シャトーメルシャンの人気おすすめ6選｜種類と特徴について解説

メルシャンは、日本初の民間ワイン会社として140年以上もの歴史を誇っています。そして、シャトーメルシャンはメルシャンがこれまでの知識と技術の粋を結集し醸造している正統派国産ワインのシリーズです。

ひと昔前のイメージで、国産ワインは口当たりが軽くて物足りないと思っている方もいるかもしれません。ですが、メルシャンの国産ワインに賭ける熱い想いによって、シャトーメルシャンのワインは世界的に評価される水準にまで達しました。

この記事では、シャトーメルシャンの特徴やおすすめ商品などをご紹介していきます。ぜひ最後までご覧になり、気になるシャトーメルシャンのワインを見つけてください。

シャトー・メルシャンは、1877年に創立した民間初のワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」をルーツとするワイナリーです。1949年に本格ワインの戦後第1号ブランドとして「メルシャン」を立ち上げ、世界に通用する国産ワイン造りを目指してきました。

1970年に正統派国産ワインの商品として「シャトー・メルシャン」シリーズが誕生しました。その後も、欧州品種の栽培に積極的に取り組んだりシャトーマルゴーの醸造責任者ポール・ポンタリエ氏をアドバイザーとして迎えたりするなど、チャレンジを続けています。

数々の国際的ワインコンクールで入賞を果たし、シャトーメルシャンは世界的に評価されるレベルにまで到達しました。

桔梗ヶ原ワイナリーは、1938年に建造された建物を利用した小規模ワイナリーです。樽庫を半地下に設置し、一定の温度・湿度を保ってワイン育成に適した環境を実現しています。

日本を代表するメルローの産地としても名高い桔梗ヶ原で、少人数で高品質のワインを醸造。新旧の樽があり、新しい樽ではキュヴェをじっく育てています。

椀子ワイナリーは、2019年オープンの新しいワイナリーです。メルロー・シャルドネ・シラーなどワイン用ぶどう品種として人気の約8種類のぶどうを垣根式で栽培しています。

360度ぶどう畑に囲まれた最高のロケーションで、シャトー・メルシャンの各産地のワインのテイスティングもでき、見学客からも人気が高いワイナリーです。

勝沼ワイナリーは、歴史あるワイン産地・勝沼に造られたシャトーメルシャンの代表的なワイナリーです。カベルネ・ソーヴィニヨンや甲州などワイン用ぶどう品種を20種類以上も栽培している祝村ヴィンヤードがあります。

日本遺産にも認定されたワイン資料館があり、ワイナリー見学ツアーの開催などシャトーメルシャンの良さを広める活動に力を入れています。

各ワイナリーが力を入れて醸造している最高級ワインシリーズです。城の平ヴィンヤード「オルトゥス」・桔梗ヶ原「シグナチャー」・北信左岸および右岸地区「リヴァリス」・椀子ヴィンヤード「オムニス」「トリロジー」の6商品がラインナップされています。

正統派国産ワインの最高峰を味わいたい方におすすめです。また、記念日など特別な日に開けたり、プレゼントにもふさわしいワインです。

人に適材適所があるように、ぶどうにも適品種適所があります。テロノワールシリーズは、山梨・長野・秋田・福島の4県から品種に合った産地でぶどうを栽培し、ぶどうの個性を最大限生かして醸造しています。

商品名に産地が含まれているところにもこだわりが感じられ、適切な産地で引き出されたぶどうの個性を楽しめるワインです。この機会にぜひ、産地にもこだわってワインを選んでみませんか。

クオリティシリーズは、食卓で普段の食事に合わせて気軽に楽しめるワインのシリーズです。甲州やマスカット・ベーリーAなど日本品種とメルローやシャルドネなど海外品種のブレンドワインを中心に、繊細な味の和食にもぴったりのワインに仕上げています。

手軽に本格国産ワインを味わいたい方におすすめのシリーズです。国産ワインは今まであまり選んでこられなかった方も、ぜひ一度味わってみてください。

上記3シリーズの他にも、甲州ぶどうの豊かなタンニンと旨味を引き出した「甲州淡紫」、山梨の国中マスカット・ベーリーAを使ったジューシーでほのかに甘い「日本の地ワイン 国中マスカット・ベーリーA ロゼ」などがあります。

ご紹介したシリーズ以外のワインも、メーカーのこだわりが詰まったワインですので、ぜひ一度ご賞味ください。

瓶が重くて持ち帰りが億劫だったりコルクを抜くのが面倒だったりして、ワインを敬遠している方も中にはいるかもしれません。

メルシャンにはペットボトルのワインがあり、軽くて持ち運びやすく、スクリューキャップでラクに開栓できます。手軽さを求めるなら、ペットボトルタイプもおすすめです。

甘口・辛口やライトボディ・ミディアムボディ・フルボディなど、自分の好きな味わいに合ったワインを選びましょう。重厚なワインが苦手な方は甘口のライトボディ、どっしりしたワインが好みなら辛口のフルボディがおすすめです。

また、白は冷蔵庫で冷やすとよりおいしくいただけます。赤も夏は飲む前に冷蔵庫で軽く冷やし、冬は常温が適温です。適温だとさらにワインのおいしさが引き出されるので、温度も意識してみてください。

ワイン選びには、値段も大切なポイントです。デイリーワインなら気軽に買える安いものを、記念日などには高級なワインを選ぶなど、利用シーンに合わせて無理のない値段のワインを選ぶようにしましょう。

シャトーメルシャンは、1000円台のデイリーワインから1万円を超える高級ワインまで多彩なラインナップが用意されています。ワインをお供にする場面に合った価格帯のものを選んで、おいしく味わいましょう。

料理酒としてワインを使うと、ワインと料理の相性が良くなります。赤ワインにはビーフステーキやビーフシチューなどの煮込み料理、白ワインにはあさりのワイン蒸しやアクアパッツァなどがおすすめです。

きれいな酸と爽やかな飲み口が特徴の辛口ロゼワインには、意外にも焼き餃子が合います。口の中の油っこさを流すビールと違い、お互いの味を高め合うマリアージュが楽しめます。

シャトーメルシャンはどんな料理とも調和が取りやすく、和食とのバランスもいいので、さまざまな料理に合わせてみてください。

シャトーメルシャンは、メーカーのたゆまぬ努力により国産ワインを世界品質にまで押し上げてきた草分け的存在です。この記事を参考にシャトーメルシャンの気になるワインを選んで、日本製ワイン最先端のクオリティを味わってみてください。