タント用スタッドレスタイヤおすすめ15選｜購入場所や気になるサイズの選び方を解説

タントは軽スーパーハイトワゴンに分類されるダイハツの軽自動車。天井が高いので軽自動車とは思えない広々とした車内空間が魅力です。世代を問わず使いやすく、特にファミリー層を中心に人気があります。

冬場も安心してタントに乗り続けるためには、タイヤの滑り止め対策としてスタッドレスタイヤへの交換が必要です。タイヤは車の安全性や乗り心地に大きく影響を与えるので、冬場にだけ使うものとはいえ、スタッドレスタイヤも自分の車に合ったものを選びたいですよね。

この記事ではスタッドレスタイヤを使うメリット・デメリットやタント用のスタッドレスタイヤの選び方などをご紹介。さらにスタッドレスタイヤへ交換するタイミングや積雪量が多い場合の対策についても知り、スタッドレスタイヤ選びの参考にしてください。

冬になるとスタッドレスタイヤに変える方が多いですが、スタッドレスタイヤにはどんな特徴があるのでしょうか。メリットとデメリットに分けてスタッドレスタイヤの特徴を見ていきます。

スタッドレスタイヤの特徴は柔らかなコンパウンド・溝の深さ・ブロック部分のサイプなどですが、冬用のタイヤなのでやはり冬道でその特徴を活かした性能を発揮します。

スタッドレスタイヤの性能による最大のメリットは、冬の雪道・凍結した路面・シャーベット状の路面でもしっかり地面をグリップして安定的に走行できることです。また高いグリップ力により、夏タイヤではスリップするような場面でも確実にブレーキングできるところもポイントです。

スタッドレスタイヤは凹凸の激しい冬道を安定して走れるように、夏タイヤより柔らかいゴムでできています。その分タイヤのサイドウォール部分もしなやかなので、カーブなどで揺れを感じやすくなってしまいます。

またトレッド（路面に接触する）面が柔らかいと路面への転がり抵抗が増すので、燃費性能が悪くなるのもデメリットの1つといえます。

スタッドレスタイヤを選ぶ際にはご自身の車に合ったサイズを選ぶほか、値段や性能などの比較も必要です。ここからはスタッドレスタイヤの選び方のポイントをご紹介します。

タント用のスタッドレスタイヤを選ぶ際には、ご自身の車に合ったサイズ選びが最も重要です。タントは大きく分けると「タント」と「タントカスタム」の2タイプがあります。それぞれのタイプに合うタイヤサイズとスタッドレスタイヤのサイズ選びのポイントをチェックしていきます。

タントの純正タイヤのサイズは年式・型式によって異なります。それぞれの標準タイヤサイズは以下表の通りです。

2013.10 ～

2007.12 ～ 2013.09

2003.11 ～ 2007.11

タントのカスタムタイプであるタントカスタム。年式・型式ごとの標準タイヤサイズは以下表の通りです。

2013.10 ～

2007.12 ～ 2013.09

2005.06 ～ 2007.11

スタッドレスタイヤのサイズ選びは、純正サイズと同じものを選ぶほかにインチダウンする方法があります。インチダウンすると衝撃が抑えられる、雪道でより滑りにくくなる、価格が抑えられるなどのメリットがあるのでおすすめです。

一方でインチダウンのサイズを選ぶと、見た目がかっこ悪い、グリップ力が弱まるなどのデメリットもあるので、求める性能に合わせてサイズ選びをしてみてください。

スタッドレスタイヤは新品だけでなく中古品も販売されています。中古品は新品より安く買えるので、価格を抑えたい方におすすめです。ただし中古品の状態によっては使える期間が異なり、結果的に新品よりコスパが悪くなる場合もあります。また、中古品に必ずしも自分の車に合ったサイズがあるとは限らないので、中古品購入の際は慎重に検討するようにしてください。

タイヤのメーカーによって価格帯が異なるので、費用を抑えたい方は安いメーカーのものを選ぶようにしましょう。また、店頭よりネットの方が値段が安い場合もあります。他にも年式落ちを買う、シーズンを外して買うなど同じタイヤでも安い値段で買う方法があるので、予算と性能などのバランスを考慮しながら検討してみてください。

車を走らせる環境によって求めるべき性能は異なります。豪雪地や地面が凍りやすい寒冷地に住んでいる方は、氷上でも安定して走行できる性能を持ったものを選ぶと安心です。一方でスキーやスノボを趣味にしていて都市部からよく雪山に出かける場合であれば、バランス重視で氷上性能だけでなくドライ・ウェットな地面を安心して走れる性能も必要になります。

スタッドレスタイヤにはタイヤとホイールが一緒になったホイールセットとタイヤのみのものがあります。お気に入りのホイールを変えたくないなどの場合以外はホイールセットを購入するのがおすすめです。ホイールセットの方が価格が安く、タイヤ交換の作業も簡単です。ホイールセットはシーズンになると4本セットで安く売られるので、お得にゲットできますよ。

タントに合うサイズのスタッドレスタイヤは多くのメーカーから発売されています。中でもおすすめの3つのメーカーをご紹介します。

ヨコハマタイヤは横浜ゴム株式会社が製造するタイヤ。左右非対称パターンのタイヤが高いグリップ力を発揮し、雪道だけでなく凍結路面でも安定して走行できます。また、水分吸収力が高くウェット状態でも効果を発揮するスタッドレスタイヤも展開。さまざまなタイプの路面で使えるバランスのとれた性能が魅力です。

ブリヂストンは日本のタイヤメーカーで、世界最大のタイヤ製造及びゴム加工会社の1つです。ブリヂストンのスタッドレスタイヤは北海道など5都市での装着率20年連続第1位で、性能の高さには定評があります。グリップ力の高さはもちろん、その効果の持続性も魅力の1つです。

トーヨータイヤは東洋ゴム工業が製造するタイヤ。他と比べて比較的低めの価格帯なのが魅力です。トーヨータイヤのスタッドレスタイヤの特徴は、独自の技術である「吸着ミルクゴム」。タイヤに鬼クルミ殻を混ぜており、凍結路面をしっかりグリップします。また、経年変化による氷上での摩擦力低下も抑制するので、長く使えてコスパ抜群です。

タントのスタッドレスタイヤは基本的に夏タイヤと同じ場所で購入できます。タイヤ館のようなタイヤ専門店やイエローハットやオートバックスのようなカー用品店、その他整備工場・ガソリンスタンド・ネットショップなどです。

リアル店舗で購入する場合はそのお店でタイヤの装着まで対応してもらえますが、ネットショップで購入する場合は自分で装着するか、別で装着のみを引き受けてくれるお店を探す必要があります。

スタッドレスタイヤは気温7度を下回る環境で、夏タイヤよりも高い性能を発揮します。スタッドレスタイヤは雪道用のイメージが強いかもしれませんが、雪が降っていない環境でも有効ですので、冬の早いうちに交換しておくのがおすすめです。

お住まいの地域で初雪が降る1ヶ月前を交換時期の目安と考えておくと、毎年交換するタイミングに悩むこともなくなりそうです。雪が降ってから慌てて交換することがないよう準備しておいてくださいね。

積雪量が多くない道や平坦な雪道であればスタッドレスタイヤでの走行に問題はありませんが、積雪量が多い場合や雪が降った坂道ではスタッドレスタイヤに交換してもスリップの危険があります。

そういった道には「全車両チェーン装着規制」が発令されているところもありますので、スタッドレスタイヤだけで安心せず、必ずチェーンと併用してスリップ対策をしておくようにしてください。

サイズ・性能・価格などの違いによる、タント用のスタッドレスタイヤの選び方をご紹介しました。お住まいの地域の環境や求める性能・コスパなどによって、選ぶべきスタッドレスタイヤは異なります。この記事を参考に、改めて車の雪道対策を検討してみてくださいね。

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