【口コミあり】柴崎友香の小説おすすめ11選 | 人気作のあらすじやエッセイにも注目!

何気ない日常を丹念に描き、読者の心を惹きつける小説家・柴崎友香。芥川賞受賞作の『春の庭』をはじめ、人気作品がたくさんあります。ここでは柴崎友香のおすすめ小説を厳選してご紹介!代表作のあらすじやエッセイについてもチェックし、読みたい作品をみつけてください。

2023/08/10 更新

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台詞が全部関西弁ということだけど、関西弁をよく知らない人にも気軽に読める本だと思う。「きょうのできごとのつづきのできごと」も意外に面白い。読んでいて何度も笑ってしまった。

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大阪が舞台で会話も大阪弁の物語。 今はないビルや施設が描かれているので大阪で生まれ育った人にとってはいっそう面白い。 物語自体は柴崎さんの作品らしく、淡々とした何事もない日常が描かれているだけだけれど、その中に心に染み込むような小さな出来事があり、その感じがとても好きだった。

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登場人物がにぎやかに関西弁を話し出すと、書割だった風景が とたんに息を吹き込まれたかのように生き生きと動き出す。 そのたびに、ハッとさせられる快感が魅力です。

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柴崎友香の作品に共通する会話のリアリティ、日常の些細な出来事の描写は今作でも非常に上手く(かつ丁寧に)書かれています。 その上で、過ぎ行く日々の中でのささやかな幸せ、他者とのつながりを大事にしようとする登場人物達の行いをとても愛おしく感じます。

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この小説の朝子は、特に写真を撮るのが好きだという設定もあって、目がカメラになっている。出だしの大阪のビル27階の展望台の光景から、麦(東京人)との出会いに至る7ページを読むだけで、この小説がどのように進んで行くのか、期待が膨らんでわくわくしてしまう。

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淡々と穏やかに建築物と周囲の生活が書かれるが、全編に渡って漂う離散の予感は、全ての人間が転居や成長や死によっていずれ離散することを意識させる。 変化し続ける町が「いつも工事は行われ、世界は完成を目指すが完成することはない」という種の、子供の頃に感じた大きな流れへの恐怖も蘇る。

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うまくまとまったり、きれいなオチがついたりというのが、ほぼない。でもそれが現実なのかもしれないですね。どこかで見たような見ていないような景色がいくつも並んでいて、一つひとつ新鮮に引き込まれる、不思議な本でした。

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とても技巧的な小説であり、自らの過去を抽出するとしたらどうなるかを考えさせられる。 青春時代の過度に強い感受性を失った今の自分を、過去から紐解こうとするとき、記憶の力を借りることになる。 その曖昧でありながらすでに様々な色で塗り固められた記憶との対峙の仕方を、深く考えさせられた。

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刹那の切り取りのうまいかただなぁ、と思います。どんどんと流れていく時間の中で、何をどの時間を切り取るのか? その妙が、面白いところ。

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人が生きていることって、 ―こんなにも言葉が溢れ、ものが溢れ、雑音が溢れ、舞い上がる埃の溢れるこの世界の中なのに―、 人が生きてる、人が人と生きていくって、すごいことだよ、 人って、いいよ そんな言葉を掛けてもらえた気がする

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読了後、「私は、確かに、現在を生きているが、過去を背負い、私がいなかった場所も生きている」ということが、じわーっと実感されてきて、心地よい余韻に浸ることができた。

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