原酒の日本酒おすすめ10選｜生酒との違いは？美味しい飲み方も紹介

酒屋やスーパーに行けばいつでも手に入る日本酒は、アルコール度数が15度前後ですが、搾りたての日本酒はアルコールが20度程度と高めです。一般的には加水によりアルコール度数を調整しますが、加水しないものを原酒としています。

加水しないため、日本酒が持つ本来のよさを堪能できると日本酒好きから注目されていますが、日本酒をよく知らないと、生酒や生原酒など種類の違いがよくわからず何を基準に選べばいいか迷ってしまう方も多いはずです。

そこで、この記事では原酒の特徴・生酒との違い・選び方を紹介します。記事の最後には、おすすめの原酒・美味しい飲み方や保存方法も紹介するので、ぜひ最後まで読んで購入の参考にしてください。

原酒とは、搾ったままで加水しないため濃厚な香りと味わいを楽しめるのが特徴です。アルコールは20度前後と高めで、ガツンとくる飲み口ながら甘みと旨味を楽しめるのも魅力と言えます。

各酒蔵で貯蔵庫から搾ったそのままを味わえるのが原酒です。加水しない日本酒は濃厚でまろやかさが際立ち、酒米の風味をダイレクトに感じられるため、酒米の種類でそれぞれに異なる風味を楽しめます。

日本酒には生酒・生原酒・原酒・無濾過生原酒など種類があり、それぞれに呼び名も異なります。原酒は搾った後加水をせず、生酒は搾った後火入れをしません。生原酒は加水も火入れも行わない搾りたてそのままの日本酒です。

ちなみに無濾過生原酒とは、加水と火入れ以外に濾過もしないため、濃厚で旨味がたっぷり含まれています。

一般的に原酒と呼ばれる日本酒は、アルコール度数が20度前後と高めです。ただし、原酒にも違いがあるため中には、アルコールが15度～17度前後のものもあります。原酒=パンチがあると思われがちですが、強めが苦手な場合はアルコール度数が低めの原酒から試すのがおすすめです。

日本酒は原料と精米歩合でも風味が変わります。原料に米と米麹を使用したものは純米酒、それ以外は本醸造酒です。精米歩合は低いほど雑味がなくスッキリとしており、割合やアルコール添加の有無でも種類が変わります。

原酒を購入する際は、原料や精米歩合にも注目しましょう。

日本酒度は、日本酒の辛さや甘さを表す指標（糖分の含有量）です。プラスになるほど辛口で、マイナスになるほど甘口になります。また、アルコール度数や酸度でも味わいが変わるので、自分好みの原酒を選びたいときは、日本酒度・アルコール度数・酸度もチェックしましょう。

ただし、これらはあくまでも目安ですので、神経質になる必要はありません。

日本酒は産地や貯蔵年数でも味わいが変わるので、同じ原酒でも産地や貯蔵年数で違いを楽しめます。原料・アルコール度数・精米歩合はラベルに記載されているのが一般的ですが、中には産地や貯蔵年数を記載している銘柄もあるので、購入の際はラベルもチェックしましょう。

直感でラベルデザインを選ぶと意外な出会いがあるかもしれません。

原酒ならではのガツンとしたパワフルさを楽しみたいときは「ひや」がおすすめです。飲みやすさを重視したい場合は、冷蔵庫で冷やしたり氷を入れてオンザロックにしたりといった飲み方もあります。

原酒をベースにしたカクテルも意外に人気があるので、柑橘系やベリー系などお好みのリキュールとのコラボもおすすめです。

原酒には賞味期限はありませんので、長期保存が可能です。ただし、美味しさを保ちながら最後までお美味しく飲み切りたいのであれば、保存方法にもこだわってみてください。直射日光が当たる場所や温度変化が大きい場所を避けましょう。

常温保存では1年程度、冷蔵庫で保存すれば2～3年は美味しく飲めます。こだわりたい場合は、日本酒セラーもおすすめです。

原酒は加水しないため、搾りたてそのままの凝縮された旨味を楽しめます。強いお酒が苦手でも、オンザロックやカクテルなどいろいろな飲み方があるので、自分好みの飲み方を見つけてください。飲みやすさを重視したい場合は、アルコール度数が低めの原酒から試すのがおすすめです。