【2024年最新版】ワインセラーのおすすめ10選

ワインは温度が12℃～15℃、湿度が70%～80%の環境で保存するのが良いとされています。購入してからすぐに飲むのであれば、冷暗所や冷蔵庫の野菜室でも保存が可能です。しかしワインを長期間保存するには、冷暗所や冷蔵庫では最適な環境とは言えません。

ワインをコレクションしている方や、特別な日に飲もうと買っておいた高級ワインを美味しく保存したいのであれば、ワインセラーでの保管をおすすめします。家庭用の小型ワインセラーは置き場所も取りませんし、最高のコンディションでワインを保存することができ安心です。

ワインセラーはあまり一般的ではないため、選ぶにも見分けがつかないという方も多いはず。この記事では、ワインセラーの選び方とおすすめ商品をご紹介します。ワインセラーの購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。

ワインセラーとワインクーラーは似ているように思われがちですが、それぞれに特徴や用途が異なります。ワインクーラーはワインを冷やすのには適していますが、気温が低い時期に温度を上げたり湿度を保ったりすることができません。

ワインセラーは温度調節だけでなく湿度調節ができます。さらに気温が低い季節には加温することもできるのが、ワインクーラーとの大きな違いです。ワインは未開封であっても、高温下や氷点下に置くと劣化してしまいます。

高温下は注意しやすいのですが、寒いのは大丈夫だろうと勘違いしてしまいがちです。冷えているだけであればさほど問題はありませんが、凍るような氷点下の環境も劣化の原因になります。ワインを最適な環境で保存するには、ワインセラーがおすすめです。

ワインセラーを選ぶポイントは、保存する本数・冷却方式・加湿機能の有無・温度管理・遮光性の5つです。それぞれのポイントについて詳しく解説します。

ワインセラーは収納したい本数で選ぶことができます。常にどのくらいのワインを保存しておきたいかによっても選択肢は変わるので、収納本数を見極めてから選ぶのがおすすめです。

毎日のようにワインを飲む方や週末ごとにワインパーティーをするというように、短期保存であれば10本～12本のコンパクトサイズがおすすめです。一人暮らしであまり大きいものを置けないという場合は、8本収納できる小型サイズもあります。

以下の記事では、おすすめの小型ワインセラーを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

セールのときにワインをまとめ買いするという場合は、20本～24本前後収納できるものがおすすめです。詰め込みすぎると余計に電気代がかかりますし、まだ数本残っているときに追加でまとめ買いをしたときに入り切らないということもあるかもしれません。

24本まで入るものであれば、セールで12本まとめ買いした後に、単品で数本購入してもまだ余裕があります。ワインセラーは常に数本余裕を持って選ぶのがおすすめです。

コレクションしているワインを長期保存したい方や、一度に買う本数が多い場合は40本以上の大型をおすすめします。加湿できるモデルであれば、熟成させたいときにも便利。熟成を目的としているのであれば、大型を選ぶとよいでしょう。

ただしサイズが大きくなるほど場所取りますし、電気代もかかります。置き場所に収まるかどうか、電気代がどのくらいかかるのかを考えて選んでください。

ワインセラーの冷却方式には、ペルチェ式・コンプレッサー式・アンモニア式の3種類があります。冷却能力だけで見た場合は、コンプレッサー＞アンモニア＞ペルチェですが、それぞれに特徴が異なります。

用途に合っているかどうかも見極めて選ぶとよいでしょう。冷却方式ごとの特徴を詳しく見ていきましょう。

ペルチェ式はペルチェ素子という半導体を用い、電気の力で庫内の温度をコントロールします。電気を利用するため振動が少なく静音性に優れているのがポイント。コンパクトサイズが多く価格も手頃なのでコスパ重視で選びたい方にもおすすめです。

ただし冷却能力があまり高くないため、外気の影響を受けやすいというデメリットがあります。サイズ的には置き場所を選びませんが、温度を考えた場合は直射日光の当たらない場所を選ぶなど工夫が必要です。

コンプレッサー式はモーターの力からで温度をコントロールします。3種類の中では最も冷却能力に優れており、冷蔵庫にも匹敵します。消費電力も少なく、電気代が安いのもメリットです。冷却能力を重視して選びたい方におすすめ。

ただしモーターを使うため音が気になるのは否めません。寝室に置くには不向きとなってしまうでしょう。ドアを頻繁に開け閉めしても、温度変化にはしっかり対応するのでまとめ買いをして大量に保存しておきたい方にはおすすめです。

コンプレッサー式のワインセラーについては、以下の記事で紹介しています。

アンモニア方式は、アンモニアの気化熱を利用して温度をコントロールします。ペルチェ式よりも冷却能力は高いものの、コンプレッサーにはかないません。ただし動作音が静かで振動もほとんどないので、8本前後のコンパクトサイズを寝室で使いたいというときにはおすすめです。

ワインは長期保存させるほど熟成され美味しくなります。しかし熟成させるにはある程度の温度が必要です。熟成に欠かせない酵母や微生物は、5℃以下になると活動が低下するため熟成が進みません。気温が5℃以下になる季節には、加温機能を搭載したワインセラーがおすすめです。

また、ワインを長期保存するには湿度も欠かせません。湿度が低く乾燥した状態で長期保存するとコルクが乾燥してしまいワインの劣化につながるので注意が必要です。長期保存を前提にするのであれば、加湿機能もチェックしておきましょう。

赤ワインの飲み頃は15℃前後、白ワインは8℃～9℃とされています。赤ワインと白ワインは適温が異なるため、同時に保存したい場合は庫内温度を分けられるものを選びましょう。メーカーによっては、2段に分かれており、上下でそれぞれに温度を設定できるものも。

保存するだけであれば温度を分けなくても大丈夫ですが、美味しさにこだわる場合は、赤ワインと白ワインを庫内で分けて保存できるワインセラーをおすすめします。

ワインは直射日光に弱いので、ワインセラーを選ぶ際は遮光性もチェックしておくと安心です。扉にUVカット効果のあるガラスを使用しているものがおすすめです。特に窓際や日差しが差し込む場所にワインセラーを設置する場合は、遮光性をチェックして選びましょう。

ＵＶカットガラス以外にも色を付けた暗めのものや、3層構造で外気の影響を受けにくくしたものなどもあります。

ワインセラーを選ぶのであれば、信頼と実績のあるメーカーから選びたいものですよね。おすすめのメーカーを3つ紹介しますので、購入の参考にしてください。

国内メーカーということもあり、日本の住宅にも使いやすいコンパクトサイズから、プロ仕様の大型サイズまで幅広いラインナップを揃えています。ペルチェ式・コンプレッサー式の2種類を展開しており、用途に合わせて選びたい方におすすめです。

高さ・幅・奥行とそれぞれに多彩なサイズ展開があるので、スペースや収納本数に合わせて選ぶこともできます。

ルフィエールは、一般家庭でも使用しやすいリーズナブルな価格のワインセラーが豊富に揃っています。試しやすいペルチェライン・隙間にも置けるスリムライン・本格的なプロラインの3種類を展開。

ワインセラーは高くて手が出ないと躊躇してしまう方は、ぜひルフィエールのワインセラーをチェックしてみてください。

デザイン性と機能性ともに優れているのが、デバイスタイルの特徴です。おしゃれなデザインは、インテリアとしても通用するほど。キッチンはもちろんのこと、リビングや寝室に置いても違和感はありません。

手頃な価格のものまで取り揃えられているのも魅力。横幅の狭いスリムタイプは、置き場所がなく選択肢が限られるというときにおすすめです。

ワインセラーは常時作動させるため、電気代が気になるという方も多いのではないでしょうか？電気代は消費電力から割り出せますが、元々常時作動させることを前提に設計されていますので、1日あたりの電気代は10円～50円前後です。

冷却方式・収納本数・設定温度・環境温度によっても変わりますが、日が当たらない場所に置くなどの工夫をすれば電気代を抑えることができます。電気代を考えて購入するのであれば、コンプレッサー式のコンパクトサイズがおすすめです。

ワインはとてもデリケートなので、高温下や氷点下で保存すると劣化してしまう可能性があります。ワインセラーがあればベストコンディションで保存できるので安心です。ワインにこだわりがある方は、ぜひワインセラーの購入を検討してみてください。