胃薬おすすめ20選！ストレス胃痛・二日酔いにはどのタイプ？

暴飲暴食やストレスなどで胃痛が起こったときには、市販の胃薬で対処するのが一般的です。しかし、コンビニやドラッグストアではさまざまな種類の胃薬が販売されているため、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか？

実は胃薬は商品によって期待できる効果が異なります。そのため、症状や原因に応じた胃薬を選ぶことが胃痛から解放される近道です。

今回はつらい胃痛を解消するための胃薬の選び方や市販されているおすすめの胃薬を20個ご紹介します。胃薬を飲むときの注意点やタイミングについてもご紹介するので、これから胃薬を購入する方はぜひ参考にしてください。

胃痛が起きる主な原因は、食べ過ぎや二日酔いなどの食生活の乱れやストレスが挙げられます。こうした原因により胃の働きに異常が起きると、胃液の分泌が過剰になったり胃を保護する働きが低下したりとあらゆるトラブルを引き起こします。

その結果、キリキリとした胃痛や胃もたれ、消化不良などの症状が現れます。そうした胃痛を和らげるためには、症状や原因に応じた胃薬を選ぶことが大切です。

胃薬には、胃酸を抑える制酸薬や弱った胃の働きを高める健胃薬、胃の消化を助ける消化薬などのタイプがあります。それぞれのタイプで胃痛を緩和するメカニズムが異なるので、効果効能をチェックせずに何となく選ぶことはあまりおすすめできません。

胸やけや消化不良など症状がはっきりしている場合は、症状に合わせた胃薬を選びましょう。

ここからは市販の胃薬を選ぶときのポイントをご紹介します。自分に合った飲みやすい胃薬を探している方は、こちらの内容を参考にしながら選んでみてください。

まずは胃痛の原因や症状に応じた胃薬の選び方をご紹介します。5つのケースに分けて紹介しているので、胃痛の原因に心当たりがある方は参考にしてください。

食べ過ぎや飲み過ぎが原因で胃痛や胸やけ、げっぷなどが起こった場合は、胃酸の過剰分泌を抑えるH2ブロッカータイプがおすすめです。H2ブロッカータイプの胃薬は、胃酸の分泌に関わるヒスタミン受容体に働きかけることで、胃酸の分泌を抑えていきます。

食べ過ぎや飲み過ぎのほか、空腹時に胃痛を感じる方にもH2ブロッカータイプの胃薬は効果的です。

食後の胃もたれが気になる場合は、過剰に分泌された胃酸を中和する制酸薬タイプの胃薬がおすすめです。中和反応により胃の働きを弱めることで、胃痛を軽減させます。

制酸薬タイプの胃薬は、古くから使われていることが特徴です。ただし、酸度の高い食品と一緒に摂取すると作用が低下する恐れがあるので、炭酸飲料と一緒に服用するのは避けましょう。

二日酔いによる吐き気がある場合は、傷ついた胃粘膜を保護する胃粘膜保護タイプの胃薬がおすすめです。傷ついた胃粘膜を覆って保護することで、胃痛や吐き気を軽減させます。そのほかにも、胃粘膜を修復する効果も期待できます。

二日酔いがつらい場合は、水をしっかり摂取することも大切です。胃薬で対処するとともに、普段よりも多めに水を飲むようにしましょう。

ストレスが原因で胃がキリキリと痛む場合は、抗コリン薬タイプの胃薬がおすすめです。ストレスや緊張などで自律神経のバランスが崩れると、副交感神経系が過剰に働き、胃の筋肉が過剰に収縮します。

そうした症状を抑えるためには、抗コリン薬タイプの胃薬で副交感神経の働きを抑制する対処が必要です。ただし、抗コリン薬タイプの胃薬は目のかすみや眠気などの副作用が起きることがあるので、服用後は車の運転を控えてください。

胃痛の症状が複数ある場合は、制酸・胃粘膜保護・消化促進・整腸などさまざまな効果を期待できる総合胃腸薬がおすすめです。さまざまな成分がバランスよく配合されているので、胃痛の原因がはっきりしないときにもおすすめです。

総合胃腸薬には漢方が含まれている場合もあります。独特の匂いや苦みを感じる場合がありますが、味や香りも健胃作用につながるので、オブラートなどで包まずに服用しましょう。

胃薬には、錠剤タイプ・粉末タイプ・チュアブルタイプなどさまざまな剤形があります。飲みやすさや服用するシーンを考慮しながら自分に合った剤形の胃薬を選びましょう。

胃薬の中でもとくに飲みやすいのが固形状の錠剤タイプです。苦味を感じることなく服用できるので、薬特有の味が苦手な方にはおすすめできます。

錠剤タイプは胃や腸の中で崩壊して有効成分が溶け出すことで薬効を発揮するので、口の中でかみ砕かず水と一緒に飲み込むように服用しましょう。また、錠剤タイプを乳幼児や高齢者が服用する場合は、喉に詰まらせないように注意する必要があります。

胃薬の中でも比較的多い剤形が粉末タイプです。錠剤タイプが飲みにくい子どもや高齢者にもおすすめできます。粉末タイプの胃薬は体内で吸収されやすいため、錠剤タイプと比較すると早く効果が現れる特徴があります。胃痛をいますぐ鎮めたいときには、おすすめできる剤形です。

ただし、粉末タイプは苦味を強く感じる場合があります。口の中で苦味が残る場合は、水で含んで食道へ流し込むようにしてください。

外出先などで水がない状態で服用する場合には、チュアブルタイプがおすすめです。チュアブルタイプは口の中で舐めたりかみ砕いたりして服用するタイプの薬です。

水がなくても服用できるので、外出先で急に胃痛を感じたときにも素早く服用できます。ただし、チュアブルタイプの胃薬は錠剤タイプや粉末タイプと比較すると種類が限られています。

市販の胃薬は飲み方を間違えると副作用につながる可能性があります。正しく服用するためにも、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。

妊娠中もしくは妊娠している可能性のある状態で胃薬を服用する場合は、あらかじめ医師・薬剤師・登録販売者に相談をしてください。

妊娠中は胎盤を通じて胎児に栄養補給を行っていますが、妊婦が薬を服用することで胎盤を通じて胎児に薬の成分が移行する可能性があります。そのため市販薬の服用は、慎重に判断する必要があります。

子どもが胃薬を服用する場合は、対象年齢を必ずチェックしてください。子どもは大人と比べると生理機能が未熟なので、薬の作用が強く出る可能性があります。

副作用を避けるためにも、パッケージや注意書きを確認して用法・容量を守って服用しましょう。また成人用の胃薬を半分にして服用させるのもNGです。

市販の胃薬と病院で処方された薬を併用する飲み方はNGです。薬効が重複することで思わぬ副作用が起きる危険性があります。

また、胃薬以外の薬を服用している場合でも、安易に組み合わせるのはおすすめできません。現在服用中の薬と市販の胃薬を組み合わせる場合は、あらかじめ担当医に相談をしましょう。

市販の胃薬を服用しても症状が治まらないときは、早めに病院で受診をしましょう。薬を飲んでも治まらない場合は、飲み過ぎや食べ過ぎ以外の重大な疾患が隠れている可能性があります。

また、胃薬を飲み続けると消化機能の低下をはじめ、さまざまな副作用を及ぼす危険性があります。胃薬を常用する習慣をつけないためにも、症状が治まらないときにはかかりつけの病院に相談をしてみましょう。

市販の胃薬には、食前・食中・食後と服用するタイミングが定められています。胃薬は正しいタイミングで服用することで効果を発揮するので、注意書きに沿って正しく服用しましょう。

一般的に食前と指定されている薬は食事の20～30分前、食中と指定されている薬は食事と食事の間、食後と指定されている薬は食後20～30分前に服用するのが望ましいです。胃薬のタイプによって服用のタイミングが異なるので、必ず注意書きを確認してください。

薬を飲むのが苦手な方は、服薬ゼリーやオブラートなどを活用する方法もおすすめです。薬の苦味を隠せれば、小さい子どもでもスムーズに飲めるようになります。

ただし、胃薬の中には味や香りが健胃作用につながる場合があるので、服薬ゼリーやオブラートを使用する前には必ず注意書きを確認してください。

つらい胃痛や胃もたれを鎮めるためには、症状に応じた胃薬を飲むことが大切です。胃痛の原因を探りながら、自分に合った胃薬を選びましょう。胃薬の選び方で迷ったときは、今回ご紹介した胃薬もぜひ参考にしてください。

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