山岡荘八の歴史小説おすすめ16選 | 徳川家康・織田信長など評価の高い作品を紹介！

山岡荘八は長編歴史小説で有名な作家です。戦国武将を始め、歴史に残る偉人や有名人についての小説が読みたい方にぴったりです。何冊も続く長編以外にも1冊で読み切れる長さの作品もあります。

山岡荘八の作品で最も有名なのは『徳川家康』で、大河ドラマ化もされています。山岡壮八の文体は読みやすいため、歴史小説が好きな方もこれから読もうと考えている方も、だれでも楽しめておすすめです。

この記事では、山岡荘八の小説について、魅力や特徴・作品を選ぶときのヒント・おすすめ作品などをわかりやすく丁寧にご紹介していきます。ぜひ参考にして、山岡荘八の綿密でイメージの湧くような文章を堪能してみてください！

山岡荘八は、1907年に新潟で生まれました。雑誌編集などの仕事をした後、小説『約束』でサンデー毎日大衆文芸で賞を獲り1939年には『からゆき軍歌』で初の単行本が出版されます。戦時中には従軍記者で活躍し、晩年には紫綬褒賞を受賞しています。

戦後は歴史上の人物を素材にした小説で好評価を受け、作品は歴史文庫といわれるほど傑作です。政治家や文化人との交流が多く「日本を守る会」を設立したエピソードもあります。なお、青空文庫ではまだ山岡荘八の作品は読めません。

山岡荘八の小説には独自の魅力があります。ここでは、長く愛読され続ける山岡荘八の作品の良さについてお伝えします。「ボリュームのある長さ」と「テンポのいい文体」を詳しくご説明します。

山岡荘八の小説は、巻数が多くボリュームのある作品が多いのが特徴です。長い小説にふさわしく、時代や戦争などスケールの大きい舞台を描いています。徳川家康・伊達政宗・坂本龍馬・吉田松陰・明治天皇など語られる人物にも存在感があります。

じっくりと歴史小説を読みたい方におすすめです。

山岡荘八の文章は、軽快でテンポがいいのも特徴です。歴史小説では登場人物が多くなり、関係性も複雑になりますが、山岡荘八は個性を書くのが上手なので、相関図や人物設定がわかりやすく、初心者でも混乱なしに読めます。

山岡荘八は劇作家に支師事した経験があるため、セリフ回しやシーンの立て方が匠みです。

山岡荘八の作品を選ぶポイントは、歴史上で好きな人物や出来事を選ぶことです。「鎌倉・戦国時代の武将」「幕末に活躍した人物」「近代国家の戦争や天皇」の3つが主なカテゴリー分けになります。全集ではすべてが読めます。

鎌倉・戦国時代の武将にまつわる小説は、とても人気が高いです。『徳川家康』は文庫本にして26巻もの長さを誇り、17年間新聞掲載されていました。『織田信長』は全5巻、『伊達政宗』は全8巻あり、どれも幼少時からのストーリーが描かれています。

大河ドラマになった作品もあり、山岡荘八をこれから読む方は入り込みやすさがあります。

江戸幕府の末期を舞台に活躍した人物の小説も多々あります。『高杉晋作』『吉田松陰』『坂本龍馬』『徳川慶喜』などをそれぞれ描いた作品が人気です。人となりや、周囲で起こった社会の動きなどが綿密に描かれています。

社会の勉強がどうも苦手な方が、教科書では知り得ないような知識を学ぶのにも向いています。

山岡荘八は、人物だけでなく戦争などもテーマにして小説を残しています。小説『太平洋戦争』では、当時の世界情勢がわかりやすく、なぜ太平洋戦争が起こったかを理解しやすい作品になっています。

また、小説『明治天皇』では、明治天皇にスポットを当てているのではなく、安政の大獄や桜田門外の変などの周辺状況が語られてます。

山岡荘八の作品は大河ドラマの原作として常連であり、映画化も多数されています。アニメ化やコミック化もされ、山岡荘八の作品に触れる方法は小説だけにとどまりません。山岡荘八が歴史上の人物について語るオーディオブックもあります。

山岡荘八の世界観を堪能する方法はたくさんありますので、お好みの方法を選んでみてください。

山岡荘八について、その作品の魅力や特徴・おすすめ作品などをわかりやすくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ぜひ記事を参考に、山岡荘八の描くスケールの大きな作品を楽しんでみてください！

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