【2023】ジャイアントのロードバイクおすすめ20選｜安くて人気のカーボンも

ジャイアントは台湾を拠点とする世界有数の自転車メーカーです。フレームの製造では世界屈指の高い技術力を持ち、機械化された自社生産ラインで低価格で高性能な自転車を製造しています。

ジャイアントの自転車ラインナップは子供用からプロ用まで幅広くあります。今回紹介するロードバイクの中だけでもラインナップは多く、どのようなユーザでも自分に合った自転車を選べるようになっています。

しかし、ラインナップの多さが、選び方を難しくしている面は否めません。そこで、今回は少しでもジャイアントのロードバイクが選びやすくなるように、選び方やおすすめのロードバイクを紹介します。自分に合ったジャイアントのロードバイクで自転車ライフを楽しみましょう。

ジャイアントは、ポーランドに本拠地を置くロードレースチーム「CCCチーム」に機材の提供を行うなど、プロも認める高い技術力を持っています。その技術力が高級自転車ばかりでなく、初心者用の自転車にも生かされているところにジャイアントの魅力があります。

また、どのようなレベルの方でも自分の乗りたい自転車が選べ、ジャイアントの技術力を味わえます。しかも価格設定が安いので、ワンランク上のモデルを狙うのもおすすめです。

アルミフレームのロードバイクは価格と軽さのバランスがよく、初心者や価格重視の方におすすめです。ジャイアントのアルミ素材には3つのグレードがあり、高い順にALUXX SLR・ALUXX SL・ALUXXとなっています。グレードに合わせた強度と薄さを持ち、ALUXX SLRではカーボンに負けない軽量化が図られています。

カーボンフレームは、軽く衝撃吸収力に優れているため乗り心地は快適です。峠や山道などを登るヒルクライムやロングライド・レースに最適ですが、価格は高く20万円以上のものが多いです。しかし、力が一点に集中した場合の衝撃に弱く、転倒すると破損する恐れがあります。また、修理ができずフレーム交換になることもあります。

リムブレーキはブレーキパッドが、車輪を挟んでブレーキを掛けます。仕組みが簡単でパーツが少ないので、メンテナンスがしやすく交換部品も安く簡単に手に入ります。また、同じモデルであればディスクブレーキ搭載のものより安い価格設定です。ただし、タイヤの接地面に近い所で制動しますので、雨天時に制動力が落ちる場合があります。

ディスクブレーキは車輪の中心部分の円盤状の金属板を挟んでブレーキを掛け、雨天時や長い下り坂でも強力な制動力を発揮します。しかし、自分でのメンテナンスは難しくお店への持ち込みが必要になります。力の伝達方式にワイヤーで伝えるものと油圧で伝えるものの2種類があり、油圧式は軽いタッチで強い制動力が生まれます。

ほとんどのロードバイクのハンドルはドロップまたはブルホーンハンドルで、空気抵抗の少ない前傾姿勢で走ります。しかし、この姿勢はスピード走行には適していますが、体に負担が掛かります。時に体を起こしてハンドルの水平部分を握って楽な姿勢で走行する方は、ハンドルの水平部分にサブブレーキの付いたものがおすすめです。

通勤や通学だけで使うロードバイクならそれ程高級なモデルを選ぶ必要はありません。アルミフレームでリムブレーキの5万円～10万円台で十分です。その分を通勤や通学に必要な、スタンド・泥除け・ライト・バッグなどのオプション用品に使うのがおすすめです。休日のちょっとしたツーリングであれば十分走れます。

通勤や通学でも片道20km以上走るような方や、休日に100km以上のロングライドを楽しむ方はもう少しお金をかけて15万円以上の高性能で走りやすいロードバイクがおすすめです。また、長距離レースなどに参加したい方は20万円以上のカーボンフレームがおすすめです。自分がどのような使い方をしたいかを明確にしましょう。

レースバイクとして高い性能を持ったシリーズです。軽量化とペダリングパワーの高い伝達性で、しっかりとした推進力を発揮します。操作性や快適性にも優れ、上り坂でも走りやすいロードバイクです。

従来モデルからエアロ性能と快適性が向上し、ヒルクライム・クリテリウム・ロングライドなど、さまざまな乗り方ができます。将来的にレースにも参加してみたい方から初心者の方にもおすすめで、価格帯は297,000～1,595,000円です。

空気抵抗や路面抵抗の削減を最大限に追求したエアロロードバイクで、平地や起伏の緩やかな道を高速で走れます。空気抵抗を減らすために、ワイヤーケーブルをフレームの中に収め、ハンドルバーやステムも専用設計となっています。また、ディスクブレーキも専用設計となっています。

高いデザイン性と迫力ある外観も魅力で、トライアスロンやクリテリウムなどの競技に参加するライダーにもおすすめです。価格帯は407,000～1,056,000円です。

フレームからフォーク・ハンドルバー・シートポストまで、路面からの振動を吸収する工夫が最大限施されたロードバイクです。他のロードバイクに比べ、ハンドル位置がやや高くロードバイク初心者でも楽な姿勢で走行できます。

ロングライドには最適なモデルで、初心者から乗りこなせるのも嬉しいポイントです。ジャイアントの一般使用のロードバイクの中では、比較的ハイエンドな位置付けで、価格は341,000～814,000円です。

「TCR」の走行性能と「DEFY」の快適性を合わせ持ったオールラウンドに使えるアルミフレームのロードバイクです。太い32Cタイヤの「CONTEND AR」は、キャンプツーリングを楽しむためのベース車両としても最適です。

初めてロードバイクを購入する方や、いろいろな使い方をしたいライダーにおすすめのモデルで通勤や通学にも使えます。価格も117,700～286,000円と安くコストパフォーマンス抜群のロードバイクです。

ジャイアントはレース用の自転車のラインナップも多くあります。シクロクロスの世界標準バイクの「TCXシリーズ」、トライアスロン・タイムトライアルレース専用の「トリニティ（TRINITY）シリーズ」、グラベルレースのために開発された「リボルト（REVOLT）シリーズ」などがあります。

レース用バイクは、レースに参加したい方や、練習を積んで自分の成長を楽しみたい方などにおすすめです。初心者の方はロードバイクに慣れ、より興味が出てきてから考えましょう。

日本の女性チームが企画とデザインに携わった、女性に優しいジャパンモデルです。フレームは日本人女性の体格に合わせた設計で、身長140cmから乗れる「XXSサイズ」から用意されています。

グリップ・サドル・ペダルなどの身体が直接触れる部分にも、女性が快適に走行できるさまざまな工夫が施されています。また、デザインもファッショナブルで女性によく似合います。価格帯は71,500～110,000円と比較的リーズナブルです。

電動アシストでドロップハンドルのロードバイクです。走りは他のロードバイクと同様で、風を切る疾走感や山の頂上に辿り着く達成感が味わえます。体力的に家族や仲間と一緒に走れない方・登り坂が苦手な方・年齢的に体力落ちてきた方など、誰もが皆と一緒にロードバイクが楽しめるアイテムです。価格は550,000万円です。

「FASTROAD E+」のハンドルはフラットバータイプになっています。フラットバーのロードバイクは、ドロップハンドルと比べ走行姿勢が楽で初心者でも乗りこなしやすいタイプです。通勤・通学や街乗り・フィットネス、ロングライドまで広範囲に使えます。価格は462,000円です。

カーボンロードバイクやイタリアブランドの「ピナレロ」のロードバイクを詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください

ジャイアントでは、クランク一体型デュアルタイプのパワーメーターを自社開発して、スマートで効果的なトレーニングをサポートしています。自分のロードバイクの乗り方をチェックでき、レース参加者以外でも便利に使えます。「TCR」「TRINITY 」「PROPEL」の各シリーズの中に標準で装備されているものがあります。

GIANTのフックレスリムは、リム全体の強度を落とさずに軽量化を図りリムの内幅を広げています。更に強度が必要な場所を中心にカーボンを用い、最小重量で非常に堅牢な構造を実現しています。それにより、同じ体積のタイヤでも重量を軽くすることができます。使用できないタイヤもありますので、専門店で相談することをおすすめします。

チューブレスタイヤはマウンテンバイクで普及しているタイヤですが、ロードバイクの普及はいま一歩です。しかし、ジャイアントではロードバイクへの普及を図るために各モデルに標準装備したものをラインナップしています。タイヤのチューブレス化によりコーナリングスピードや乗り心地の向上・パンクリスクの低減などが図れます。

快適走行を行うための工業デザインと、美しさを引き立てるグラフィックデザインの両方を高め、乗りやすく魅力あるロードバイクに仕上げます。それぞれのライディングスタイルに合わせた、形状や色彩の美しさが目を惹きます。ビジュアルに個性を加えたい方におすすめで、各モデルにその技術を生かしたロードバイクのラインナップがあります。

ロードバイクはフレームからすべての部品を自分で用意して組み立てる方法もあります。個性的なロードバイクを組み立てられる魅力のある方法ですが、初心者の方にはおすすめできません。初心者の方は、まず完成車を購入して、そのロードバイクの部品を換えていくことで、個性的なものにしていきましょう。

店舗で購入する場合は必ず試乗して、サドルの高さやハンドル位置などフィッティングしてもらって購入しましょう。その際にはサイズの確認も大切です。ジャイアントのロードバイクにはXS～Lまであります、それに対応する目安の身長は下のようになっています。

• XS：身長155～170cm
•  S ：身長165～175cm
• M：身長170～185cm
• L：身長180～190cm

「Liv」には身長140cmから乗れるXXSがあります。

ジャイアントの自転車の新車は通常Amazonなどのネット通販では販売されていません。購入は基本GIANTストアとなります。しかし、大手自転車チェーン店や一般の自転車店に安く出ているモデルもあります。また、型落ちなら更に値引きされています。

また、中古で高級モデルを安く購入される方もみえます。近くに中古を扱う専門店があれば、こまめに覗くと、まれに未使用の新古品が出たりします。ただし、ほとんど場合調整が必要で、業者に頼むと数万円かかります。

初心者からプロレベルのロードバイクまで揃えているジャイアントですが、どのレベルのものでも他社の有名ブランドより比較的リーズナブルに購入ができます。浮いた予算を快適走行できるアイテムや目的地で楽しむために使い、より快適なサイクリングを楽しみましょう。