勝沼ワインのおすすめ20選｜入手困難なものも！

山梨県甲州市の勝沼町は日本におけるぶどう栽培とワイン醸造の発祥地です。山梨県のワイナリーの約40％が勝沼に集中し、その山々に囲まれた立地がぶどう栽培に適していると言われ、絶品ワインを生み出しています。

日本ワインの銘醸地である勝沼ワインは国内だけでなく世界最大のワインコンクールなど、海外からも高評価を得ています。ただ、勝沼ワインといっても種類も豊富で、どう選んでいいか悩んでいる人も多いですよね。

そこで、勝沼ワインの選び方・おすすめワインを赤・白別に紹介します。また、勝沼ワインにあうおすすめレシピなども解説します。こちらを参考に、勝沼ワインと美味しい食事で食卓を彩ってみませんか。

歴史あるワイナリーも多い勝沼町は、日本のボルドーとも呼ばれる一大ワイン生産地です。勝沼町には約30軒のワイナリーがあり、江戸時代からぶどうを栽培し、明治時代にはワイン醸造に着手するなど、日本のワインを牽引しています。

勝沼ワインの特徴は、繊細で上品な味わいの中に、程よい甘み、そして、口いっぱいに果皮由来の余韻が溢れる点です。勝沼町の日照時間が長く雨が少ない気候、そして、寒暖差が大きく、さらには、甲府盆地のなだらかな斜面と水はけのよい土壌がこの上品が味わいを生み出しているのです。

日本のみならず、海外でも評価が高く、多くのソムリエの目に留まり、飲み比べると、どんどんその魅力にハマっていく人が続出です。

日本固有の甲州種。日本の土着品種で醸造用の白ぶどうの甲州です。甲州種を味わいたいなら、シンプルな白ワインがおすすめです。甲州種は、アルコールは重くなく、柑橘系の香り、鋭い酸味が特徴です。

酸味が強ければ、レモン・ライムなどのような味わいで、酸味がライトなら柚子やすだちのような香りで、初心者にもおすすめのワインです。

マスカット・ベーリーAは濃厚な旨みが特徴的です。日本では赤ワイン用のぶどうといえばマスカット・ベーリーAが代表格です。綿あめのようなフレーバー、ピチピチとした新鮮な赤い果実の味、鋭い酸味ですっきりフルーティーな味わいで、お酒に弱い方にも人気があります。

渋みのある重たい赤ワインが苦手の方にもおすすめのワインです。すっきりした味わいなので、和食にもぴったりです。

シャルドネは、産地によって味わいが異なる、奥の深い品種です。白ワインの女王とも称されるシャルドネは、地域や製造方法など産地により味わいが変化します。勝沼でつくられるシャルドネは、黄りんごのような爽やかな果実の香りに加え、エレガントな味わいが特徴です。

さっぱりした味わいなので、魚介類との相性は抜群ですが、豚肉や鶏肉といった肉料理にもあいます。

芳醇でまろやかな味わいのワインを嗜みたいならメルローがおすすめです。黒ぶどうの品種で、カベルネ・ソーヴィニヨンに次ぐ生産量を誇ります。カベルネ・ソーヴィニヨンと比べ、タンニンや酸味が控え目で、滑らかな飲み口です。重たいワインが苦手な方もメルローならいける人も多いです。

まろやかな味付けの料理との相性がいいため、和食との相性も抜群で、煮込み料理などにもぴったりです。

渋さと酸味のバランスがいいのは、カベルネ・ソーヴィニヨン。世界で大人気の黒ぶどうの品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンは、芳醇な香りが特徴的です。酸味とタンニンが力強く感じられ、空気に触れるだけで味が変化するのも魅力のひとつ。

カシス系の黒系果実の濃厚な果実香のほか、スパイシーなミントのすっきりとした豊かな香りです。赤肉のローストやステーキのようなコックリ系の肉料理と相性がいいです。

幻のぶどうのアジロンダック。栽培農家が少なく希少価値の高い品種で、国内では唯一、勝沼で生産されています。アジロンダックは一房ずつ収穫し、害虫からの被害も受けやすいために大量に収穫できません。この手間がかかるところが栽培農家が減ってる理由です。

アジアンダックは、甘い木いちごの香り、キリっとした上品な口当たり、繊細で丸みのある果実の味わいが特徴的です。見つけたら手にとって欲しい逸品です。

生食用の有名な品種も要チェックです。デラウェア・ナイアガラ・巨峰などのメジャーな生食用ぶどうを使用したワインは甘口のテイストで、お酒というよりジュースのような仕上がりになります。強い果実の香りや甘みのあるワインは、女性にも大人気です。

甘めのテイストが食事の邪魔と気になる方は、食後のデザートワインで嗜むのもおすすめです。

日本国内にあるワイナリーの約3割は山梨県内にあるといわれています。勝沼ワインの中でもワイナリーの中央葡萄酒や白百合醸造所など、世界最大級のワインコンクールでの受賞歴をもつなど、多くの銘品を生み出しています。

ワイナリーによって異なる味わいがあるのも魅力のひとつです。好みの勝沼ワインを見つけたらワイナリーを確認するのをおすすめします。勝沼ワインの奥深い味わいを楽しめるはずです。こちらでは、おすすめ老舗ワイナリーを解説します。

ワイナリーによっては見学コース・試飲会なども体験できる場合もありますので、気になる方は足を運んでみるのもいいですね。

ワインとひと言にいっても甘口から辛口、ライトボディからミディアムボディ、重厚感のあるフルボディまでさまざまです。勝沼ワインのレベルはさまざま。美味しいワインを楽しむなら味わいは重要なポイントなので、食事の内容やその日の気分などで選ぶのも◎。

勝沼ワインの価格帯も要チェックです。予算によってワインの選ぶ範囲も異なります。一般的に、リーズナブルな価格のワインは、フレッシュで軽やか、高級ワインは、濃厚なフルボディとイメージをお持ちかもしれません。

勝沼ワインは、生産量が少ないため、高級だからといっていいワインとは限りません。逆に安いからといって質が悪いわけでもないので、どのような品質が好みかを踏まえ、適切に選ぶのが重要です。

お気に入りの勝沼ワインが見つかったら、おつまみも準備したいですね。こちらでは、おすすめの料理・おつまみを紹介します。チーズ・サラミなどは手軽に食べられて赤・白ワイン問わずあうので◎。ご自宅で簡単にできる料理も紹介しますので、参考にしてください。

• 赤ワインにおすすめ料理「豚肉のこってり焼き」

（材料）

• 豚バラ肉もしくはブロツク：200g
• 塩コショウ：適量
• ＊味噌：大さじ2
• ＊みりん：大さじ2
• ＊酒：大さじ2
• ＊さとう：大さじ1
• ＊醤油：大さじ1
• ＊にんにく（チューブでも可）：少々

（作り方）

1. 豚ばらブロック肉は1cm位の厚さに切る。
2. ボールに肉を入れ、＊のタレを入れてよく混ぜる（できれば30分ほど放置）。
3. フライパンに油をひかずに、2.の肉を炒める。火が通って照りが出て来たら、残しておいたタレも加える。

• 白ワインにおすすめ料理「もやしときゅうりのポン酢ナルム」

（材料）

• もやし：1袋(250g)
• きゅうり：1本
• かまぼこ：3本
• ＊ポン酢：大さじ2
• ＊鶏ガラスープの素：小さじ1
• ＊ごま油：大さじ1

（作り方）

1. もやしは水気を切り、耐熱容器に入れ、600Wで3分間レンジで加熱。ラップをしたまま粗熱が取る。
2. もやしをレンジ加熱している間に、きゅうりを千切りにして塩を軽く振りしばらく置く。
3. かまぼこを食べやすい大きさに切る。
4. もやしの粗熱がとれたらもやしと、塩を振ったきゅうりを固く絞ってしっかり水気を切る
5. ボールに具材を入れて、＊を加えてよく混ぜる。冷蔵庫で冷やしておくとGOOD。

さまざまな種類を持ち合わせる勝沼ワインはワイン好きにはもちろん、ワインがちょっと苦手な方にも飲みやすいタイプがあるので、おすすめです。こちらで紹介したおすすめ勝沼ワインからお気に入りを見つけて、大好きな人・友人・家族と楽しいひとときを過ごしてください。

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