女性向けクロスバイクおすすめ12選｜150cm前後の低身長向け自転車も【通学】

「おしゃれで乗りやすい自転車が欲しい！」と考えている方は多いですよね。実はクロスバイクは通勤・通学の交通手段や、長距離走行から普段使いまでできるので便利です。クロスバイクはロードバイク・マウンテンバイクと比べ、敷居が低いため女性にもおすすめです。

また40〜50代の方の中には「クロスバイクにおばさんの私が乗ると変に思われないか？」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし中高年の方がサイクリングを趣味にしているケースも多く、クロスバイクは全世代的に楽しめるアイテムなので安心してください。しかしクロスバイクはメーカーが多く選ぶのが難しいですよね。

そこで本記事では、女性向けクロスバイクおすすめ12選と選び方を紹介します。またジャイアントやルイガノ、ビアンキなどのおすすめのメーカーと、150cm前後の低身長向けのクロスバイクや、乗車に適した服装も解説するので最後までご覧ください。

クロスバイクはスポーツバイクの1種で、ロードバイク・マウンテンバイクの間に位置づけられる自転車です。耐久性・スピード・重量・取り回しやすさともに2タイプの中間に当たるため、軽量感・走行性のバランスに優れており、女性やスポーツバイク初心者に適しています。

またクロスバイクはロードバイクと比べて取り回し・メンテナンスなどの敷居が低く、価格もリーズナブル。ビアンキ・メリダといった有名メーカー製でも7～9万円程度から購入可能です。

4万円以下のクロスバイクは初心者におすすめです。スタッガード・ミキストフレームを採用したシティサイクル寄りのスタイルが多いため、街乗り・通学用に適しています。カゴ付きのものや、フロントステー付きでカゴを後付けできる車種も珍しくありません。

5～10万円は女性ユーザーに人気の高いモデルが集中する価格帯です。ルイガノ・ビアンキといった、街乗りに対応できてスタイリッシュな車種を展開するブランドのエントリーモデルが候補に挙がります。街乗りだけでなくある程度の長距離走行もこなせるため、ツーリングにもおすすめです。

10万円以上のクロスバイクは前後輪に変速機能が付いたタイプがスタンダードで、ロードバイクに迫る本格的な走りが楽しめます。一方でクロスバイクならではの取り回しの良さ・メンテナンス性の高さを活かせるのも利点。「ロードバイクには手を出しづらい」と考える女性にぴったりです。

クロスバイクで通勤・通学を前提とする場合は、扱いやすく軽量なタイプがおすすめです。ただし機動性・走行性能とのバランスを考えるのがポイント。遠距離の場合はスピードの出やすい10段以上の変速機能が付いたモデルを検討しましょう。

経路に坂道がある場合は、わずかな力で高い推進力を得られる電動アシスト付きがおすすめ。砂利道のような悪路がある場合は太めのタイヤが適しています。

クロスバイクは基本的に、街乗り・サイクリングのどちらもこなせます。街乗り前提ならスタイル重視でOKなので、好みの車種を選びましょう。敢えて補足するなら小回りの利きやすいタイプがおすすめです。

サイクリングには細いタイヤの車種が適しています。砂利道・坂道といった悪路がなくスムーズに走行できる環境なら、接地面を減らして快適な走りを楽しみましょう。

クロスバイクはロードバイク・マウンテンバイクの中間に位置づけられる自転車です。ロングライドを前提とするなら、多段階ギアを搭載したロードバイク寄りのモデルがぴったり。車種によってはロードバイクに迫る走行性能のものもあります。

フィットネスやアウトドア志向の方には、マウンテンバイクに近いタイプがおすすめ。フロントサスペンションを装着したハードテイル調の車種なら、衝撃吸収性もバッチリです。

アルミはスポーツバイク用フレーム素材のスタンダードです。低密度で質量が低いため非常に軽く、車体の軽量化を図るのにぴったり。コストも安いため、ミドルレンジまでのモデルに採用される場合が多いです。

アルミの弱みとして衝撃に弱い点が挙げられますが、投入量を多くするために強度アップを図った製品もしばしば見られます。

スチールはシティサイクル・ママチャリ用として一般的な素材です。重くて錆びやすいものの、頑丈でリーズナブルなのが特徴。走行性重視の方には避けられがちですが、耐久性重視の場合や通勤・通学用にクロスバイクを購入したい方に適しています。

カーボンは樹脂に満たされたカーボンシートをいくつも重ね、成形して作られる素材です。アルミを上回る軽量感に加えて耐久性も備えているため、カーボンフレームを採用した車体は全体的にコスト高の傾向があります。

カーボンフレームのクロスバイクはサイクリング・長距離走行におすすめ。まとまった距離を軽快に走りたい方にぴったりです。

クロモリとはクロムモリブデン鋼の略称で、スチールにクロムとモリブデンを添加した作られた合金素材をいいます。ベースがスチールのため重量が大きい点はネックですが、剛性が高い上に熱・振動・歪みなどに強く、耐久性抜群です。

また独特の質感があるため、通好みの渋い自転車が欲しい方に適しています。カーボン・チタン製のフレームに比べて安いため、コスパ重視の方にもおすすめです。

チタンは「純チタン」と「チタン合金」に分けられ、自転車用フレームに採用されるのはチタン合金です。チタンは金属であるにもかかわらずサビに強く、衝撃吸収性に優れています。しかも、軽量で見た目も美しいため高価値です。

非常に高額であるのがデメリットで、クロスバイクの扱いに慣れていない初心者には適していません。ある程度経験を積んだ中級者以上の方におすすめです。

スポーツサイクルではタイヤとは別に、フレームの大きさもサイズの構成要素に含まれます。フレームのサイズ・適応身長の表記は、470mm（170～185cm）のような要領が一般的です。

上記の例ではフレームサイズ470mmに対し、適応身長が170～185cmまでを表します。なお、150cm前後の低身長の方にはフレームサイズ400～420mm程度のものがおすすめ。フレーム・適応身長の表記が両建てのものを選びましょう。

タイヤサイズは走行性に関わるポイントです。小さいタイヤほどたくさん回転させる必要がありますが、大きいタイヤなら回転数が少なく済む一方で動力が必要になります。おもにクロスバイクは650C×23C・700C×25Cの規格を採用しており、「650C」は26インチ・「700C」は27インチに相当しタイヤの直径を表します。

また「23C」・「25C」はタイヤの太さを表し、数が大きくなるほどタイヤ幅が太くなる仕様です。雨や縦溝の道路を走行時にスリップしてしまう危険があるので、慣れていない方は安定性の高い「32C」ほどの太さのあるタイヤを選びましょう。

工学的に明らかなように、重量の小さいものほど少ない力で動かせます。走行性能を重視するスポーツバイクの場合は特に大事なポイントで、重量の小さい車体ほど速度が出やすく取り回しも良好。初心者は重量13Kg以下のモデルを目安に選ぶのがおすすめです。

ただし、重量の小さい車体は耐久性も低い場合が多いため、素材・フレーム剛性なども合わせてチェックしましょう。

クロスバイクの走行性・乗り心地はフレームの形状によって変わりますが、服装もフレーム形状に適したものを選ぶ必要があります。スピードの出やすいダイヤモンドフレームに対しては、乗り降りしやすく風の影響を受けにくいパンツスタイルがおすすめです。

一方、スカート着用を前提とする場合は、またぎやすいミキストフレーム・スタッガードフレームが適しています。

変速機能はクランクの回転に必要な負荷を調節するための、走行スピードを変化させる仕組みです。変速ギアを軽くすれば坂道や漕ぎ出し時の運転がスムーズ。反対に変速ギアを重くすると、長距離走行時に便利です。

クロスバイクは前輪・後輪それぞれに変速機能が付いているものが一般的で、普段使いであれば7～9速で十分。長距離通勤・ツーリングには10速以上が適しています。

GIANTは台湾の自転車メーカーです。スポーツ車を中心に展開しており、独自工法に基づいて設計したフレームを採用しているのが特徴。軽量化を図りつつ高い剛性も実現しています。

全体的にラインナップのデザインは控えめであるものの、質実剛健でリーズナブル。海外メーカー製ながら日本人にも扱いやすいため、初心者・女性におすすめです。

ルイガノはカナダのスポーツ用品メーカーです。ルイガノの自転車はヨーロッパ車のデザインに大きく影響を受けており、都会的で洗練されたスタイルにより多くのファンを魅了しています。

創業者のルイ・ガノー氏は元々プロの自転車競技選手であり、豊富な経験に基づいて機能性だけでなくアート性の高い自転車づくりを追及しているのが特徴。高いデザイン性・走行性を合わせ持っており、女性にも人気です。

ビアンキはイタリアのスポーツバイク専門メーカーです。創業は1885年に遡り、自転車メーカーとしては世界最古といわれています。かっこいいスタイリッシュなデザインが魅力で、独特の「チェレステカラー」はブランドのアイコンであり、世界的に大人気です。

クロスバイクのラインナップではC-SPORT2 DISCが圧倒的な人気を誇っており、スポーツバイクの代表格ともいうべき存在になっています。

ジオスはイタリアの名ロードレーサー、トルミーノ・ジオス氏によって創設された名門ブランドです。クロスバイクではロードバイクに迫る走行性能を持つAMPIO TIAGRAが代表的ですが、女性向けではLIEBEが大人気。低めにデザインされたフレーム形状は、スカート着用時でもまたぎやすい親切設計です。

ブリヂストンは電動式アシスト付きのクロスバイクをラインナップしています。わずかな力で高い推進力を得られるため、坂道や買い物帰りなどが苦になりません。

野暮ったくなりがちな電動車のデザインをスタイリッシュにまとめているほか、日本のメーカーならではの優れた品質・信頼性も評価の一因です。

コーダーブルームは、2007年にホダカ株式会社が設立したスポーツバイクブランドです。女性に人気のレイル26 は、コンパクトな設計によってサドルからハンドルまでの距離が近く、26インチと小さめのホイールなので、身長が140〜155cmほどの小柄な方でも走行しやすくなっています。

また軽量なフレームやパーツ素材を採用しているためスムーズな走行も可能です。ブレーキレバーは軽く握るだけでしっかり効くので安全に使用できます。シンプルなデザインで普段使いにもおすすめです。

トレックはアメリカに本社と工場を置く、世界的にも規模が大きい総合自転車製造メーカーです。トレックで人気のFX 3 WOMEN’Sは、車体の設計やサドルが女性の体型に合わせて作られています。

最も重心のかかるサドルには、骨盤の幅が広い女性に合わせて大きく幅広で厚手のクッションを採用し、お尻にかかる圧力を軽減しフィットする設計です。また肩幅の狭いに女性でも快適に走行できるように身体とハンドルが近い設計になっています。普段使いしやすく通学にも使えるので、女子高校生にもおすすめです。

「もっとオリジナリティを出したい！」・「荷物入れに便利なカゴを取り付けたい」と思っている方もいますよね。おもに、グリップ・スタンド・ライトなどのパーツは各メーカーから購入可能です。グリップを交換するだけでも、握り心地やペダルをこぐ力もがアップしますよ。

しかしカゴを取り付けたい場合は、角度やサイズによって合わないタイプもあります。そんな方は、カゴが標準装備されているクロスバイクを選ぶのがおすすめです。便利に乗りこなすためにパーツを交換してみるのも楽しみの1つといえます。

サドルはハンドルと同じく体の重心がかかり、乗り心地を左右する大切なパーツです。長時間にわたり走行するときや、はじめてクロスバイクに乗るときに、お尻の違和感を感じやすい方は多い傾向にあります。そんな方は女性用のサドルがおすすめです。

一般論として、スポーツバイクには裾の長い服装は適していません。スカートは典型例で、乗降しにくいだけでなく、なびいた生地がタイヤに巻き込まれる恐れもあります。スカート着用の上でクロスバイクを通勤・通学に使いたい場合は、スタッガード・ミキストフレームの車種を選びましょう。

服装に制限がなければパンツスタイルが最適です。タイト目のコーディネートは風の抵抗を受けにくく、見た目にもスポーティーでスタイリッシュ。最近は40代以上でも女性のクロスバイク愛好家は多く、趣味や服装面から若々しい生活スタイルを目指すのもおすすめです。

クロスバイクはスポーツバイクの中でも敷居が低く、女性に優しいです。街乗りやフィットネス用をこなせるだけでなく、ロングライドにも対応できます。本記事を参考に、ぜひお気に入りの女性向けクロスバイクでサイクリングに出かけましょう。