おしゃれなクロスバイクおすすめ12選｜ダサいメーカーとは？【かっこいい・レトロな製品も】

街中でスポーツバイクを見かける機会が多くなりました。特に多いのがクロスバイクで、特にビアンキ・ルイガノといったおしゃれなブランドは女性にも大人気です。シティサイクル以上の走行性能を活かし、通勤・通学用としても浸透しています。

おしゃれなクロスバイクを見て羨ましく思う一方「今からでもデビューできるか」と不安を覚える方も少なくありません。実のところ、クロスバイクはスポーツバイクの中でも敷居の低いタイプです。リーズナブルで乗りやすく、初心者・女性にもおすすめです。

そこで本記事では、おしゃれなクロスバイクの選び方・おすすめメーカーを紹介します。クラシック・初心者向け・かっこいいデザインのおすすめ商品12選もピックアップしています。気になるロードバイクとの違いも必見です。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

クロスバイクの特徴は走行性能を備えながら日常使いできるのが特徴です。要するに、クロスバイクは普段使いの街乗りから、休日のサイクリングにもいいスポーツバイクです。タイヤはロードバイクに比べると太めなので街中でも乗りやすくなっています。ハンドルはフラットタイプで走行姿勢も低くならず視界がよく長距離でも楽に走行可能で、自転車通勤や通学にもおすすめです。

一方、ロードバイクは走りに特化した設計がされているのが特徴です。クロスバイクより細いタイヤが搭載され、ハンドルはドロップタイプを装備しています。空気抵抗を抑え、ハンドルを持つポジションを変えれば姿勢が変えられ高速走行できます。

ポップなスタイルはアクティブな女性に適しています。フレーム・ホイールリムなどにビビッドな明るいカラーリングを施したおしゃれなクロスバイクは、見るからに活動的です。街乗り・サイクリング・フィットネスなど、趣味を兼ねて走行する方にぴったりです。

ナチュラルはポップ・レトロとも少し異なる、大人っぽくさりげないおしゃれさを演出するスタイルです。端的な例としては流行の北欧調スタイルが挙げられ、サドルやタイヤにクリーム・ブラウンなどの明るいカラーを採り入れたり、おしゃれな鋲付きのテリーサドルを採用したりといったものが該当します。

スポーティはロングライド・ダウンヒルといったアウトドアの用途に対応できるかっこいいスタイルです。ロードバイクもしくはマウンテンバイクに近いコンセプトで設計されており、走行性・耐久性に優れています。デメリットとして街乗り用としてはやや使いづらいほか、価格も高額です。

モダンは大人向けのシックなカラーリングを基調とするタイプです。具体的にはオールホワイト・モノトーンのように、少ない色数でインパクトのあるカラーリングが該当します。ビビッドな色を排し、上手に白系統を採り入れるのがポイントです。

レトロは、いわゆるクラシック・ビンテージと呼ばれるような懐かしいデザインを基調とするタイプです。たとえば、砲弾型のフロントライト・くすみカラーを採り入れたり、シティサイクル風のカゴを取り付けたりといったスタイルが該当します。走行性よりも自転車の世界観・雰囲気を大事にする方にぴったりです。

クロスバイクは基本的に街乗り・サイクリングのどちらもこなせます。街乗り中心の場合はデザインのいいおしゃれな車種を選びましょう。サイクリングには細いタイヤの車種が適しています。砂利道・坂道といった悪路がなくスムーズに走行できる環境なら、接地面を減らして快適な走りを楽しみましょう。

クロスバイクで通勤・通学を前提とする場合は、扱いやすく軽量なタイプがおすすめです。ただし機動性・走行性能とのバランスを考えるのがポイントです。遠距離の場合はスピードの出やすい10段以上の変速機能が付いたモデルを検討しましょう。

経路に坂道がある場合は、わずかな力で高い推進力を得られる電動アシスト付きがおすすめです。砂利道のような悪路がある場合は太めのタイヤが適しています。

サイクリング・ツーリングを前提とする場合は、多段階ギアを搭載したモデルがおすすめです。長距離を想定する場合は変速機能だけでなく、フレーム剛性・タイヤの太さといった要素も要求されます。車種によってはロードバイクに迫る走行性能を持った車種もあるものの、相応に高額です。

おしゃれなクロスバイクのサイズ・重さで注目すべきポイントは下記の2項目です。各項目の詳細を解説します。

シティサイクルにおけるサイズはホイールの大きさを指すのが一般的ですが、スポーツバイクの場合はフレームサイズ・ホイールサイズと2つの要素が複合します。特にフレームサイズは四肢を含む全身のリーチに関わるため、大事なポイントです。

フレームサイズ・適応身長の表記要領は470mm（170～185cm）のように簡易的なものが一般的で、上記の例では「フレームサイズ470mm・適応身長170～185cm」を表します。

工学的に明らかなように、重量の小さい物体ほど少ない力で動かせます。同様に、クロスバイクも重量の小さい車体ほど速度が出やすく取り回しも良好です。初心者の場合、重量の目安は13Kg以下がおすすめです。ただし重量の小さい車体は耐久性も低い場合が多いため、フレーム・タイヤなども合わせてチェックしましょう。

クロスバイクの走行補助機能で代表的なものは下記の2つです。以下で詳しく解説します。

変速機能はクランクの回転に必要な負荷を調節し、走行スピードの変化につなげる仕組みです。負荷を軽くすれば少ない力で回転させられるため、坂道を登る時に役立ちます。負荷を重くすると少ない回転で大きな動力を生み出せるので、長距離走行時に便利です。

クロスバイクは前輪・後輪それぞれに変速機能が付いているものが一般的で、街乗り中心であれば7～9段で十分足ります。長距離通勤・ツーリングには10段以上が望ましいです。

クロスバイクに採用されるブレーキの種類は、大きく分けるとディスクブレーキ・リムブレーキの2通りです。ディスクブレーキは車軸に取り付けた円盤をブレーキパッドで挟んで停止させるタイプ、リムブレーキはリムをブレーキシューで挟んで止めるタイプです。

ディスクブレーキは制動力が高いほか、雨の影響を受けにくいメリットがあります。初心者にはディスクブレーキがおすすめです。

アルミはスポーツバイク用フレーム素材のスタンダードです。低密度で質量が低いため非常に軽く、車体の軽量化を図るのにぴったりで、比較的コストも安いため、ミドルレンジまでのモデルに採用される場合が多いです。デメリットとして衝撃に弱い点が挙げられますが、投入量を増やして強度アップを図った製品も見られます。

スチールは主にシティサイクル・ママチャリ用として一般的な素材です。重くて錆びやすいものの、頑丈でリーズナブルなのが特徴になります。走行性重視の方には避けられがちですが、耐久性重視の場合や通勤・通学用にクロスバイクを購入したい方におすすめです。

カーボンは樹脂に満たされたカーボンシートをいくつも重ね、成形して作られる素材です。アルミを上回る軽量感に加えて耐久性も備えているため、カーボンフレームを採用した車体は全体的にコスト高の傾向があります。

カーボンフレームのクロスバイクはサイクリング・長距離走行におすすめです。まとまった距離を軽快に走りたい方にぴったりです。

クロモリとはクロムモリブデン鋼の略称で、スチールにクロムとモリブデンを添加した作られた合金素材です。ベースがスチールのため重量が大きい点はネックですが、剛性が高い上に熱・振動・歪みなどに強く、耐久性抜群です。

また独特の質感があるため、通好みの渋い自転車が欲しい方に適しています。カーボン・チタン製のフレームに比べて安いため、コスパ重視の方にもおすすめです。

クロスバイクは、用途に合わせてカスタムできる「拡張性」も楽しみの一つです。ドリンクホルダー・泥除け・サイクルコンピューターなどのパーツを好みに合わせて取り付けて、オリジナルのクロスバイクを楽しみましょう。

ビアンキはイタリアのスポーツバイク専門メーカーです。創業は1885年に遡り、自転車メーカーとしては世界最古といわれています。独特の「チェレステカラー」はブランドのアイコンであり、世界的に大人気です。

クロスバイクのラインナップではC-SPORT2 DISCが大人気。若者向けスポーツバイクの代表格ともいうべき存在です。

ジャイアントは台湾の自転車メーカーです。スポーツ車を中心に展開しており、独自工法に基づいて設計したフレームを採用しているのが特徴です。軽量化を図りつつ優れた剛性も実現しています。

全体的にラインナップのデザインは控えめであるものの、質実剛健でリーズナブル。海外メーカー製ながら日本人にも扱いやすいため、初心者・女性におすすめです。

ルイガノはカナダのスポーツ用品メーカーです。創業者のルイ・ガノー氏は元々プロの自転車競技選手であり、豊富な経験に基づいて機能美・造形美を追求した自転車作りをモットーとしています。

ヨーロッパ車のスタイルに大きく影響を受けており、洗練されたクラシックデザインにより多くのファンを獲得し、特に女性からの人気が高いブランドです。

FUJIは1928年に誕生した日本の老舗メーカーです。クロモリフレームを得意としており、剛性の高いクロスバイクを探している方にぴったり。クロスバイクの主なラインは街乗り向けのSTREET CROSSOVER・レトロ調のVINTAGE STYLEの2つで、どちらも普段使いできるおしゃれなデザインです。

ブリヂストンは電動式アシスト付きのクロスバイクをラインナップしています。わずかな力で高い推進力を得られるため、坂道や買い物帰りなどが苦になりません。野暮ったくなりがちな電動車のデザインをスタイリッシュにまとめているほか、日本のメーカーならではの優れた品質・信頼性も評価の一因です。

残念ながら、いわゆる「ダサい」クロスバイクを提供しているメーカーも存在します。このタイプのクロスバイクは格安でもフレーム・パーツなどの組み合わせに難があり、見た目もスマートではありません。

上記のようなダサいクロスバイクは、海外の無名メーカー製である場合がほとんどです。極端に価格が安く、デザインもイマイチの商品は避けるようにしましょう。

クロスバイクはパーツ交換によりカスタム可能です。カスタムすれば性能アップを図れるだけでなく、おしゃれも楽しめるため一石二鳥です。下表を参考に、自分だけの1台を作りましょう。

スポーツバイクの中でも、クロスバイクはおしゃれを楽しみやすいタイプです。マウンテンバイク・ロードバイクと比べて敷居が低く、街乗りにも適しています。本記事を参考に、ぜひおしゃれなクロスバイクでサイクリングに出かけてください。