グラベルロードおすすめ14選｜いらない？後悔する？アドベンチャーとの違いも

グラベル（Gravel）とは英語で砂利を意味する単語で、グラベルロードバイクとは砂利道も快適に走れるロードバイクと言えます。人気が沸騰している注目バイクで、各自転車メーカーも続々と新モデルを投入しています。

しかし、新しいカテゴリーの自転車なだけに興味はあってもあまり詳しくは知らないという方も多い自転車です。そして、実際に使ってみた方からの評判はとてもいい自転車です。

そこで、クラベルロードとはどのような特徴を持ち、どのような乗り方ができる自転車なのかを紹介します。選び方のポイントや、2022年の注目の新モデルや、5万円以下で買えるおすすめのコスパ最強の安いグラベルロードバイクも紹介します。最後までお読みいただき、後悔のないグラベルロードバイク選びをしましょう。

グラベルロードバイクは路面の状態を選ばず、どのような道でも爽快に走れる自転車です。現在利用されている方にも、通勤や通学・ロングツーリング・ソロキャンプなど幅広い使われ方をしています。

特に、ツーリングやキャンプなどでは走りやすい舗装道路ばかりを選ばなくていいので、経路の幅が広がり、さらに楽しい走行ができます。そして安いものでは5万円程度で購入できるコスパ最強のモデルも揃い、比較的手に入れやすい自転車であることも人気の秘密です。

グラベルロードバイクのハンドルはロードバイクと同じように、長距離とスピード走行に適したドロップハンドルが多いです。しかしロードバイクと違い、多くのグラベルロードバイクには悪路走行でもバランスが取りやすい幅広のハンドルが使われています。

また、一般的なロードバイクよりもハンドル位置が若干高めで、少し体を起こした走行姿勢となります。グラベルロードバイクの求める悪路でも疲れの少ない安定走行には、少し体を起こした姿勢が適しています。

グラベルロードバイクは悪路走行を想定していますので、太めのタイヤが取り付けられています。太いタイヤは未舗装道路の凸凹をよく吸収し悪路での乗り心地をよくします。また、通勤や通学で使う際も道路の段差を乗り越えるので、太めのタイヤがおすすめです。

特に、グラベルロードバイクでは重い荷物を載せての走行も想定され、より一層振動が体に伝わりやすくなります。太いタイヤに合わせて振動吸収力に優れたサドルを選ぶのも大きなポイントになります。

グラベルロードバイクの多くは、制動力の強いディスクブレーキを採用しています。ディスクブレーキは雨の日や雨後の濡れた路面でもしっかりと効くブレーキで、元々はマウンテンバイクでもよく使われており、現在ではロードバイクにも搭載されるようになりました。

水溜りがあり泥を跳ね上げやすい未舗装路でも安定した制動力を発揮するディスクブレーキは、グラベルロードバイクでは特に有効的に働きます。

「グラベルロードはいらないのではないか？」と購入前に悩む方はたくさんいます。たしかに一般的な自転車に比べてグラベルロードは重量がありタイヤも重くて扱いにくいと感じる方もいます。

しかし乗り心地抜群で、長距離でも楽に運転できます。そのため自分がどのような道を走りたいのかよく考えてから購入すると、後悔がなくなります。

ロードバイクは舗装された道路を高速走行したり、レースしたりするのに特化したバイクです。それに対して、グラベルロードバイクは舗装された道路はもちろん、未舗装道路も快適に走る事ができる広い用途のバイクです。それ以外に荷物を載せての走行も考えて設計されているのもロードバイクとの違いです。

シクロクロスバイクも未舗装道路も走行できるバイクです。しかし、競技用として厳格な規格に基づいて設計されています。そのため、デザインの幅は狭いシクロクロスに比べ、グラベルロードバイクはデザインの自由度が高いと言えます。また、シクロクロスには安定性よりも軽量化を、乗り心地より加速性・高速性が求められています。

メーカーによってはアドベンチャーロードと呼ばれる自転車を販売しています。用途はグラベルロードとほとんど変わらず、オフ・オンどちらの走行も可能です。

違いを上げるなら、アドベンチャーロードの方が荷物を載せられる拡張性が高いものが多いことです。グラベルロード選びの中にアドベンチャーロードも含めるのがおすすめです。

各自転車には、その自転車の使用目的を達成するため、それぞれ異なった太さのタイヤを着装しています。一般的に細いタイヤは高速走行が目的で、太いタイヤは凸凹の多い道での振動を抑えるのが目的です。

そのため、グラベルロードバイクには未舗装道路の凸凹道の走行でも安定感があり、乗り心地のいい32c～47cの幅の太めのタイヤが使われています。一方高速走行が目的のロードバイクには加速しやすい25cか28cのタイヤが着装されています。

自転車のフレーム素材には、軽さと安さが特徴のアルミ・耐久性と振動吸収に優れたクロモリ・圧倒的に軽く振動吸収に優れたカーボンの3種類があります。初心者の方や価格重視の方にはメンテナンスも楽なアルミフレームがおすすめです。

しかし、グラベルロードバイクで人気が高いのはクロモリフレームです。3つの中で最も耐久性が高く、キャンプに出かける際に重い荷物を積んで悪路走行するのに最適です。価格も比較的安いですが、重量が重く、錆が出やすいデメリットもあります。

ほとんどのグラベルロードバイクには制動力の強いディスクブレーキが装備されています。しかし、同じディスクブレーキでも、手で握った力の伝達の仕方の違いで油圧式とワイヤー式の2種類があります。

油圧式は軽い握りでしっかりとブレーキが掛かるのが特徴です。市街地でのストップアンドゴーが多い場合や長距離走行時には握力があまり必要ないのでおすすめです。一方、ワイヤー式は握力が必要ですが、作りが簡単で価格を安く抑えられます。多くのグラベルロードバイクは油圧式ですが、価格を抑えたい方はワイヤー式も狙い目です。

ホイールの固定方法には、工具なしでホイールの脱着ができるクイックリリース式とホイールが固定されているスルーアクスル式の2種類があります。

現在主流なのはスルーアクスル方式です。キャンプ用品のような荷物を積む場合にはクイックリリースでは固定力が足りず走行中に緩む可能性があります。その他にもメリットが豊富なスルーアクスル方式のフレームがおすすめです。

自転車の使用目的に応じて、拡張性の高いグラベルロードを選びましょう。拡張性の高さとは、どれだけ多くの荷物が積めるようにできるかで、その確認はフレームに付いているダボ穴（ネジ止めできる穴）の数で行います。

グラベルロードバイクでも、シンプルさを求めたモデルにはダボ穴が少ないものがあります。キャンプ利用などで多くの荷物を運ぶ必要がある方や、将来的にそんな使い方もしてみたい方は後悔のないようダボ穴の多いモデルを選びましょう。

グラベルロードバイクは悪路走行するためにタイヤやサドルで振動を制御しています。最近はそれらに加えサスペンションを搭載した、より多くの路面状態に対応できるモデルも登場しています。

マウンテンバイクに多く搭載されているサスペンションですが、それよりもストロークが短く、硬めのものが使われています。サスペンションの搭載によって、フロントエンドのグリップ力を高め、コントロールしやすく快適走行できるグラベルロードを実現しています。

ただし、サスペンションは頻繁にメンテナンスが必要なため「めんどくさい」と感じる方はリジットフォークのフレームがおすすめです。

「グラベルロードバイクは欲しいけど、値段が高くて手が出ない…」と感じる方もいますよね。そんな方におすすめなのが、中古ショップの利用です。メルカリ・ヤフオク・楽天市場などのECサイトでは、新規購入よりかなり安価で、中古品が販売されています。

特に楽天市場では、商品状態の説明が細かくなされているため、事前に詳しい状態をした上で購入できるので、ミスマッチが起こりにくいです。

ここではグラベルロードでロングライドできるかどうかについて、紹介していきます。グラベルロードはタイヤが太く振動吸収性に優れているのが特徴です。そのため長い距離を走るロングライドでは、負担が減る効果があります。

一方で重量があるため、坂道を走るのは大変といったデメリットもあります。メリット・デメリットや自分の走りたい道・距離を考慮してグラベルロードでロングライドに挑戦してみてください。

アメリカの自転車メーカーのキャノンデールから2022年4月に、グラベルバイクの新型「トップストーンカーボン」と、アルミフレームの「トップストーン」が発売されました。カーボンモデルは軽量でシンプル構造の小型サスペンションを搭載しています。価格は286,000～825,000円です。

アルミモデルはフルカーボンフォークが採用され、3つのマウントでより多くの荷物が取り付けられます。通学や通勤などにも使えるグラベルロードバイクです。価格は135,300～220,000円です。

アメリカメーカーのトレックのクロスバイク「FXシリーズ」の上位モデルである「FX Sportシリーズ」が2022年のフルモデルチェンジで、さらにグラベルロード寄りのモデルとなっています。

カーボンフレーム・ストレートハンドルで、従来32Cタイヤだったものを40Cタイヤに変更することでグラベル走行をより快適に行えるようになりました。各モデルともフロントシングルですのでシンプルな変速操作で乗れます。価格は187,000～225,500円です。

BIANCHIはイタリアの有名な自転車ブランドであり、創業130周年を迎えている老舗です。ロードレース向けの高性能な自転車を製造しており、おしゃれなデザインも揃っています。特殊な形状のカーボンフレームは美しいデザインと好評です。

JAMISは1979年にアメリカで創業されたバイクブランドです。高性能な自転車の仕上がりに定評があり、アメリカでも人気を集めてきています。アドベンチャーロードや一般向けのクロスバイクなど、幅広いタイプの自転車を製造しています。

FUJIは元々日本で始まったメーカーで現在はアメリカの自転車ブランドになります。スポーツ自転車を製造しているイメージが強く、グラベルロードも高性能だと評判があります。何度もテストを繰り返した結果、他メーカーにも負けないグラベルロードに仕上がっています。

GTはBMXから始まり、MTBでも数々の実績を挙げているアメリカの自転車ブランドです。激しい衝撃に耐えられるのを考慮したうえで、衝撃吸収による軽減を再現した自転車を販売しています。バランスも良く、安定した走りを求めている方におすすめです。

グラベルロードに似合うヘルメット探しに苦労している方はたくさんいます。グラベルロードはオンロード・オフロードともに走行するため、MTB用とロードバイク用のヘルメットのどちらがいいのか悩む方もたくさんいます。専門店に相談するとロードバイク用を勧められることが多いので、ぜひ検討してみてください。

またヘルメットをして頭がキノコ型になるのが嫌と感じる方もたくさんいます。横幅が狭いヘルメットを選ぶと、キノコ型に見えにくいので探してみてください。

E-bikeは電動アシスト自転車の一種ですが、一般のものと比べると機能性・アシスト力・走行性・走破性が格段にアップしています。モデルやアシストレベルによって違いますが、1回の充電で80～200kmの長距離走行ができます。

E-bikeは、体力のある人と体力のない人が一緒にロングライディングを楽しめる素晴らしいアイテムです。特に上り坂が苦手な方、年齢的に体力が落ちてきた方からの絶大な人気を得ています。もちろんグラベルロードのE-bikeもあります。

グラベルロードバイクに限らず、ロングライドを計画する際にはあらゆるアクシデントを想定して対策を取っておきましょう。アクシデントがその場で対処できるものであればいいのですが、自転車に乗れなくなる事態が起こることがあります。

そんな時にあると便利なのが輪行袋で、自転車を袋に入れて公共交通機関の利用もできます。また、ロングライドする場合にはリアキャリアとその上に取り付けられるバッグなどもあると便利です。

グラベルロードバイクは通勤・通学で使ったり、未舗装道路を走らなければ行けないようなキャンプ場に行ったりするときにも使える多用途な自転車です。使い方を限定せずにいろいろな走り方で、お気に入りの場所に出かけましょう。

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