宗田理のおすすめ小説15選｜ぼくらのシリーズや代表作を徹底解説！

懐かしさを感じられるような作品を読みたいけれど、どの作品が自分の好みに合うか、と悩んだ経験はありませんか。宗田理の小説は社会の矛盾を中学生や高校生の面白い目線で指摘している作品が多くあり、おすすめです。

宗田理の作品は、中学生や高校生を主人公に悪い大人をやっつけるいたずらや爽快感が魅力です。映画化、アニメ化、ドラマ化した作品が多いのも特徴で、子供から大人まで楽しめます。

ここでは、宗田理のおすすめの小説15選や、30作以上も出ていて順番が分かりにくい「ぼくらのシリーズ」の順番などを紹介します。この記事を参考にして、お気に入りの宗田理の本を見つけて、ぜひあの頃を思い出し懐かしんでみてください。

宗田理は1928年5月8日生まれ、愛知県出身の小説家です。2022年9月現在の年齢は、94歳です。戦後間もなく、初めての作品「涅槃」を執筆します。その後、日本大学藝術学部映画学科に入学し、その時書いた作品が『江古田文学』に掲載されます。

1979年に作品が直木賞候補になり、これをきっかけに活動し始めます。

宗田理は、編集業に携わり、組み付けの手ほどきを受けたり、編集長を経験しました。この時、出版業者の森脇に集まる裏社会の人間を見ていたことが、作品作りに役立っています。

さまざまな作家と出会った宗田理は、自動車会社のPR誌を手掛けたり、水産業界の裏の実態を知ったりと、広い人脈を持っていることが小説の魅力にもつながっています。

ぼくらのシリーズ中学生編は全部で11作品があります。

• ぼくらの七日間戦争
• ぼくらの天使ゲーム
• ぼくらの大冒険
• ぼくらのデスマッチ（ぼくらのデスゲーム）
• ぼくらの危(ヤ)バイト作戦
• ぼくらのC(クリーン)計画
• ぼくらの修学旅行
• ぼくらの㊙学園祭
• ぼくらと七人の盗賊たち
• ぼくらの秘島探検隊 （ぼくらの南の島戦争）
• ぼくらの最終戦争（ぼくらの卒業いたずら大作戦上・下）

中学生編は、東京下町にある中学校の1年2組の生徒たちが、子供を縛り抑えている大人を、それぞれの得意分野を生かして、協力して倒していく熱くて痛快なイタズラ列伝になっています。

ぼくらのシリーズ高校生編は、全14巻になっています。

• ぼくらの大脱走
• ぼくらの恐怖ゾーン（ぼくらの地下迷路）
• ぼくらのメリークリスマス（ぼくらのメリー・クリスマス）
• ぼくらのミステリー列車
• ぼくらの『第九』殺人事件
• ぼくらの秘密結社
• ぼくらの「最強」イレブン（ぼくらの復活大作戦）
• ぼくらの（悪）校長退治（ぼくらの(悪)校長退治・ぼくらの(悪)校長戦争）
• ぼくらのコブラ記念日（ぼくらの(超)記念日）
• ぼくらの魔女戦記Ⅰ 黒ミサ城へ
• ぼくらの魔女戦記Ⅱ 黒衣の女王
• ぼくらの魔女戦記Ⅲ 黒ミサ城脱出
• ぼくらのロストワールド
• ぼくらの卒業旅行（グランド・ツアー）

瀬戸の孤島にある矯正学園というひどい学校から、奇跡の大脱出をしようとするぼくらはどうなるのか？を始めとして、高校生になってさらにパワーアップしたぼくらが暴れる、恋とスリル満載の高校生編です。

ぼくらのシリーズ青年編は、全部で4作です。

• ぼくらののら犬砦
• ぼくらのグリム・ファイル探険（上）
• ぼくらのグリム・ファイル探険（下）
• ぼくらのラストサマー

授業らしい授業がない、全校生徒わずか10人の勝鬨中学。親にも社会にもなつかない彼らの楽園ともいえる学校は、1年で廃校が決定しています。それならば、とお化け屋敷に改造しようとするぼくらですが、この校舎は犯罪組織なども利用していて…。子供たちの砦を守る知恵と勇気の大作戦です。

ぼくらのシリーズ教師編は、全4作です。

• ぼくらの悪魔教師
• ぼくらの特命教師
• ぼくらの失格教師
• ぼくらの魔女教師

これまでの「ぼくらのシリーズ」の主人公・菊地英治が教師となって帰ってきました。とびきりの“悪魔教師"となって。いじめ、かつあげなど、なんでもありの中学にやってきた英治は、規則でがんじがらめにして生徒を管理しようとすると…。新しい教師像を考えさせられるシリーズです。

第二次七日間戦争シリーズは、全部で3作です。

• ぼくらの第二次七日間戦争
• ぼくらの第二次七日間戦争 再生教師
• ぼくらの第二次七日間戦争 グランド・フィナーレ!

菊地英治が赴任した中学の生徒たちは、お金持ちの影響で子供らしさを見失っていました。お金さえあればなんでもできる、と考える生徒たちを英治とぼくらの仲間たちが、ぶっ壊してくシリーズです。

新・ぼくらシリーズは、全4作です。

• 新・ぼくらの円卓の戦士
• 新・ぼくらの大魔術師
• 新・ぼくらのサムライ魂
• 新・ぼくらのいいじゃんか!

今までの「ぼくらのシリーズ」とは一新、新しいメンバーでのストーリーになります。西中学校で教師を殺した噂があった雷太が、東中学に転校してくるところから始まる新・ぼくらシリーズ。7人の悪がきたちが引き起こす、大騒動を描いています。

横浜開港編は、全部で3作です。

• ぼくらの奇跡の七日間
• ぼくらのモンスターハント
• ぼくらの最後の聖戦

星が丘学園中等部2年2組、ワルガキ組に、新しい担任の先生がやってきます。教師らしくない態度で軽く接してくる先生を認め始めます。そのころ星が丘では、大人だけにある症状が発症し、おとなは避難せざるを得なくなります。子どもだけになった星が丘で、ぼくらはメディアを武器に戦うシリーズです。

宗田理の小説が好きな方には、恩田陸の小説もおすすめです。恩田陸は、ホラー・ミステリーだけではなく、青春、コメディのジャンルまで、さまざまな作風の小説を書いています。ドラマ化、漫画家、映画化した作品も多くあります。

本をよく読む人から、普段あまり本を読まない人まで、さまざまな人が四で楽しめる小説になっています。

宗田理の小説は、中学生や高校生が大活躍する小説が多くあります。この記事の選び方などを参考にして、自分のお気に入りの1冊を見つけてみてください。そして、あの頃を思い出して楽しんでください。

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