消せる色鉛筆おすすめ10選｜消しゴムで消せる色鉛筆も！100均にある？

誰もが子どもの頃使ったことのある色鉛筆。最近では大人のぬりえの流行などから、老若男女問わずより需要の高い文房具となっています。他の画材に比べて手軽に使える点や、特有の優しい色合いが魅力的です。

そんな用途が広く、使い勝手のいい色鉛筆ですが、「間違えた！でも消せない・・・。」と思ったことが1度はあるのではないでしょうか。普段使っている消しゴムで消してみるものの、上手く消せずに断念した経験をした方もいるかもしれません。

そんな方におすすめしたいのが、「消しゴムで消せる色鉛筆」です。消せる色鉛筆を使えば、普段使いの消しゴムや専用ラバーで紙を傷めることなく、しっかりと消せるのです。本記事ではそんな消せる色鉛筆のメリットやデメリットとともに、有名文房具メーカーや100均で買えるおすすめの商品を紹介していきます。

そもそも消せる色鉛筆の消せる仕組みとはどんなものでしょうか。実は、消せる色鉛筆と普通の色鉛筆との違いは芯の原料にあります。普通の色鉛筆の原料は顔料や蝋でできていて、紙の繊維に色が入り込んでしまうため消しゴムでこすっても入り込んだ色が消せません。そこで、芯を特別な材料に代替して消せるようにしたのが、消せる色鉛筆です。

また、消せる色鉛筆の中でも消しゴムで消せるタイプのものと、専用ラバーで消せるフリクションタイプのものがあるため、用途に合わせて選べます。

次に、消せる色鉛筆を使用する際のメリットとデメリットを紹介します。消せる色鉛筆と普通の色鉛筆を比較して、どちらを購入するか迷われている方はぜひ参考にしてください。

消せる色鉛筆最大の長所はもちろん、修正できるという点です。塗り絵ではみ出したときにはしっかりと修正できますし、スケッチやイラストの下描きにも打って付けです。

学生の方だと教科書や参考書にも気兼ねなく使えて学習の効率を上げられます。また、ビジネスシーンでも書類に書き込めるため付箋やメモを使う手間が省けるなど、役立つこと間違いなしです。

消せる色鉛筆を使うと、さまざまなイラストの表現技法にも応用できます。なかでも1度塗った部分を消して白くすることで明るさを表現するハイライトは細かい調整もできておすすめです。また、紙を傷めたり、色が伸びてしまったりといった心配がないため、安心して表現できます。

小さな子どもがいる家庭でも活躍するのが消せる色鉛筆です。お絵描きをしていてテーブルにはみ出してしまったときや、白い壁に芸術的な落書きをされてしまったときにも、消せる色鉛筆なら心配いりません。ただし、壁紙や家具の素材によってはしっかりと消せない場合もありますので注意してください。

次に、消せる色鉛筆のデメリットを紹介します。色鉛筆で描いたものが消せるというだけで惹かれる、消せる色鉛筆ですが、弱点もあるので以下2点を参考にしてください。

消せる色鉛筆は普通の色鉛筆と比べて発色が劣る傾向があります。そのため、下描きなど薄く描きたいときにはおすすめですが、色をはっきりと濃く描きたい場合には向いていません。

また色の重ね塗りも難しいため、複数色を使ってグラデーションを表現する際には上手く色が混ざらないといった欠点もあります。ただし、商品によっては発色がいいものもあるので、目的とする用途や表現を考えて選定してみてください。

もうひとつのデメリットとして挙げられるのが、芯の硬度の問題です。色鉛筆の硬度には「硬質・中硬質・軟質」の3段階があり、それぞれの目的に合った硬さがあります。しかし、消せる色鉛筆の芯は硬いものが多く、商品によっては芯が硬くて色塗りに適さないものもあるため注意しましょう。

ここまで消せる色鉛筆のメリット・デメリットを紹介しましたが、「本当に消えるのか気になる」「結局普通の色鉛筆の方がいいのではないか」など、さまざまな疑問が浮かんでいるかもしれません。では、実際に使用した方の口コミを見てみましょう。

色鉛筆を選ぶ際、まず重要なのは必要な本数や色の種類をチェックしておくことです。特に学校などで必要な本数を提示されている場合にはきちんと揃っている商品かを確認しましょう。

また、12色や24色のセット売りとは別に各色バラ売りされている商品もあります。単色売りがあると、何色か使い切ってしまったときや紛失してしまったときに便利ですよ。

前述した通り、消せる色鉛筆には消しゴムで消すタイプのものと専用のラバーで消すタイプのものがあります。タイプによって消すときの特徴や消しやすさに違いがあるため、用途に合ったものを選びましょう。

消しゴムで消すタイプの色鉛筆には専用の消しゴムで消せるものと普段使いの消しゴムで消せるものがあります。消しゴムの大きさによって消す範囲や力加減を簡単に調節できるため、目的に応じた表現技法に使う場合におすすめです。また、通常の消しゴムだと紙を傷つけてしまうといったトラブルも起こりにくいので安心して消せます。

専用ラバーでこすったときの摩擦熱で筆跡を消せるのがこのタイプの特徴です。特に商品として有名なのがフリクションシリーズで、芯はフリクションインキをワックスで固めて作られています。ラバーで消すため消しカスもなく机の上が汚れないのが嬉しいポイントです。

消せる色鉛筆の価格は12色で500～1,500円が相場です。しかし商品によっては48色などの多色セット販売しかしておらず、高額になってしまっているものもあるので注意しましょう。前述した通り単色売りしている商品もあるので、安価に抑えたい場合は必要な色のみを購入するのもおすすめです。

ステッドラーはドイツの文具メーカーで、色鉛筆の種類も多く、鮮やかな発色が特徴です。中でも消せる色鉛筆のノリスクラブシリーズは子どもが使うことを想定して製造されており、ヨーロッパの安全基準に基づいて安全性の高い色鉛筆とされています。また、加工の段階で芯を折れにくくする工夫がされているため、筆圧が安定しない子どもでも扱いやすい色鉛筆です。

筆記具メーカーの中で取扱製品が世界一と謳っているパイロットはみなさんご存じ、フリクションインキを開発した国内メーカーです。消せる色鉛筆のフリクション色鉛筆の代表商品「フリクションいろえんぴつ」もこのフリクションインキが使われており、摩擦熱により無色になります。

この色鉛筆は未就学児向けに製造された商品のため、軽いタッチできれいに消せるのが特徴です。消しカスが出ないのでママも助かりますね。

三菱鉛筆はさまざまな筆記具を展開している国内老舗メーカーです。鉛筆はもちろん、色鉛筆の種類も子どもが使うものからプロが使うものまで豊富に取りそろえられています。

消せる色鉛筆の「ユニ アーテレーズカラー（uni ARTERASE COLOR）」は描き味がパステルに近く、紙面への付きがいいのが特徴です。色は36色もあり、単色売りしているので欲しい色を単体で購入したい方にもおすすめです。

消せる色鉛筆はなんと100均でも販売されています。セリアやワッツなどの大手100円ショップで販売されているのが野府産業の「消せるいろえんぴつ」です。色鉛筆自体は通常の半分ほどの長さで、普通の消しゴムでも消せますが、ヘッドに消しゴムも付いているのでわざわざ用意する必要もありません。高コスパの消せる色鉛筆、ぜひ試してみてください。

大人気100円ショップのダイソーでは消せる色鉛筆の取り扱いはないので、注意してください。その代わりに、ダイソーには「水で落とせるおえかきクレヨン」が販売しています。濡れた雑巾で簡単に色が落とせるので、壁や家具に付いてしまっても安心です。さまざまな消せる画材をお探しの方は、セリアやワッツの「消せるいろえんぴつ」と合わせて使っていくといいかもしれません。

消せる色鉛筆の他にも、普通の色鉛筆を消せる専用の消しゴムもあります。薄く塗った部分であれば、ほぼ見えなくなるほどに消せて、間違えたところを目立たないようにできます。

中でも、下記で紹介するSEED カラージュ 色鉛筆用消しゴムは、スティックタイプのもので、消したい部分をピンポイントで狙えるので大変便利です。お手持ちの色鉛筆で描いたものを消したい場合に、ぜひ検討してみてください。

消しゴムで消せるカラーシャープペンも存在します。カラーシャープペンは目立つ下書きをしたいときにうってつけです。鉛筆のように簡単に消しゴムで消すことができ、フリクションのようには簡単に消えないのがメリット。白のノートに目立たせたいなら、青のカラーシャープペンがおすすめです。

消せる色鉛筆の選び方やおすすめ商品について紹介しました。消せる色鉛筆を使うことで失敗を恐れずに自由に表現でき、技法の幅も広がります。消せない緊張感を捨てて、ストレスなく描きたいものを描く楽しさを味わってくださいね。

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