おすすめの白味噌19選｜スーパーで買えるものや西京味噌との違いまで解説

近畿地方を中心に岡山や広島などが産地で人気の『白味噌』。白味噌は赤味噌とは製法が違い、熟成期間が短いので塩分濃度が低く、独特の甘みや香りが特徴です。市場でメジャーなのが赤味噌なので、白味噌はどれを買ったらいいのか悩んでしまいますよね。

白味噌は、関西の正月のお雑煮で定番ですが、日常生活では美味しい味噌汁が作れます。他にも、白味噌田楽や鮭を使用して西京焼きなど、さまざまな料理にも活用できます。

この記事では、白味噌の選び方や西京味噌との違いをはじめ、おすすめの白味噌や口コミまでまとめてご紹介します。サッと作れるだし入りタイプもあるので、味噌選びで迷っている方は参考にして選んでください。

『米味噌』は味噌の中でも代表的な種類で、米・大豆・塩を原料に作られます。現在販売されている味噌の8割は米味噌で、白味噌も米味噌の一種です。製法は大豆に米工事を加えて作ります。全国各地で生産されており、スーパーやコンビニで手軽に購入できます。

『豆味噌』は大豆と塩を原料に作られる味噌です。大豆に麹菌を植え付けた豆麹を使い、1～3年かけて熟成させる赤味噌です。ペプチドを多く含んでいるので、煮込みうどんや味噌おでんなどの濃厚な料理に向いています。八丁味噌や名古屋味噌など、中京地方を中心に生産されています。

『麦味噌』は、麦・大豆・塩を原料に作られる味噌です。主に中国地方・四国地方・九州地方で生産されており、昔九州地方では米がとれにくく、麦で代用して味噌作りを行ったのが発祥とされています。麹の割合が高く、甘口で淡い色合いに仕上がるのが特徴です。

『調合味噌』は、米味噌・豆味噌・麦味噌を、2種類か3種類ブレンドして作られた味噌です。2種類以上の味噌を混ぜると、それぞれの味噌の特徴が打ち消されてしまいますが、コクと深みのある味わいの味噌が仕上がります。

白味噌に赤味噌を足したりと、自身で2種類以上の味噌を混ぜて使う方も多く、自分好みの味噌を作るのもいいですね。

スーパーでよく売られている『西京味噌』は色が白っぽく、白味噌と似ていますが違いはあるのでしょうか？西京味噌は京都府内で生産されている味噌で、『京都府味噌協同組合』の厳しい基準をクリアした商品のみ、西京味噌を名乗れます。

西京味噌は、白味噌と同じく短期熟成で作られており、違いは京都府味噌協同組合の認定を受けているかどうかになります。市場では西京味噌は白味噌と同じカテゴリで販売されています。

白味噌はさまざまな種類があり、商品によって価格にも幅があります。値段が安いものなら大容量パックで500円前後で販売されていますが、こだわりの製法や産地によって1,000円以上の商品もあります。安くても美味しい商品はたくさんあるので、好みに合わせて選びましょう。

白味噌は近畿地方を中心に岡山や広島などで作られており、東日本ではあまり使わない地域もあります。そのため、スーパーでは全国どこでも売っているとは限りません。白味噌がよく行くスーパーで販売されているか、チェックしておきましょう。市販品以外の白味噌を、ネット通販での購入するのもおすすめです。

白味噌を選ぶときは、容量も確認しておきましょう。3～4人以上の家族でほぼ毎日味噌汁を作るなら、750g～1kgくらいの大容量パックを。たまに作る程度や、二人暮らしなら300～500gのものを。一人暮らしなら200～300gくらいの容量がおすすめです。

大容量パックはお得ですが、冷蔵保存していても徐々に風味が落ちてしまうので、使い切れる量を選びましょう。

白味噌が入っている容器は、大容量のプラスチックのパックタイプとチューブタイプがあります。パックタイプはたっぷり入っている商品が多く、コスパの良さが魅力です。チューブタイプはスプーン等が必要なく、使いたい分だけさっと出せるのがメリットです。

他にも詰め替えしやすい袋タイプや、味噌が液状になって溶けやすいボトルタイプなどがあるので、使いやすいものを選びましょう。

白味噌を使ったお味噌汁のレシピをご紹介します。ここではさつまいもやレンコンを使用していますが、好みに合わせて違う具材でも作ってみましょう。

【さつまいもとレンコンの甘み白味噌の味噌汁】材料：2人分

• さつまいも　1/4本（62g）
• レンコン　50g
• 玉ねぎ　1/8個（25g）
• 人参　1/4本（37g）
• うす揚げ　1/2枚
• 水　250ml
• ほんだし　小さじ1
• 白味噌　大さじ1 ・1/2

【作り方】

1. 皮つきのさつまいもを1cm幅で半月切り、レンコンは1cm幅のいちょう切り、玉ねぎはくし形切り、人参は2mm幅のいちょう切り、うす揚げは油抜きし短冊切りにする。
2. 鍋に水と具材を入れて火にかける。
3. 沸騰したら約10分煮て、白味噌を溶き入れる。

白味噌はほかの味噌より賞味期限が短めで、劣化のしやすい点がデメリットです。白味噌を長く保存するには冷凍がおすすめです。白味噌は凍らせてもカチカチにならずスプーンですくえる柔らかさのため、そのまま味噌汁に入れられます。

また冷蔵庫では白味噌を取り出す際にベタベタしますが、袋のまま冷凍するとべたつきにくく使いやすくなるのがメリットです。

味噌汁を作る時スプーンやお箸・おたまを使って、お湯に味噌を溶かすのが面倒に感じてしまいます。味噌汁をよく作る方は、味噌をすくってそのまま溶かせるマドラーや、鍋に引っ掛けられる味噌こしなどがおすすめです。

白味噌には豊富な栄養素が含まれており、さまざまな種類の商品が販売されています。お気に入りの白味噌を見付けて、毎日の食卓で味噌汁を楽しみましょう。

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