メルロー種のワイン人気おすすめ20選｜特徴や選び方を解説

豊潤な果実の味わいを感じられるメルローワイン。フランスのボルドー地方で生まれた品種ですが、いまや世界中で作られている人気のワインです。ワインを飲み慣れていない方でも一度は耳にしたことがあるでしょう。店頭にもよく並んでいます。

そんな人気のメルローワインですが、世界各国で作られているため品種も多く、飲んでみたいけどどれを選んでいいか分からない方も多いのでは。そこで今回はメルローワインについて調べました。

メルローワインの特徴をまとめ、おすすめのメルローワインを厳選してご紹介しています。同じボルドー地方で生まれた人気ぶどう種、カベルネとの違いや美味しい飲み方、合う料理も調べました。メルローワインが気になるけど二の足を踏まれている方、ぜひ最後まで読んでください。

高級品から手頃な値段のものまで幅広い値段で選びやすいメルロー種のワイン。メルローとはフランスのボルドー地方で生まれた黒ぶどうの品種を指します。早熟のぶどうの実を摘みにくる鳥の名前が由来です。

味は早熟で酸っぱさを感じにくいので飲みやすいものの、アルコール度は高く甘口のワインが揃っています。また果皮が薄くタンニンの柔らかさが特徴です。

メルローは湿度に耐性のある品種のため、保水性のある粘土質の土俵を好みます。フランスだけではなく、世界中で作られている品種のワインで、湿度が高い日本でも栽培されており長野や山梨、北海道などが有名です。

メルローとカベルネの違いは、栽培する土壌の違いが大きいです。フランスの栽培される地域が異なるので、右岸と左岸と称されることも。メルローが粘土質の保水性のある土俵を好む品種に対して、カベルネは乾燥した砂利質の土俵を好みます。

どちらも見た目は色が濃く、タンニンが強くて渋みがあるのが特徴です。穏やかな風味のメルローに比べてカベルネはスパイシーでより渋みを感じるので、口にすれば誰でもどちらの品種か分かります。

ここではメルロー種のワインの選び方をご紹介します。メルロー種の中でも味わいの違いに特徴がありますので、そのポイントをまとめました。自分の好みのメルローワインを見つけましょう。

ワインにはフルボディ・ミディアムボディ・ライトボディの3種類があります。それぞれ飲み口や味わいが違うので、自分が好きなタイプのワインはどれなのか確認しておきましょう。

ミディアムボディのワインはフルボディとライトボディの中間の飲み口で、初心者にも飲みやすいワインと言えます。果実の風味がやわらかく比較的軽い飲み口なので、食事にも合わせやすいです。

前菜からメインまでぴったり合うワインです。洋食はもちろんですが、幅広いジャンルの料理にあいますので、テーブルワインにも使えます。飲みやすくて赤ワインの特徴を備えたメルローワインを探している方におすすめです。

フルボディのメルローワインは肉料理や濃い味付けの料理とよく合います。濃厚な味わいを好む方におすすめですが、ワインを飲み慣れていない方には渋みの強さが苦手に感じる方も。

口に含むとボリューム感や濃厚な味わいが広がり、赤ワインのよさを十分に感じられます。肉の煮込み料理や癖のあるチーズやキノコ料理にもぴったりです。

ワインにはひとつのぶどう種しか使わない単一ワインと、複数のぶどう種をブレンドして作るワインがあります。フランスのボルドー地方では、カベルネソーヴィニヨン・メルロ・プティヴェルド・カベルネフランなどの人気のぶどう種をブレンドして作るブレンドワインが人気です。

ブレンドワインは、単一ワインでは味わえない複雑な味わいを楽しめるメリットがあります。それぞれのぶどう種がどの程度の割合でブレンドされているかによって味わいも変わるので、より深くワインを楽しみたい方におすすめです。

メルローワインは世界中で作られています。メルローの生産地として有名な本場フランスのワインは、味わい深い果実感の濃厚さが特徴です。ベリー系の果実やチョコレートの豊潤でスパイシーなアロマも楽しめます。

豊潤で甘く華やかなアロマを楽しみたい方には、アメリカカリフォルニア州やオーストラリアなど温かな気候で育ったメルローがおすすめです。また高温多湿な日本で育ったメルローは、糖度の高い甘口のワインになります。産地によって味わいが違うので飲み比べてみるのも楽しいです。

メルローワインは値段帯も幅広く取り揃えています。値段は2,000円以下の安いワインから、数万円もする高級ワインまでさまざまです。テーブルワインや気負わずに飲みたい時は2,000円以下のものを、贈り物や特別な日には少し高めの高級ワインを選びましょう。

友人へのプレゼントや仲間との集まりにワインを持っていく際は、まず予算を決めましょう。味の好みはそれぞれ違うので、パッケージのデザインや話題性のあるワインを選ぶと失敗が少ないです。

ワインは飲み方によって味に変化があります。赤ワインは常温で飲むと思っている方も多いですが、あくまでもフランスでの飲み方に限り、高温多湿の日本では不向きです。

白ワインほどではないものの冷蔵庫で冷やして飲むのがおすすめです。赤ワインは冷やし過ぎると渋みが強くなります。反対に高温すぎるとせっかくのフルーティな果実の味わいが感じられないので、ほどほどに冷やして楽しみましょう。

メルロー種のワインに合う料理と言えば、肉料理がぴったりです。ハンバーグや煮込み料理などしっかりと味をしみ込ませた料理には、凝縮感のある濃厚なメルロー種のワインがとてもよく合います。

味わいがやわらかく、ドライな飲み口なので少しくせのある食べ物と合わせても美味しいです。野菜なら苦みのあるもの、キノコ料理やゴルゴンゾーラなどのチーズとも相性がよく合います。

日本で作られているメルローワインは和食にもおすすめです。茄子の田楽やおでん、西京焼きや豚の角煮などに合わせて選べば、いつもとは違った味わいを楽しめます。

メルローワインの特徴や選び方についてご紹介しました。世界中で人気のメルロー種は種類も多く、自分の好みのワインを見つけるのは大変です。選び方のポイントをおさえて、自分好みのメルローワインを見つけてリラックスしたひと時を楽しみましょう。

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