【2024】ひやおろしの解禁日は？日本酒のひやおろしおすすめ15選を紹介！

夏休みも終わりまだ残暑が残る9月になると、全国あちらこちらの酒屋さんや日本酒が飲める飲食店などには、「ひやおろし」がお目見えします。ワインでいうところのボジョレーヌーボーのように、毎年の登場を待ち望む日本酒ファンも少なくないようです。

ひやおろしに解禁日はないものの、お盆を過ぎたあたりから一斉に全国の酒蔵から出荷されます。店頭に並ぶのは9月に入ってからですが、なめらかな口当たりで飲みやすいと評判です。

とはいえ、種類があるので何を基準に選べばいいか迷ってしまいます。この記事では、ひやおろしの魅力や解禁日、2022年おすすめ商品を紹介します。辛口・甘口など、さまざまなうまいひやおろしをピックアップ。記事の最後にはおすすめのペアリングも紹介するのでぜひ参考にしてください。

ひやおろしはの語源は、ひや（常温）で卸すから来ています。冬にしぼった新酒を劣化させないために春先に火入れ※を行い、秋まで蔵で寝かせひやのまま卸すのが特徴です。通常は卸すまえに二度目の火入れをしますが、ひやおろしは二度目の火入れをしません。

春先に火入れをし秋まで寝かせるとゆっくり熟成が進み、日本酒本来のよさを味わえるのが特徴です。一度火入れをしているため、生酒よりも扱いやすいのも魅力と言えます。ひやおろしは期間限定のため、人気銘柄は発売前の予約の段階で完売になるのも珍しくありません。

※火入れ=殺菌処理

ひやおろしは、ボジョレーヌーボーのようにはっきりと解禁日が決まっていません。時期の目安は9月初旬に解禁され、11月中旬ごろまで出回っています。人気銘柄は、発売前から予約を受け付けるので、いち早くひやおろしを飲みたいときは予約がおすすめです。

一般的な日本酒はニ度火入れを行いますが、ひやおろしは一度のみのためフレッシュです。また、熟成により雑味のないまろやかな味になります。ゆっくり熟成が進むため、出荷時期でも味わいが変わるのも特徴です。

出荷時期による違いと、おすすめの飲み方を紹介するので参考にしてください。

ひやおろしは酒蔵による違いはあるものの、寒い地域では辛口、暖かい地域では甘口になる傾向があります。産地で口当たりが変わるので、辛口派は寒い地域の蔵元、甘口派は暖かい地域の蔵元が出荷している銘柄をチェックしてください。

銘柄による違いはありますが、ひやおろしの容量は大きく分けて大きく分けて180ml・300ml・720ml・1.8Lの4種類です。普通の日本酒であれば開封後も長期保存できますが、ひやおろしは、長期保存には向きません。容量は美味しいうちに飲みきれる量を見極めてください。

日本酒は好きだけど、詳しくはないといった初心者の方には、飲み比べセットがおすすめです。多くの種類があり、味わいも異なるひやおろしを少しずつ飲み比べできるのもいいです。飲み比べセットなら少量ずつ味わいの比較ができるのでお得です。

また、贈り物なら化粧箱付きのものがいいです。高級感のある化粧箱に入ったものなら贈り物などで特別感を演出できます。お歳暮に贈るならサイズにも気を配りましょう。保管に困らないよう、4合瓶サイズがいいです。飲み比べように贈るにも適しています。

ひやおろしは一度火入れを行っていますが、繊細なお酒です。基本的に冷蔵庫で保管してください。ただし、温度変化が大きいドアポケットはおすすめできません。できるだけ温度が変化しにくい奥で保存しましょう。

品質を保ちながら最後まで美味しく飲みたいのであれば、日本酒セラーもおすすめです。

ひやおろしは秋に出るお酒なので、秋の味覚とのペアリングがおすすめです。秋の味覚といえば、サンマ・きのこ・栗・松茸など、美味しいものがたくさんあります。ひやおろしのフレッシュさはコクのある食材とも合うので、チーズとの相性も抜群です。

秋の味覚とチーズやバターをたっぷり使ったグラタンなど、意外に合うので試してみてください。

毎年9月に登場するひやおろしは秋だけの日本酒ですが、11月頃まで出回っているので次のシーズンはぜひ「ひやおろし」を試してみてください。フレッシュで雑みのないまろやかな口当たりを楽しめます。ぜひ秋の味覚と一緒にひやおろしを堪能してください。