ユーティリティ用シャフトおすすめ15選｜70台・80g台も！スチール・ハイブリッド？

素材やメーカーによって、打感・飛距離・弾道操作などが変わってくるゴルフクラブのシャフトですが、ゴルフを始めたばかりの方の中には、ゴルフクラブのシャフトについて、じっくりと考えたり選んだりしてる人は多くないはずです。

実は、自分に合ったシャフトを選ぶのは、スコアアップのために非常に重要です。シャフトを変更するだけで、一気にゴルフが上達する場合もあります。特に、初心者の方でも使いやすいユーティリティは、シャフトを変えるのに打ってつけのクラブです。

この記事では、選ぶのが難しいユーティリティのシャフトについて詳しく掘り下げていきますので、ぜひ最後までご覧ください。おすすめのユーティリティ用シャフトや、スチールシャフトとハイブリッド用シャフトとの違いについても解説します。70g台・80g台のシャフトも必見です。

ウッド型ユーティリティはスイングスピードがなくても、ボールを高く遠くに飛ばせます。スイング力に自信がない方はもちろん、女性や初心者にとっても扱いやすいクラブです。

また、スイートスポットが広く、ミスショットが出にくい形状をしています。フェース面（ヘッド先端のボールとの設置面）が丸いので、打点位置でボールの弾道が変化します。

アイアン型ユーティリティは弾道のコントロールがしやすく、操作性を重視する方におすすめです。ウッド型よりもボールの飛距離は落ちるため、スイング力がある方や上級者の方に向いています。

フェース面が平らで、頭で描いた通りにボールを飛ばしやすいのがメリットです。また、力強いボールが打てるので、風の影響も受けづらいのが特徴的です。

ユーティリティ用シャフトもハイブリッド用シャフトも同じゴルフクラブを指すので、機能面での違いはありません。一般的な呼び方が違うだけで、「ユーティリティ」は主に日本、「ハイブリッド」は主に欧米で使用されています。メーカーによっては、アイアン型をハイブリッド、中間をユーティリティと呼ぶところもあります。

シャフトの硬さ(フレックス)は、下記のようにアルファベットで表記されます。

• L(レディース)：女性、初心者向け
• A(アベレージ)：力が強い女性向け
• R(レギュラー)：男性向け
• S(スティッフ)：力が強い男性向け
• X(エキストラ)：ハードヒッター

Lが最も柔らかく、Xが最も硬いシャフトです。柔らかいシャフトはしなりやすく、飛距離を伸ばすのに最適です。硬いシャフトはヘッドスピードの分だけ、強く直線的なボールを打てます。

シャフトの重さは、スイングする際にヘッドの重さを無理せず余裕を持って感じられるものを選びましょう。重すぎはスイングの安定性が悪くなり、軽すぎは打点のブレに繋がってしまいます。

ユーティリティの基本的な重さは、フェアウェイウッドより重く、アイアンより軽く設定されています。一般的なユーティリティに使われているシャフトは、カーボン製の場合は50g台・スチール製の場合は90gです。

メンズにおすすめの重さは70g～80g台になります。レディースは50g前後が最も扱いやすいです。

フェアウェイウッドに使われているシャフトと同じメーカーに合わす方法もあります。ユーティリティはフェアウェイウッドよりもシャフトが短いのが一般的ですが、メーカーによってその長さは異なります。

別のメーカーのものを選んだ場合、ユーティリティのほうがフェアウェイウッドよりも長いシャフトになってしまう可能性があります。その場合、ユーティリティが持つ打ちやすさなどの特性が十分に発揮されなくなってしまいます。

シャフトの素材は、カーボン製とスチール製が存在します。初心者の方・楽にボールを飛ばしたい方は、カーボン製がおすすめです。カーボン製は軽く、しなりやすいのが特徴的です。スイング力が弱くても、遠心力で飛距離をカバーできます。

反対に、スチールシャフトは硬く、重量感があります。ヘッドがブレにくいのでミート率は上がりますが、ヘッドスピードが必要になります。力が強い男性におすすめです。

元調子は、シャフトの手元側(グリップ側)がしなるように設計されているのが特徴です。商品説明では『ハイ』と表記されます。手元側がしなるため、トップで切り返すときに自然なタメをつくりやすい点がメリットです。一方、ボールを捕まえにくい・インパクトでロフト角を大きくしにくい・低弾道になりやすいなど、初心者には扱いにくい点がデメリットです。

• 上級者におすすめ
• 手元側がしなりやすい設計
• トップで自然なタメをつくりやすい
• ボールを捕まえにくく低弾道になりやすい

中調子は、手元と先端の中間あたりが最もしなるように設計されているのが特徴です。しなり方にクセがないので、安定感のあるスイングが行えます。シャフトのしなりによる影響をおさえたい方や元調子・先調子のシャフトがしっくりこない方は、中調子のシャフトを試してみてください。商品説明では『ミドル』『ミッド』などと表記されます。

• ボールへの影響をおさえたい方におすすめ
• 元調子と先調子の中間がしなりやすい設計
• クセが少なく万人向けのシャフト

先調子はシャフトの先端側がしなりやすいように設計されていて、商品説明では『ロー』と表記されます。ヘッド側がしなって初速が上がるため、女性やシニアなど力の弱いゴルファーでも飛距離を出しやすい点がメリットです。また、インパクトでロフト角が大きくなりやすく高弾道が出やすいので、初心者ゴルファーにも向いています。

• 初心者・女性・シニアゴルファーにおすすめ
• 先端側がしなりやすい設計
• ボールを捕まえやすい
• 初速があがりやすい
• 高弾道が出やすい
• 飛距離を出しやすい

シャフトは長くなるにつれ、飛距離が伸びます。一方、球をとらえるのが難しくなるのが特徴です。短い方が曲がりが少なくなるので、中・上級者にはシャフトが短いものをおすすめします。

一般的な基準は、短いもので39インチ、長いもので42インチです。市販されている男性用の平均は40.4インチ、女性用の平均は38.9～39.4インチ程度になっています。わずかな差で打ちやすさは大きく異なるので、自分に合ったシャフトを選んでください。

スイングに安定感が出たり、扱いやすいといったメリットがあります。スイングは他のクラブとの重量の差でやりやすさが決まるので、ドライバーとは重量に差をつけるといいです。また、ユーティリティにはユーティリティのシャフトが一番マッチし、安定性が高く扱いやすさが違います。

ユーティリティ用シャフトは、クオリティやブランドによって数万円するものもあります。欲しいシャフトが高額な場合は、ネットオークションやフリマアプリをチェックしてみてください。

ユーティリティの寿命は15年と言われています。数年間使用されただけの中古品は、まだまだ使えるうえに、新品で購入するより安く入手できるのでおすすめです。

ユーティリティは、自分の好きなブランドのものを選ぶのもゴルフを楽しむ大切なポイントです。以下の記事では、コブラ・タイトリスト・PING(ピン)・テーラーメイドなど人気ブランドのユーティリティを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。リーズナブルな値段で購入できる中古品や、歴代名器といわれる商品も紹介しています。

今回は、ユーティリティ用のシャフトについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたか？自分に合ったシャフトを使えば、打感が良くなり、スコアもアップします。理想に適うシャフトを見つけて、自分だけのオリジナルのユーティリティを作ってみましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。