九州の醤油おすすめ13選｜なぜ甘い？合うものや有名メーカーを紹介

ここでは、通販サイトの口コミ調査を基準に選んだ「編集部おすすめの九州の醤油13選」を紹介します。

なぜ九州の醤油は甘いのか、気になる方も多いのではないでしょうか。歴史的背景から解説すると、江戸時代までさかのぼります。当時九州の長崎県にあった出島では、オランダとの貿易が行われており、そこから砂糖が入ってきました。

もともと温暖な気候の九州では、糖分と塩分を摂取できる甘辛い料理が好まれていました。そこで手に入りやすかった砂糖を醤油に混ぜて料理を作るようになり、現代にも伝わる九州の甘口醤油ができあがったと言われています。

ちなみに、関東醤油は濃口醤油が主流です。九州醤油よりも甘みが少なく香りが強いのが特徴です。九州醤油と関東醤油では塩分量も大きく異なります。関東醤油は「しょっぱい」味わいが特徴となります。

九州の醤油にはさまざまな容量があり、200mlの少量タイプから1.8lの大容量タイプまで揃っています。醤油は開封して空気に触れると風味が落ちるので、料理にかけて使う醤油は少量のボトルがおすすめです。煮物など大量に使用する場合は大容量のボトルにするなど、使用量に応じて選びましょう。

なお、大容量ボトルを購入して少量ボトルに小分けすると、冷蔵庫にも入れられて長期的に保存できます。

九州の甘口醤油を試してみたいけれど、あまりにも甘すぎるのは苦手だと感じている方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、九州のなかでも北部に位置する福岡県で作られている醤油です。

九州の醤油は、南に行くほど甘くなる傾向があります。より甘さを楽しみたい場合は、鹿児島県など南部で作られている醤油を選ぶのがおすすめです。

甘口醤油はその名のとおりに、砂糖などの甘味を混ぜて作られている醤油を指します。九州以外にも石川県・山形県・秋田県などの日本海側でも多く見られる特徴です。

煮物や焼き物に適していて、いつも料理で使う醤油を甘口醤油に置き換えるだけで、まろやかさがアップします。納豆・豆腐・卵かけご飯など直接かけて食べるのもおすすめです。

甘口醤油をさらに甘くして、うま味を加えたのが刺身醤油です。とろりとした食感が特徴で、刺身によくのります。うま味を感じにくい刺身に刺身醤油を合わせると、より美味しく食べられます。自宅でよく刺身を食べる方は、刺身専用の醤油として常備しておくのがおすすめです。

九州醤油といえば濃口醤油のイメージが強いですが、もちろん薄口醤油も販売されています。「うすくち」や「薄口」とパッケージに記載されているので選びやすいです。煮物を作る時、あまり色を濃くしたいけど味はしっかりつけたい場合に活躍します。

減塩醤油は通常よりも塩分を減らして作られている商品です。塩分の取りすぎは高血圧などの生活習慣病に関わってきます。そのため消費者のニーズにあわせて多くの商品が発売されており、スーパーマーケットでも手軽に購入できます。九州の醬油メーカーも減塩醬油を製造しているので、塩分が気になる方にはおすすめです。

より食の安全にこだわりたい方は、有機大豆を使用した醤油をおすすめします。有機の農作物には、2年以上有機肥料で作った畑であること・禁止されている化学肥料や農薬を使用していないこと・遺伝子組み換え食品でないことなどの決まりがあります。農薬が気になる方は、有機大豆を使用した醤油をチェックしましょう。

九州醤油の甘味は、甘味料からきています。一般的には甘草・ステビア・サッカリン・シュガロンなどが使われている商品が多数あります。甘味料を摂取したくない方は、成分を確認してから購入するのがおすすめです。また甘味料無添加の甘口醤油も発売されていますので、興味のある方は検索してみてください。

九州の醤油はさまざまな商品が発売されていますので、初めて購入する際は迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが、お試しセットです。

少量のボトルが何種類かセットになっていて、味を試せるのが魅力です。九州旅行のお土産やプレゼントにもおすすめです。Amazonなどのショッピングサイトでも販売されています。

フンドーキン醬油株式会社は大分県臼杵市にある調味料メーカーです。1861年創業の老舗で、2021年には160周年を迎えました。醤油の生産量は九州で1位、全国でも8位を誇っています。醤油以外にも味噌・ドレッシング・ぽん酢などの調味料も人気です。本物の味を追求しているフンドーキン醬油を、ぜひ一度試してみてください。

1921年設立のマルヱ醤油株式会社は、福岡県みやま市にあります。安心で美味しい商品を作るため、原料から製品まで綿密な品質管理を実施しています。醤油の種類は豊富で好みに合わせて選べます。また、つゆ・たれ・鍋のもと・ドレッシングなど醤油以外の製品も数多く取り扱っています。特に味噌は有名で、九州で親しまれている麦味噌は人気があります。

「安心を、いただきます。」のブランドスローガンで有名な、富士甚醤油株式会社。大分県臼杵市で1883年に創業した老舗です。地元大分県産の材料を使用した醤油や、かぼすぽん酢が人気の商品です。減塩調味料シリーズや無添加商品もあり、体に配慮された商品作りをされています。インターネットショッピングも可能です。

チョーコー醤油株式会社は、長崎県長崎市にある調味料メーカーです。1941年の創業以来、1945年の原子爆弾投下によって打撃を受けましたが「伝統の風味を最新鋭の設備で」をスローガンに復活。その後全国的に販路を広げて、成長してきました。

長崎県の醤油の特徴である甘さが魅力。また、長崎県名物の皿うどんに使う金蝶ウスターソースも人気です。

煮物や魚の煮つけの味がうまく決まらず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、九州の甘口醤油です。

醤油に甘さがあるので、砂糖を使わなくても九州の醤油が一本あれば、味が決まります。お鍋で煮れば、醤油のうま味とまろやかさがさらに引き立ち、普段の料理をワンランク上のおいしさに変えてくれます。

九州地方でよく食べられる馬刺しには、甘口の醤油がよく合います。馬刺し専用の超甘露の醤油もありますが、通常の甘口醤油でも馬刺しの旨味を引き出し、肉によく絡んで美味しく食べられます。馬刺しを食する機会があれば、ぜひ甘口醤油を使ってみてください。

九州産の醤油の旨味を活かした、生姜焼きのレシピを紹介します。生姜の香りと醤油の旨味が絶妙にマッチし、食欲をそそられます。暑い夏にも寒い冬にも一年を通して愛されるスタミナ満点の一品です。

材料(4人分)

• キャベツ:4枚
• 豚ロース肉:400g
• サラダ油:小さじ4
• 酒:大さじ2 
• みりん:大さじ1
• 九州産の醤油:大さじ3
• すりおろし生姜:2片

作り方

1. キャベツはせん切りにする。
2. 筋を切った豚ロース肉に酒大さじ1、九州産の醤油大さじ1で下味をつける。
3. フライパンにサラダ油を熱し、(1)を強火で両面をこんがりと香ばしく焼き、余分な油をキッチンペーパーでふき取る。
4. (3)にみりん大さじ1、酒大さじ1、九州産の醤油大さじ2、すりおろし生姜2片を順に入れて混ぜ、よく絡める。器に移し(2)とともに盛りつけ完成