グレンアラヒーのおすすめ5選｜12年・15年などは品薄？やまやで売ってる？

グレンアラヒーは、世界でも評価が高いシングルモルトウイスキーです。スペイサイド地方で作られていて、ベンリアックの元オーナーであるビリー・ウォーカーが買収した蒸溜所としてもよく知られています。人気ゆえ品薄になっています。

1967年に作られた蒸留所で、もともとはブレンデッドウイスキー用に原酒を供給するための場所でした。シングルモルトの数は少なく知る人ぞ知る蒸留所でしたが、ビリー・ウォーカー氏が買収してからは、知名度が上がり注目を浴びています。

この記事では、グレンアラヒー12年・15年などそれぞれの熟成年数についての特徴・種類・おすすめの銘柄・おすすめの飲み方・やまやなどの購入できるお店などを詳しく紹介していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

グレンアラヒーは、フルーティーな香りとなめらかでキレのある飲み口が特徴です。特に近年発売されているグレンアラヒーは、高級感と重みがある厚い酒質を余すとこなく発揮しています。

以前はスペイサイドらしいウイスキーと言われていましたが、近年はガラッと雰囲気を変え、しっかりとした骨格と奥行きが感じられる豊かな味わいが楽しめます。

グレンアラヒー8年はペドロ・ヒメネスパンチョンとオロロソシェリーパンチョンの原酒を主軸に、バージンオーク樽原酒・赤ワインバリックの原酒をブレンドした銘柄です。バタースコッチの香りや干しぶどう・ハニーコムといったニュアンスもある、贅沢な味わいを楽しめます。

グレンアラヒー12年は、看板商品ともいえるウイスキーです。酒齢12年以上の原酒を使い、華やかさとスパイシーな味わいが楽しめます。香りはバタースコッチ・レーズンなどを使用し、甘くスパイシーな香りです。

力強い飲みごたえやフルーティーな甘みが味わえます。バランスが取れたウイスキーで人気も高く、品薄になりやすいお酒です。

グレンアラヒー15年は、ペドロヒメネスのシェリー樽・オロロソシェリー樽の原種を掛け合わせて熟成させたウイスキーです。バタースコッチ・ブルーベリージャムなどを使っていて、特にベリーの香りが感じられます。

口に含むと、シェリーの甘酸っぱさが感じられます。甘酸っぱく爽やか・華やかな味わいで、後半には柑橘系と苦みが楽しめます。

グレンアラヒー18年は、熟成期間が長いためアルコールの角が取れて、グレンアラヒーが初めての方も飲みやすい味になっています。

香りは、バニラとキャラメルの甘さの後に、南国フルーツのような酸味が感じられます。口に入れると濃厚でクリーミーな口当たりと共に、レーズンの甘さが楽しめるのでおすすめです。また、コクとスパイシーさがスッと鼻を抜けます。

グレンアラヒー25年は、現在のところ最長熟のグレンアラヒーです。レモンケーキの甘い香りとサルタナレーズンの香りが特徴です。アプリコットやパイナップルのような風味をメインに、さまざまな味へと変化していきます。

グレンアラヒー10年カスクストレングスは、スペイサイドモルトとしては珍しくしっかりとした骨格と奥ゆきのある味わいが楽しめます。

ヘザーハニー・モカの甘い香りが強く、スパイシーさやオレンジ・洋梨・レーズンなどのフルーティーな香りです。味は、ハニーの甘みやバニラの華やかさの後に、力強いスパイシーさが楽しめます。

中には、期間限定で販売されるものもあります。たとえば、イギリス・スコットランド「グレンアラヒー蒸溜所」の日本市場向け10年熟成限定商品の『グレンアラヒー10年 キュヴェカスクフィニッシュ』が、2022年に日本市場向けに6,000本限定で販売されました。

こちらは現在は販売されていませんが、このように限定商品が販売される場合があります。ぜひ情報をチェックは欠かさず行っておきましょう。

グレンアラヒーの特徴である、バタースコッチとシナモンの香りがしっかりと堪能できる飲み方は「ストレート」です。ロックにすると香りが少し抜けてしまうので、まずはストレートで飲むのをおすすめします。

その後に加水して、お好みの加減に調整するのがおすすめです。加水するとえぐみが出やすくなるので、入れすぎないようにしましょう。

ストレートやロックだときつく感じる場合は、ハイボールにするのがおすすめです。炭酸とシェリー由来の甘さにより爽やかな印象になり飲みやすくなりつつも、グレンアラヒーの強い風味もしっかり楽しめます。

種類が多いグレンアラヒーは、人気が高く品薄になることも多くあります。オークションでは定価の倍ほどの金額でやり取りされることも少なくありません。

看板商品ともいえるグレンアラヒー12年の定価は7,700円ですが、相場は17,000円と高めです。品薄で買うのが難しいだけあり、高額で購入する方もいます。

ネットショップでは比較的買いやすいグレンアラヒーですが、店舗での取り扱いはしていない場合も多いです。信濃屋・酒のやまいち・やまやなどの酒店ではタイミングにもよりますが、取り扱っています。

グレンアラヒーを店舗で購入するのなら、スーパーなどよりも専門のお店に行くのがおすすめです。

世界的に評判がいいグレンアラヒーは、スペイサイドでは珍しいしっかりとした骨格と奥行きのある味わいが楽しめます。人気が高く品薄が多いウイスキーですが、その美味しさは間違いなしです。本記事を参考に、甘さとスパイシーさの絶妙な味わいが楽しめるグレンアラヒーをぜひ飲んでみてください。