【2023】おすすめ濃口醤油19選｜使い方やおすすめ料理のレシピも紹介！

日本で流通している濃口醤油の8割は東日本で消費されているのですが、それは関東地方で収穫される食材に関係しています。関東では秋刀魚や鰹など臭みのある食材が多いため、旨味と香りが強い濃口醤油が好まれたのです。一方関西は出汁の風味を大切にする食文化ですので、風味を消さない薄口醤油が好まれる傾向にあります。

このように地方によって若干使用頻度が異なる濃口醤油ですが、実は風味豊かでどんな料理にも合うとても便利な調味料です。そこでこの記事では、そんな濃口醤油の魅力を深掘りいたします。濃口醤油の選び方やおすすめの濃口醤油20選もご紹介します。

また、濃口醤油を使った絶品料理についてもお伝えしますので、参考にしてください。今まで濃口醤油を愛用してきた方もそうでない方も、濃口醤油のファンになること間違いなしです。

濃口醤油は色が濃く、塩分濃度が低い醤油です。ぶり大根や豚の角煮などコクを出したいときには濃口醤油がよく合います。また、青魚や肉の臭みを抑えるのも得意で、焼き魚やステーキに一味加えるのにおすすめです。

• 【濃口醤油の栄養成分】
  大さじ1杯15ml当たり：熱量・11kcal
• たんぱく質・1.3g
• 脂質・0g
• 炭水化物・1.5g
• 食塩相当量・2.4g

一方で薄口醤油は色が薄く、塩分濃度が高い醤油です。見た目的に濃口は塩分が高いと誤解している方も多いのですが、実は薄口醤油の方が塩分は高いです。

香りと旨味のバランスがいい濃口醤油は、卓上調味料としてよく使われます。お刺身には、薄口醤油を好んで使う方も多いのですが、魚の臭みが気になる方には濃口醤油がおすすめです。魚の生臭さを抑えて、旨味を引き出してくれます。

濃口醤油を好んで使うのは、関東以東にお住まいの方が多いです。そのため、関西以西の方とはうどん・だし巻き卵・おでんに使う醤油で意見が分かれます。濃口は塩分が低い分、甘みを感じる方もいます。

一人暮らしや少人数のご家族には、小さな卓上サイズがおすすめです。あまり濃口醤油は使わないご家庭も、ミニサイズの濃口醤油であれば使いきれずに賞味期限を迎えてしまう心配もありません。おすすめは『藤勇の卓上醤油』です。レトロな雰囲気のボトルに入っているため、わざわざ詰め替える手間もなく便利です。

濃口醤油の使用頻度が高いご家庭なら、業務用の濃口醤油がお得です。『ヒガシマルの1.8リットル入りの濃口醤油』は、たっぷり使えるのが魅力でおすすめです。薄口醤油のイメージがあるヒガシマルですが、濃口醤油も美味しいと定評があります。あまり流通していない濃口醤油ですので、ぜひAmazon（アマゾン）で買ってみてください。

醤油は地方によって微妙に味が異なります。基本的には6種類に分かれると言われており、濃口醤油は関東でよく使われる傾向にあります。白醤油・淡口醤油は関西で、甘口醤油は九州でよく使われていると言われます。醤油の産地としては、千葉県野田市・銚子市・兵庫県龍野市が有名です。

古くは江戸時代から醤油作りを始めており、伝統の味が楽しめます。

濃口醤油の価格は幅広いため、予算に合った商品が選べます。1リットル200円〜300円が一般的な値段です。しかし、こだわりが強い醤油は希少価値があり高価です。醤油は毎日使うものなので、手に入れやすく無理のない値段のものを選んでください。また、旅行先などでご当地ものの濃口醤油を購入するのもおすすめです。

醤油は醤油品質表示基準に基づき、『特級』『上級』『標準』に区別されます。等級の判断の基準はうまみ成分です。うまみ成分とは、窒素の含有量や色の濃淡で審査・決定したものです。窒素の含有量が多ければ多いほどうまみの強い醤油とされ、窒素が10％以上の醤油は『特選』に位置付けられます。

また、さらに上位には『超特選』と呼ばれる醤油があります。

醤油の品質や表示の適正を証明するものとして、JAS認定マークがあります。戦後以降、食糧環境の混乱を抑えるため設けられた基準で、消費者が食の安全性を判断するヒントになっています。『特撰』や『特級』は、かならずJAS認定マークとセットで表示されていますので、濃口醤油を選ぶ際の参考にしてください。

卓上にあると便利な醤油差しは、一家にひとつは持っている家庭も多いはずです。サッと使えて、液垂れがない醤油差しが理想ですが、使っているうちにだんだん使い勝手が悪くなる経験はありませんか？そこでここでは、便利で使いやすく、デザイン性も高い醤油差しをご紹介します。

お気に入りの濃口醤油を入れて、いつも使えるようにテーブルにスタンバイさせませんか？

ここでは濃口醤油を使ったレシピをご紹介します。スーパーで手に入る材料ばかりですので、すぐにお試しいただけます。

【濃口醤油を使った牡蠣の柚子胡椒煮】

• 牡蠣：8個
• 生姜：1かけ
• 濃口醤油：大さじ5
• みりん：大さじ3
• 酒：100ml
• 砂糖：大さじ1
• 柚子胡椒：お好きな分量で

酒・濃口醤油・みりんを煮立たせて千切りにし生姜を加えます。煮立ったら牡蠣を加えます。アクが出て適宜とってください。砂糖を加え、煮汁が1／3程度まで煮詰まったら柚子胡椒を加えて仕上げます。簡単ですので、今夜の夕食にいかがですか？

醤油にはアミノ酸と糖が含まれています。これが空気に触れると酸化が始まり、徐々に醤油の色を濃くしていきます。するとせっかくの美味しい醤油も風味が落ちてしまいます。開封後は、からなず冷蔵庫で保存し、酸化・カビを防ぎましょう。

濃口醤油は開封前でしたら、24ヶ月は保存が可能です。しかし、一度開封してしまうと賞味期限は1ヶ月程度になってしまいます。美味しさが半減してしまう前に使い切ってください。

濃口醤油はお料理に使う以外にも、食品に直接かけていただけます。中にはお湯で割ってうどんや蕎麦のつけ汁にする方もいらっしゃいます。まさに万能調味料です。あなたもお気に入りの濃口醤油を見つけて、毎日の食生活にプラスしてみませんか？こちらもあわせてご覧ください。