クロモリロードバイクのおすすめ15選｜魅力や選び方を紹介

クロモリ製のフレームを使用して作られたロードバイクは、おしゃれでかっこよく耐久性も高いため、多くの方から人気を集めています。機能性だけではなく、見た目もスタイリッシュなのでおしゃれなロードバイクを探している方におすすめです。

ロードバイクにはアルミ製やスチール製のものが多く、「クロモリ」はなかなか聞き慣れないので、どれを選べばいいのか悩んでしまう方も多いです。

そこで今回の記事では、クロモリ製ロードバイクの魅力や失敗しない選び方・おすすめのクロモリ製ロードバイクをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

クロモリとは、「クロムモリブデン鋼」を略したもので、鉄にクロムとモリブデンを配合して作られた金属です。クロムモリブデン鋼は、とても丈夫な素材で振動吸収性が高いため、ロードバイクなどの自転車のフレームに適しています。

鉄が含まれた金属なので、サビる可能性はあります。雨ざらしにしていたり、汚れをそのまま放っておくとサビてしまいますので、定期的にメンテナンスを行いましょう。耐久性が高い素材なので、しっかりメンテナンスを行っていくと長年にわたって使用できます。

ここからは、クロモリ製ロードバイクの魅力についてチェックしていきましょう。スタイリッシュな見た目だけではなく、耐久性の高さや乗り心地の良さなど、たくさんの魅力が詰まっています。

クロモリ製のロードバイクは、洗練された細いフレームが特徴です。アルミなどの強度が弱い素材では実現できなかった細さをクロモリは実現しています。剛性が高く丈夫な素材なので、フレームを細くしても丈夫さを保てるようになっています。

スタイリッシュな見た目をしているので、おしゃれなロードバイクを探している方におすすめです。街に溶け込むようなデザインなので、おしゃれに乗りこなしてみてください。

クロモリは、衝撃吸収性や振動吸収性が備わっているため、しなやかな乗り心地を味わえます。段差などによる衝撃もしっかりと吸収してくれるので、手やお尻への負担が軽減され、長時間乗っていても疲れにくいのが嬉しいポイントです。

普段の通勤通学などの街乗りにはもちろん、長距離の走行やヒルクライムにもクロモリ製のロードバイクがおすすめです。長距離走行には疲労がつきものですが、少しでも負担を減らすためにクロモリロードバイクを選びましょう。

鉄を多く含んでいるクロモリは、強度が高く耐久性も高いのが特徴です。アルミやカーボンは長くても15年ほどが耐用年数といわれています。それに比べてクロモリは経年劣化が起こりにくく、定期的にしっかりとメンテナンスを行っていれば一生使えると言われているほどです。

クロモリロードバイクは、耐久性があるため傷などにも強く、ロードバイクの扱いに慣れていない初心者の方にもおすすめです。

クロモリは素材自体が比較的安価なため、ロードバイクを購入するためのコストを抑えられるのが特徴です。耐用年数が長いため1度購入するとなかなか壊れにくく、長い間買い替える必要もないのでコストパフォーマンスにも優れています。

カーボン製のロードバイクを購入しようとなると、1台30万円ほどかかってしまいますが、クロモリ製のロードバイクであれば10万円ほどで購入できます。安価なので趣味としてロードバイクを始めようと思っている方にもおすすめです。

ここからは、クロモリロードバイクの選び方について解説していきます。クロモリのロードバイクは種類が豊富に展開されていますので、フレームの形や重量などなにか1つでもこだわりたいポイントを決めておくと失敗せずに選べます。

まずはフレームの形から見ていきましょう。ロードバイクのフレームには、ロングライドに向いている「ホリゾンタル」と、短距離ライドに向いている「スローピング」の2種類があります。それぞれ見た目にも違いがありますのでチェックしていきましょう。

ホリゾンタルは、上部のフレームが地面と水平になっており、きれいな逆三角形のように見えるのが特徴です。見た目はとてもシンプルでスタイリッシュなので、おしゃれなロードバイクが好みの方にはホリゾンタルがおすすめです。

衝撃や振動をしっかりと吸収してくれて、安定したペダリングが可能になっています。長距離の走行でも体に負担がかかりにくく、疲労を感じにくいので長距離ライドが多い方におすすめです。

スローピングは、上部のフレームが後方に下がっており、フレーム全体がホリゾンタルと比べると小さいのが特徴です。軽量なうえコンパクトなので、街乗りや通学通勤などの短距離走行に向いています。

フレームが後方に下がっている分、サドルの高さも下げられるので、小柄な方や女性の方でも乗りやすくなっています。また、サドルを下げられると地面にしっかりと足が届くようになるので、咄嗟に足をつこうとしたときも安全です。

フレームサイズは身長に合わせて選ぶのがおすすめです。フレームのサイズにはそれぞれに適応身長が設定されており、これを基本に選ぶと自分にぴったりなロードバイクが見つかります。

自分の身長にぴったりなロードバイクが見つからない場合は、適応身長より少し小さめサイズを選ぶのがおすすめです。あまり大きいサイズを選んでしまうと、危険時に足が地面に届かず怪我をしてしまったり、思わぬ事故に巻き込まれてしまったりする可能性がありますので、サイズ選びは慎重に行いましょう。

クロモリロードバイクを選ぶ際には、重量にも着目して選びましょう。重量によって安定感が変わったり、スピードの出方も変わってきます。

安定した走行を実現したい方には、10kg前後のロードバイクがおすすめです。カーボンやアルミ製のロードバイクより重量はありますが、強度も高くその分走行時には安定した乗り心地を楽しめます。

少し重いので初心者の方や女性の方には扱いづらいかもしれませんが、クロモリロードバイクの乗り心地を体感したい方は10kg前後のものを選んでみてください。

ロードバイクは軽ければ軽いほどスピードが出るので、クロモリならではの乗り心地と、爽快感を楽しみたい方は8kg前後のものを選ぶのがおすすめです。

10kg前後のものと比べると、ペダルを踏みこむ力も少なくて済むので、ロングライドでも疲れにくいです。軽量なモデルになるほど値段は上がっていくので、予算と照らし合わせて選んでみてください。

フレームの接合は、ロードバイクの耐久性や強度の高さにも関わる重要なポイントです。また、見た目にも違いが出てきますので、細部までこだわって選びたい方は特にチェックしましょう。

ラグ溶接は、ラグと呼ばれるパイプを部品を使ってつなぎ合わせる方法です。ラグのあいだに融点が低いロウを流し込んでつなぎ合わせるため、パイプを溶かすことなく接合できます。ラグによって接合部分にかかる負担の分散が可能です。

ロードバイクにはこのラグ溶接が多く用いられており、クラシカルな見た目に仕上がっています。ラグを使用する分だけ重量に加算されてしまいますが、見た目を重視して選びたい方にはおすすめの溶接方法です。

ラグレス溶接は、その名の通りラグを使用せずにロウ剤でパイプ同士を直接つなぎ合わせる方法です。ラグを使用しない分軽量化され、見た目もシャープにまとまっています。強度よりも重量を重視するレース用ロードバイクに多く用いられています。

また、ラグレス溶接はロウ剤だけで繋ぎ合わせるため、カスタムが可能になっています。自分だけのロードバイクが欲しい方にはおすすめな接合方法です。

TIG溶接は、できるだけコストを抑えたい方におすすめの溶接方法です。パイプそのものを溶かして溶接するため、低コストでの加工が可能になっています。特にアルミフレームで多く用いられています。

熱が加わる面積が非常に小さく、フレーム自体を傷めずに自由に角度を調整できます。見た目もきれいに仕上がるので、コストを抑えつつ見栄えにもこだわりたい人におすすめです。

ロードバイクを取り扱っているメーカーの中には、カスタムオーダーが可能なメーカーも存在しています。「Cinelli（チネリ）」や「Bianchi（ビアンキ）」では、パーツを1つ1つ選んだり、フレームカラーを選んだりと、オリジナルカスタムが可能です。

もちろん完成された1台を選ぶのもいいですが、一生モノのクロモリロードバイクですので、とことんこだわって自分好みの1台にカスタムするのもおすすめです。

ロードバイクに乗る際には、ヘルメットやサイクルウェアなどの装備品も揃えましょう。特にヘルメットは、自分の身を守るためには必要不可欠です。走行中に転倒してしまったり、万が一の事故に遭った場合に、ヘルメットを装着していると頭部が守られ、衝撃を少しでも軽減してくれます。

サイクルウェアは、体にしっかりとフィットしてくれるので風の抵抗を減らし、快適なライドを実現できます。また、ロードバイクは車道を走行しますので、ウェアが風で広がったりすると障害物に引っかかってしまう場合もありますので、ウェアもしっかり揃えるようにしましょう。

クロモリロードバイクについてご紹介してきました。しっかりとメンテナンスを行っていけば、一生乗り続けられるものなので、自分にぴったりのロードバイクを見つけて、サイクリング楽しんでくださいね。今回の記事をぜひ参考にしましょう。こちらの記事もあわせてご覧ください。