塩のおすすめ32選｜スーパーで買える天然塩やミネラルの多い塩も！危険？

料理に欠かせない調味料の1つが「塩」です。単純に塩と言っても、かなりの種類があり味わいやおすすめの用途が異なります。スーパーに売っている塩でももちろん美味しいのですが、国産のものやこだわりの高級塩など、アイテム数が多いのが魅力です。

しかし、あまり料理に詳しくないと、塩の違いや選び方がわからないという声はかなり多いです。そこで今回は、塩の選び方やおすすめアイテムはもちろんですが、よくある塩についての疑問にお答えしていきます。塩はとても奥が深く、こだわれば料理の味わいを深められます。

記事の後半には、天然塩が危険という噂や世界一美味しい塩について解説。最後までチェックして、自分に合った美味しい塩を見つけてください。

市販されている精製塩と天然塩の違いを下記にまとめました。

このように天然塩と精製塩には違いがあります。天然塩に含まれているミネラル成分は、精製塩には含まれていません。そのため、塩化ナトリウム以外の成分をとりたいときには天然塩を選びましょう。

※天然塩は「自然塩」と呼ばれることがあります

天然塩は危険ではありません。そう言われるのは、天然塩なら取り過ぎても血圧が上がらないという噂が原因だと考えられます。精製塩と比べて天然塩にはマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が含まれているため、血圧を上げにくいと言われています。

しかし、実際にはそんなことはなく精製塩でも天然塩でも基準値よりも取り過ぎれば血圧を高めます。そのため高血圧の診断が出ている人にとっては、天然塩は安心して取り過ぎるから危険と言われているのかもしれません。

天然塩はスーパーにもあり、安さを売りにしているスーパーにはあまり品数がないかもしれませんが、自然食品を売りにしているスーパーには体にいい塩が豊富に置いています。スーパーで買える天然塩といえば、ミネラルバランスがいい海塩で天然塩がヒットした火付け役ともいえるぬちまーす・沖縄土産としても人気のある雪塩・海水から作られる宗谷の塩などがあります。

後ほどご紹介しますが、天然塩にも種類があり、自分に合った風味の塩を発見可能です。天然の塩は産地や生産方法によって味わいが変わるため、できればたくさんの種類から選ぶのがおすすめです。天然塩を実店舗で見つけたい人は、自然食品を豊富に置いているところに行きましょう。

海水原料に作ったのが海水塩です。海水塩には主にせんごう塩と精製塩があります。

• せんごう塩…海水を煮詰めて作る塩
• 精製塩…化学的に作られた塩

精製塩以外の海水塩はミネラルの多い塩で、カリウムやマグネシウムなどが含まれています。そのためまろやかな味わいの物が多くなっています。

湖塩は塩分濃度の濃い湖からできた塩です。代表的なのは死海やウユニ塩湖です。マグネシウムやカリウムなどの成分がバランスよく含まれていて、甘味や苦みなどの複雑な味わいが楽しめます。料理に幅広く合う味わいが特徴です。

塩湖の中で長期間かけて作られるのが岩塩です。岩塩は塩湖の底に結晶になって存在しています。マグネシウムやカリウムなどのミネラル成分が豊富で、地中の有機物が入っていることからさまざまな色をしています。焼肉にもぴったりの塩です。

海外で作られた塩を輸入し、再度日本で加工し直したものが天日塩です。海水100%で天日と平釜の日本伝統の方法で作られた海の精は、きれいな白色をしているのが特徴で、肉料理や魚料理などのメインに振りかける塩として使えます。まろやかな味わいが特徴です。

塩の主成分は塩化ナトリウムですが、ナトリウム自体がミネラルのため「ミネラルを含む」といった表示はできません。そのため、塩の成分は健康増進法で定められたミネラル成分を表示した形で表記されています。

シーズニングソルトは、塩の他にさまざまなスパイスが含まれた調味料です。どんなスパイスが含まれているかは、アイテムによってさまざまです。肉料理や魚料理だけでなく、すこし濃いめの味付けの料理に向いています。

海水や湖の塩など、まろやかな味わいの天然塩は素材が持つ味わいを引き出してくれます。天然塩の無機成分が素材の成分と結ぶつくことが、「塩が素材の味を引き出す」とされている理由です。料理に合わせた使い方をすると、味わいを広げられます。

近年ブームになりつつあるのが変わり種の塩です。竹炭が入った塩やトリュフの香りがついたトリュフ塩などが話題になっています。おしゃれなレストランで使われていることが多く、自宅にあればリッチな気分を味わえます。

特に、和食や普段の食事に取り入れるのであればだし塩や藻塩がおすすめです。だし塩は海鮮エキスで味を付けている塩で、おにぎりやお茶漬けなど普段のご飯にお手軽に旨味を加えられます。藻塩は海藻を用いて作ったお塩で、てんぷらや魚の塩焼きなどで食材のおいしさを引き出してくれます。

また、輸入食品などを扱っている「カルディ」でもいくつか海外の変わり種の塩を取り扱っています。興味のある方はぜひ確認してみてください。

粒が大きい粗塩はお肉やお魚によく合います。たとえばステーキやポークソテーなどに使うと、お肉の味に負けない塩味を感じられるため素材の旨味とあわせて塩の味を楽しめます。またあら塩を使った梅干しは旨味が豊富に感じられると人気です。強い味わいにはあら塩がおすすめです。

フライドポテトのような揚げ物には、細かな塩がおすすめです。粒が小さければ小さいほど、食材とよく絡んでくれます。細かな塩は雑味がないものが多く、強い塩味を楽しみたいときに向いています。

繊細な味わいの野菜やお米には、あまり塩味が強すぎない物がおすすめです。お肉やお魚のように素材の味が強い訳ではないので、あまり塩味が強いと素材の味を潰してしまいます。そのため優しい味わいの細かなお塩を選びましょう。

合わせる塩を迷ったときには、中粒サイズのものを選びましょう。中粒サイズの塩は、どんな料理にも合わせやすいため、万能タイプと言われています。普段使いに1つ持っておくととても重宝します。

日本ではさまざまな県で塩が作られていますが海外でもたくさんの塩が作られています。それぞれ、粒の形状や味わい、得意な用途などが異なっていて個性があります。

たとえば、フランスはブルターニュ地方にあるゲランドの塩田で海水から作られているゲランド塩は昔から数世紀もの間変わらぬ製法で作られています。含まれているミネラル分により引き出された塩本来の美味しさはフランスらしく、パン作りや魚・肉の塩焼き・パスタなどにもってこいです。ぜひ自分の用途に合った塩をさがしてみてください。

焼肉塩・天ぷら塩など、特定の料理に使うためだけの塩も販売されているのをご存知でしょうか？好きなメニューがある方はぜひ挑戦してみてください。ここではおすすめの天ぷら塩を紹介します。

• 彩塩工房　天ぷら塩：しょうが・抹茶入りでアクセントになります。
• 明光商会　抹茶入り　天ぷら塩：岩塩を使用しているので食感も楽しめます。