硬式テニスラケットのおすすめ15選｜ラケット診断も！初心者＆中学生向けなど

硬式テニスラケットを取り扱っているメーカーは多く、さらには同じメーカーの中でもさまざまな種類のラケットが販売されています。硬式テニスラケットを選ぶ際にどのメーカーのどのようなラケットを選んだらいいのか迷った経験はありませんか。

現在、各メーカーからアマチュアでも手軽に扱える通称「黄金スペック」のラケットが販売されています。黄金スペックは各メーカーの売れ筋モデルであり、初心者～上級者までレベルを問わず使用できるため、大人気です。

本記事では、初心者や中学生にもおすすめの、硬式テニスラケットの選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品をご紹介します。自分にマッチしたラケットを見つけられる「硬式テニスラケット診断」についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

テニスには硬式テニスと軟式テニスがありますが、どういった違いがあるのかご存知でしょうか。実は軟式テニスは硬式テニスの派生として日本で発祥したスポーツです。

両者の違いは、ボール・ラケット・ポイントカウントの数え方などさまざまですがベースとなるルールは同じなので、テニス経験者であれば両者の違いを理解するのは容易です。使用する道具が違うため、それぞれの競技の道具の使いまわしはできません。

270g～290gの比較的軽いラケットは女性やシニアにおすすめです。テニスは長い時間ラケットを持って振り続ける必要があるため、ラケットが重たいと疲労が早くなってしまい、プレーに支障が出ます。

女性やシニアは、負担の少ない軽いラケットで確実にボールを打ち返しましょう。一方で、軽すぎるラケットは重たいボールに押し負けるデメリットがあります。女性でも高校生など部活で使用する場合は300g程度のラケットも検討しましょう。

300g前後のラケットは、テニスラケットの中でもラインナップが豊富です。一般的な男性や中級者以上の女性にはおすすめの重さです。300g程度の重さがあれば、強いショットにも押し負けなくなります。

高校生の部活でテニスを始める場合は、長く使うのを考えると300g前後のラケットがおすすめです。ラケットを比較する際に基準になるのが300gのラケットになるため、初めての利用に適した重さといえます。

310g以上の重いテニスラケットは、男性や女性の上級者向けで重たいボールに打ち負けないのがメリットです。初心者や中級者が使用すると重たすぎて早く疲労が生じ、故障する原因にもなります。

プロにもなると重たいラケットを使用しますが、一般プレーヤーではよほど力に自信があるか、上級者でない限りは扱いが難しいです。上級者で強いボールを打ち合えるようになれば購入を検討しましょう。

ラケット面の大きさで基準ともいうべき100平方インチですが、販売されているラケットの中で最も種類が多く、人気があるフェイスサイズです。黄金スペックの重さに当たるのがこの300gになります。

大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズの100平方インチのラケットは、現代の硬式テニスラケットで主流です。ラケット選びに迷ったら100平方インチのものを選んでください。

100平方インチよりも大きいラケットを通称「デカラケ」と呼びます。ラケットの面が大きいので、ボールを捉えやすく相手コートに返しやすいのがメリットです。

ボールを捉えるのが苦手な初心者や楽に返球したいシニアにおすすめの大きさになります。大きすぎるとコントロール性が落ちてしまうため、慣れてきたらサイズダウンも検討しましょう。

100平方インチよりも小さいモデルは、ボールの飛びを抑えたコントロール重視のラケットが多いです。ラケットの面が小さくなるため、ショットがブレにくくなります。

ボールが飛びにくいため初心者には扱いが難しく、中上級者でラケットを振り切ってボールを飛ばせる方におすすめです。ストローク中心のスタイルでガツガツ打ち込んでいきたい方は95平方インチ程度のものを選びましょう。

黄金スペックのひとつの要素でもある厚ラケは、フレーム厚が25mm以上のものをいいます。フレームが厚いと、ボールを反発する力があがるので楽に返球可能です。

初心者やシニアには厚ラケが使いやすく、中級者～上級者でも使用できるため、万人受けするラケットになります。ボールが飛びやすい反面、コントロールがしにくいデメリットはありますが、はじめての1本におすすめです。

中厚のラケットは、フレーム厚が21mm～24mmのものをいい、厚ラケよりも飛びを抑えたモデルになります。厚ラケからのステップアップには最適で、中級者に使いやすいモデルです。

厚ラケと比べるとコントロールしやすいため、ボールを打った感覚もより感じられます。パワーとコントロールのバランスが取れているため、扱いやすいラケットです。初心者の方でも、テニスを長く続けるのを見越して最初から中厚を選ぶ方法もあります。

薄ラケはフレーム厚が20mm以下のものをいい、ボールが飛びにくい反面、コントロール性能に優れています。ボールを捉えた間隔がわかりやすく、パワーがある男性や上級者にはおすすめです。

ラケットを振り抜きやすく、ストロークでどんどん攻めたテニスをしたい方は薄ラケを選択しましょう。初心者のうちはボールが飛びにくいため、扱いにくいです。

縦16本・横19本のストリングスパターンは、テニスラケットにおいて最も多いパターンです。多くのラケットに採用されているため、他のストリングスパターンとの比較の基準になります。

初めてラケットを買う方や、シニアの方は基本的には16×19のストリングスパターンのものを選ぶといいです。基本的なパターンになるため、中級者・上級者問わず愛用されています。

縦18本・横20本の目の細かいストリングスパターンは、ボールの飛びを抑えたコントロール重視のパターンです。一般的なプレーヤーでは取り扱いが難しく、プロや上級者向けになります。

ボールを捉えて喰いつく感覚がいいため、力があってガツガツ打っていけるプロや上級者には好まれているパターンです。ボールを中心で捉える能力があって、素早いスイングが可能になってから試してみましょう。

縦18本・横16本のラケットはSラケと呼ばれ、スピンに特化したラケットです。主にウィルソンから販売されており、スピンを楽にかけたいプレーヤーに愛用されています。

構造上ガットがよく動くため、ゆっくり打っただけでもボールにスピンがかかりやすく、ボールがアウトしやすいと感じている方におすすめです。一方で、ガットがよく動くため切れやすいデメリットがあります。

テニスラケットのグリップサイズはG1・G2・G3・G4と基本的には1~4でサイズ分けされています。グリップを持ってみて指1本隙間が入るくらいがちょうどいいサイズです。

女性であれば1~2、男性であれば2~3を選ぶ場合が多く、基本的には元グリップにもう1枚グリップテープを巻くため、グリップテープの厚みを想定して選ぶといいです。

トップライトのラケットは、重心がグリップ側にあるためラケットの重さを感じにくいです。手元に重心があると、ラケットの取り扱いがしやすく、ボレーなどの細かな動きにも適しています。

一方でラケットの先端が軽いため、ラケットを振った時のスイングウェイトが小さいです。そのため早いボールに打ち負けないように、ラケットの総重量が重たくなります。中級者～上級者向けのラケットです。

トップヘビーのラケットはその名の通り、ラケットの先端に重心があるものをいいます。ラケットの総重量は軽いものが多く、遠心力でラケットが振れるのでスイングウェイトが大きいです。

トップヘビーのラケットは細かい動きが苦手でボレーなどの動きはしにくくなります。一方で、小さな力でも早いウェイトでラケットを振れるためボールを楽に飛ばしたい方にはおすすめです。

ミディアムなバランスのラケットは黄金スペックと呼ばれるラケットに多いです。ラケットの中心に重心があるため、振りやすさ・ラケットの細かな動きのバランスが取れています。

基本的にはミディアムなバランスのラケットを中心に考えて、自身のプレースタイルやレベルに応じてトップヘビーかトップライトかを選択するといいです。

テニスラケットは取り扱っているメーカーが多く、ひとつのメーカーからもさまざまなモデル・デザインのラケットが販売されています。はじめのうちは基本的な性能を抑えたうえで、ラケットのメーカーやデザインで選ぶ方法もあります。

気に入ったデザインのものは愛着も沸きますし、プレーを続けるモチベーションにもなるためおすすめです。

テニスラケットの価格は最新モデルが25,000円前後、旧モデルで11,000円前後の場合が多いです。ここにストリングス(ガット)やグリップ・テニスウェア・シューズ等が必要になります。

はじめから高いラケットを選ぶものいいですが、旧モデルなどの比較的安価なラケットから試してみてもいいです。必ずしも安いラケットが性能が悪いとは言えないため、自分にあったものを選びましょう。

ここまでテニスラケットの選び方を多く紹介しましたが、種類が多くて迷う方が多いです。はじめてのラケットや購入して失敗しにくいラケットは「黄金スペック」のものになります。

黄金スペックはラケット重量が300g・中厚～厚ラケ・ラケット重心が320mm・フェイスが100平方インチのもので、初心者から上級者まで愛用されるラケットです。テニスラケット選びに迷ったら黄金スペックのものを選びましょう。

ヨネックス(YONEX)は東京に本社を置く、国産のブランドです。取り扱う商品はテニス・バトミントンなどのラケットやウェアなど多岐にわたります。日本人好みのデザイン・機能性を兼ね備えているため、幅広い世代に人気です。

ヨネックスは海外プロテニスプレーヤーも契約するほど有名で、ラインナップも豊富なため初心者から上級者まで愛用されています。

バボラはフランス発祥のラケットスポーツ専門のメーカーです。「ピュアドライブ」「ピュアアエロ」といった世界的に人気のテニスラケットがあります。

バボラは複数のシリーズ展開をしており、プロからアマチュアまで多くの人に人気です。有名なテニスプレーヤーでもあるラファエル・ナダルさんもバボラのラケットを使用しています。

ウィルソンは、アメリカのスポーツ用品専門メーカーになります。日本の有名テニスプレーヤー錦織圭さんが使用するメーカーとしても有名です。

ウィルソンだけでも複数のラインナップを展開し、初心者向けのものから上級者向けのラケットまで幅広いニーズに応えるものが揃っています。テニス好きなら知らない人はいない、ロジャー・フェデラーさんもウィルソンを愛用しているひとりです。

ヘッドはアメリカで発祥のスポーツブランドで、テニス用品の他、スノーボードなどさまざまなスポーツ用品を取り扱っています。テニスラケットはプロ・アマ問わず愛用され、人気です。

初心者向けの打ちやすいラケットからプロが使っているラケットまで種類が豊富にあります。有名なノバク・ジョコビッチさんが愛用するのもヘッドのテニスラケットです。

プリンスはアメリカのメーカーでラケットやウェアなどを取り扱うブランドです。多くのプロテニスプレーヤーに愛用されるプリンスは110平方センチの通称「デカラケ」を世に送り出したメーカーになります。

独自の飛ばしやすいラケットがあり、初心者におすすめのメーカーです。レベルに応じてラインナップが豊富なのも嬉しいポイントになります。

ダンロップはイギリスのブランドで、ゴムやタイヤのメーカーとして有名ですが、テニスラケットも販売しています。展開するラインナップが非常に豊富で、ユーザーのレベルに応じたラケットを選べるのがメリットです。

プロのテニスプレーヤーにも数多く愛用され、ラケットの使用感や性能は折り紙付き。初心者や中級者にも人気のメーカーです。

YONEXなどの一部のメーカーでは、テニスラケットのガットの点検・張替えだけでなく、自分に合った製品の診断を行えます。フローチャート形式の質問に何回か答えるだけで、自分に合った最適なテニスラケットを選べます。

初心者だけでなく中級者・上級者のラケットの特徴も解説してくれるため、テニスに慣れた方にもおすすめです。以下のサイトから診断を行えるので、自分に合ったテニスラケットを見つけたい方はチェックしてみてください。

テニスラケットはスポーツ店や専門店で購入可能です。専門店でテニスラケットに精通された方がいれば、ラケットの選び方について相談ができます。

また、ラケットを直接触れて、質感やデザインも自分の目で見られるため、お気に入りのテニスラケットが選びやすいです。その他、テニスに必要なウェアやシューズ・ラケット周辺アイテムの購入ができます。

ネットショップは店舗販売よりも安く販売されている場合が多いです。また、ポイント還元がある場合はさらにお得に購入できます。実店舗と同様に、ウェアやシューズも同時購入可能です。

デメリットとしては、直接触れて・自分の目で見られないため商品紹介や口コミで判断しなくてはならない点になります。ネットショップで購入する場合は、事前にリサーチしておくと選びやすいです。

テニスラケット単体ではテニスはできません。ボールを打ち返すにはストリングス(ガット)が必要です。ガットは消耗品のため、数か月に1回または切れたら新しいものに交換しなくてはなりません。

ストリングの太さや張り具合によって飛び方に違いがあるため、自分好みにカスタマイズしながら使用するといいです。ストリングスはカラー展開も豊富にあります。

グリップはラケットのベースとなる元グリップの上に巻きます。グリップも消耗品で、擦り切れてくると滑ってしまうため交換が必要です。いくつか種類が販売されていますが、特に理由がない限りは安いモデルでも問題ありません。

カラー展開が豊富なため、自分好みのカラーが選べるのも嬉しいポイントです。価格も安い商品が多いため、さまざまなメーカーを試してみましょう。

振動止めはプロはあまり使用しませんが、アマチュアレベルであれば使用するメリットがあります。振動を抑えると打球感や打球音が良くなり、打ちやすいです。

振動止めのデザインはかわいいものからかっこいいものまでさまざまで、気に入ったものを選びやすいのは嬉しいポイントになります。ほとんどの方が使用しているため、迷っている場合は一度借りてみて判断してみるといいです。

その他にも、あると便利なテニスグッズを紹介します。ひとつはラケットバッグです。中級者にもなればラケットを2本～3本持ち歩く場合が多いため、ラケットバッグがあればラケットや小物が収納できます。

テニスボールを拾う器具は、練習などで散らばったテニスボールを集めるのに適している商品です。なくても困りませんが、あると嬉しいアイテムです。

一般的に、中学校の球技では硬式ボールを採用していない場合がほとんどです。部活も同様で、テニス・野球では軟式ボールが採用されています。中学生の子ども向けにテニスラケットを購入する場合は、硬式ではなく軟式テニス用の商品を選びましょう。

なお、以下の記事ではソフトテニス最強ラケットのおすすめ商品16選を紹介していますので、あわせてご覧ください。

この記事では、最強のラケットを見付けるために、テニスラケットの選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品についてご紹介しました。テニスラケットは種類が豊富で迷う方は、ぜひこの記事を何度でも読み直してラケット選びの参考にしてください。