焼ける分、お腹が膨れてくれば余った焼肉の押し付け合いになるのは、定番の流れですよね。しかしフライパンだとそれは起こりにくくなります。

メリットを確認しましたが、フライパンで焼くデメリットも見ていきます。

フライパンでの焼肉はホットプレートと違い焼きながら食べることができません。なぜならフライパンには保温機能がないからです。保温できないため、調理後は少しずつ冷めていき、脂が固まっていきます。そうなってしまったら温め直すしかありません。

対策としては冷めることを見越し、脂を拭きとりながら調理することや焼いた後にタレに漬けるなどが考えられます。もしも学校や仕事で帰るのが遅れる家族がいるなら、フライパンではなく保温できるホットプレートの使用がおすすめです。

ホットプレートは、温度調節が簡単なので、お肉の焼き加減も自由自在で、最適な温度をキープすることができます。しかし、フライパンは細かい温度調整ができないので、フライパン上にお肉が余ってくると焦げやすくなることも。

メリット・デメリットを知った後は、焼肉に向いているフライパンの選び方を見ていきます。

ご家庭のフライパンでお肉を焼く時は高温に耐えられ、熱伝導率の高いフライパンを使用することが大切です。その点から鉄製フライパンが最も適しています。

もちろん、ご家庭によくあるテフロン加工のフライパンでも焼けますが、テフロン加工のフライパンは高温に耐えられません。高温で熱し続けると、劣化が早く進む原因となるので、やはり鉄製フライパンがおすすめです。

グリルパンとはステーキ用フライパンです。グリルパンは焼き目を波状につけれられます。素材の余分な油を溝の部分に落としながら焼けるので、カリッとした食感かつヘルシーに仕上がります。

フライパンは取っ手がある分調理するときや持ち運ぶときに便利です。しかし焼肉をするときは取っ手部分が不要で、むしろあるとそれが邪魔でお肉が取りにくいなど不便さが際立ちます。そのため取っ手を外せるフライパンだと快適に楽しめます。持ち運びや調理時は取っ手をつける、食べるときは外すといった使い分けができます。

フライパンを選ぶ際は、自宅の熱源に対応しているフライパンを選ぶ必要があります。フライパンは大きく分けて「ガス火専用」・「IH専用」・「ガス・IH両用」の3タイプです。自宅の熱源はどれか必ずチェックしてからフライパンを選ぶようにしてください。

実際にフライパンで焼き肉を美味しく焼く基礎知識を見ていきます。

焼肉を焼く時に覚えて欲しいコツは、温度を200℃にキープすることです。200℃を確かめる目安は少量の油をひき、火の温度を中火〜強火にし、少し煙が出てきたタイミングです。焼き肉が表面や内面まで満遍なく焼ける最適は温度は200℃と言われており、お肉の表面に短時間で焼き色をつけ、うまみと肉汁を閉じ込めます。

フライパンでの焼き肉の一番の弱みは保温できないことにあります。しかしアルミホイルを使用すれば、余熱で焼き肉を焦がさず保温できます。もちろんホットプレートの保温機能には劣りますが、いざという時にも使えるので、ぜひ覚えておいてください。

次は実際に自宅のフライパンで上手に焼肉をするコツをお伝えします。

焼肉を焼く前の段階としてフライパンの温度調整です。焼肉が楽しくてついついフライパンを熱してすぐにお肉を入れがちですが、上手に美味しく焼肉をしたいなら、グッと堪えて十分にフライパンを加熱してからお肉を投入しましょう。目安は摂氏200℃まで加熱すれば十分です。

次に野菜も一緒に焼くなら、お肉より先に火の通りが遅い野菜を焼くのがおすすめです。また野菜は油分を吸収しやすいため、お肉の後だと全体が脂でベタベタになり美味しく焼けません。さらに、焼く前に電子レンジなどで一度加熱しておくと火が中まで通りやすくなり、食感も良く仕上がります。

皆さんは焼肉をするときは肉をたくさん動かしていませんか？場所どりが気に食わない、焼くスペースを確保するために移動させる…そんなに動かすと肉汁が逃げ出し、ジューシーさが失われます。人生は忍耐が大事なように、焼き肉も焼くポジションを決めてあまり動かさず焼けるまでじっと待ちましょう。

フライパンで焼肉を焼いている最中に余分な脂が出たら、すぐに拭き取ります。油を放置しておくと、お肉がベタベタになり焦げやすく、不快な煙が発生する原因になるからです。

これも多くの人がしてしまいがちですが、フライパンの焼肉で何度もお肉を裏返すのはおすすめしません。気合のこもった1回だけにしましょう。お肉を裏返す回数を1回だけにすれば、肉汁が存分に閉じ込められ、1番おいしい状態になります。

実は焼肉のタレは自分で簡単に作れます。レシピの紹介ですが、耐熱容器におろししょうが、おろしにんにく、ごま油を入れて混ぜます。ある程度混ざると残りの料理酒・みりん・砂糖・しょうゆをすべて入れて、ラップをせずに600Wのレンジで30秒加熱し、軽く混ぜると完成です。

焼肉は焼肉屋さんで食べる！と決めてしまうのもいいですが、ご家庭でも対策や工夫をすれば十分美味しい焼き肉を味わえます。そのためにはフライパンの選定が重要です。自分に合うフライパンを見つけて、美味しいお家焼き肉を楽しんでください。

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